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最初の謎



「ボクは君の味方だよ」


こんな状況を見てまでなぜそんなことを言うのだろう。

何故今更そんな面をしてまで───





ずっと傍観者でいるのか。






黒髪を腰の辺りまで伸ばしたぱっつん前髪のロングヘアーに赤いリボン、太正浪漫風のワンピースとブーツ。人形のような顔立ちによく似合った、そんな着こなしをした少女が訪れたのはとある一般家庭であった。遠くから見れば今のような現代にはなかなか見かけない雰囲気の少女が目立つ。

歩いている人たちも近くでこそこそと話をしながら彼女のことを噂しているが、目にもくれない様子である。


「…ここ」

小声で確認するように呟く。それからすぐにピンポーンと備え付けのチャイムを鳴らした。しかし、出てくるはずもなく少女はそのまま後を去る。それは当たり前だった。


彼女は手当たり次第に空き家を探して回っているのだから。

どういう目的で動き回っているのかは、一般人の私たちには定かではないのだが──それはともかく。




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