14話
更新が遅くなり申し訳ありませんm(_ _)m
(まさかわたしが悪役令嬢だったなんて!!どうしていままで気づかなかったのだろう・・・)
ともんもんと考え込んでいると
「シア?大丈夫かい?疲れた?」
「はっ!!アルお兄様、、」
「・・・シア?」
「あ、いえ!!ちょっとぼーっとしてただけです!!」
「ほんとに?体調悪いなら帰る?」
「いえいえ!!ほんとに大丈夫なので!!」
「そっか、、なにかあったら我慢せずに絶対言ってね?」
「はい!!ありがとうございます!」
そう言うとアルお兄様はまた大神官さまとの話に戻って行った。
(ふぅ、お兄様過保護なんだから。それにしても、、)
とチラッと前世での最推しであるノア様をみる。
(はぁぁぁ!!!生ノア様かぁっこいい!!!顔も声も大好きですぅ!!!)
と内心悶えながらチラチラと見ていると、バチっとノア様と目が合った。
「レティシア嬢?どうかなさいました?」
「あ、いえ!なんでもないです!!」
(あっぶな!!チラチラ見てるのバレるかと思った!)
「ふぅーん?」
「えへへ、、」
(うーん。疑われてる・・・)
すると、大神官さまとのお話が終わったのかお兄様たちが戻ってきた。
「シア。そろそろ帰ろっか」
「お話はもう終わったのですか?」
「あぁ。まぁ、うん」
珍しく、お兄様たちは歯切れが悪い返事だった。
そう。ここからだ。
お兄様たちが私に前よりもベタベタに甘やかしてくるようになったよのは・・・
「ほら、シア?屋敷に着いたよ」
「うぅん?」
どうやら、疲れていたのか帰りの馬車で眠ってしまったようだった。
まだ眠い目を開くと、お兄様たちの真剣な表情があった。
そして、お兄様が馬車から降りて、エスコートのために手を差し出してくれた。
いつものように手をとると、
グイッ
私の手がお兄様に引っ張れていた。
「お兄様?どうかしました・・・?」
お兄様の行動に不思議に思い、尋ねると、いきなり目の前で跪いたのだ。
「アルフレッド・ラバール!」
「クロード・ラバール!」
「「我は、レティシア・ラバールに生涯の忠誠と魂を捧げる」」
「ねぇ、シア。僕達は、これから何があっても君の味方だよ。どんなことからもこの魔術と魂で守りきってみせると誓おう。マイレディ?」
「シア。どんなことが起きても、一生俺たちはお前の味方であり続ける。敵はこの剣と魂で薙ぎ払ってみせる」
「「だからどうか、この手を取って頂けないだろうか?」」
(んん?なにこれ・・・私どうすれば!?)
お読みいただきありがとうございました。
次話も頑張ります。