十四話 高橋ノウンの反応
「ハハ、理由になってないのはわかる、けれども理由はすでに知っているはずだ」
泣いている理由はわからずともなぜクローであることを教えなかったか理由はある。
「まさか」
シハイルさんはハッとする。夜のせいで輪郭はわかっても目が充血しているのかわからないがな。
「ああ、そのまさかだな、俺は炎上するって言ったよな?だからだよ、俺は本当はデビューするにあったて現実味に耐えきれなくなって俺は初配信で炎上をすればいいと考えてたんだよ…ほんとは他の方法で炎上するつもりだったけれども…「嵐の王が不祥事を起こしてしまい、名声が落ちている、だから、元メンバーであるクローであることを明かせば自分も落ちると?」
「その通りだ」
「そう思っているならやばいぞ、ネットニュースなどを見てみろ」
「え?」
シハイルさんからこいつやばいやつ認定されているのか?なら悲しい。
しかしなんだろう、そう言われると気になる。
暗いところでスマホをいじると視力が下がると聞いたことがあるから屋内に移動しよう。
「シハイルさん、こっちきて見てくれ、心配だから」
「もちろん」
シハイルさんは少し鑑みながら一緒に屋上から去る。
心配なのは自分の炎上をしているかコメントを見ることの心配とシハイルさんの心配をしている。正直シハイルさんは目標であるSランクを目指すにはCランクの俺は抜かそうとしなければならない、しかしその壁は高いそう気づいたのだろう。初めてだからEランクにあがるのがいつになるのかわからない、だから途方のない道を歩き、そしていくら登っても届かない壁の前にいるように思えてもしかたないだろう。ほんとは俺はSランクなんだけどね。
「シハイルさん」
「なに?」
屋上からベンチがあるところに向かっている途中、俺はとあることを言う。
「ランクの昇格は条件があるのだがパーティーでないクリアできない条件もあるからな…その時は手伝うから…」
「ちょっと最後なんで小声になったの?聞き取れなかったじゃん」
「まぁまぁ、さてと」
「その身代わりの早さは褒めるな」
二人はベンチに座りスマホを取り出して、『高橋ノウン』そのワードで検索すると…
「は?」
思わず声を上げた。
「言ったでしょ?やばいって」
「なにスマホで調べてるの?」
魚井さんと水守さんがやってくる。多分屋上に俺が向かったことを知ったいたような気がする。
「高橋ノウンのネットの反応」
「あ〜、はいはい、クローであることをバラした時、配信切ってましたけど、ものすごくコメ欄が騒いでいましたもんね」
「そうですね」
なんだよ…なんで俺の評価が上がっているだろ。
とりあいず今日は帰宅することになった。
ノーヘル三期生高橋ノウンはクローだった会
『234…ハイウルフ
ノーヘルは大物をVダンにしたな』
『235…〇〇右衛門
確かに、それにしても三期生の面々すごいなー、切り抜きですでに3000万回再生された天使、阿波岡さきす、この中では一番覚えられていない可能性が高い魔法使い、伊原スタノ、Sランクになることを目標にするアタッカー、マイナスリ・ドール、クローである悪魔、高橋ノウン例年以上の逸材が入ったな』
『236…よっしー
逸材しか入っていないし、そして明日からそれぞれ配信するみたいだから、もう寝る』
『237…リゼーーーーーーミ
楽しみだから寝るのは同意』




