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突撃隊。

作者: caem


 これで最後かと思うと 何だか少し寂しい気がする


 もう片目しか残っていない 愛しのあの子からの


 帰ってきて また抱きしめてくださいという


 ようやく開けた缶詰めの中身は 血塗れになっていた


 全身に栄養が行き渡るようだ 片足も失ったのに


 もう戦闘機にも乗れないのに もう満足に歩けないのに


 空から敵がやってくるのなら 空き缶を投げつけてやる


 命中するかどうかは問題じゃない 最愛のひとに逢うために


 缶詰めを開けるために 奥歯も亡くなりました


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