表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者の母ですが、魔王軍の幹部になりました。  作者: 野山 歩


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

492/550

エミリー6

 花の日の夕方、エミリーは父親とダミアンの3人でドルチェを訪れた。

 来訪を告げる呼び鈴を鳴らすと、すぐに門が開いてシヴァが出迎えてくれた。


「やあ、シヴァ、久しぶりだな。元気そうで何よりだ。今日は招待ありがとう」

「お久しぶりです。忙しい中、お呼出ししてすみません」

「なに、美味い酒と料理をごちそうになるんだ。悪い気はしないさ」

「楽しみすぎて、昼飯抜いてきました」


 御者台に座る父とダミアンの後ろから、エミリーも顔をのぞかせて挨拶をする。


「お招きありがとうございます。今日はごちそうになりますね」

「ああ、ミホも皆に会えるのを楽しみにして、張り切って準備していた。楽しんでくれ」


 敷地の中に入り馬車から降りると、ミホが食堂から出てきて出迎えてくれた。


「ようこそ。お待ちしていました」

「やあ、ミホさん。招待ありがとう。それからご懐妊おめでとう」

「ありがとうございます。ジェフさんもお元気そうで良かったです」

「これは私からの懐妊祝いだ」


 父がそう言って、うちで一番人気のホールチーズを渡すと、ミホさんはパッと笑顔になった。


「嬉しい! ありがとうございます」


(私の贈り物も喜んでくれるといいけど)


 エミリーはドキドキしながらミホさんの前に進む。


「こんばんは。今日はお招きありがとうございます。これは私からのお祝いです」


 そう言ってエミリーは大きな袋を差し出した。


「ありがとう。あら、結構重いわね。何かしら?」


 ミホは受け取って中を見ると、目を輝かせた。


「まあ! 布がこんなに! 凄く嬉しいわ」

「良かった。色々考えたけど、実用的な物がいいかなと思って」


 おむつや子供の衣服等、色々な用途に使えるだろうと、エミリーは予算で買えるだけの白い布を買った。


「ええ。本当に助かるわ。流石エミリーね」


 ミホはチーズと布の袋をシヴァに預けると、エミリーをぎゅっと抱きしめた。


「気の利いた贈り物をありがとう。大好きよ、エミリー」

「こんなに喜んでもらえて、私も嬉しいです」


 ホッとしつつも、ミホの感激ぶりにエミリーは少し驚く。


(でも考えてみたら、ミホさんの家族は男ばかりだわ。シヴァさんは大事にしてるようだけど、細かい所は気付いてあげられないのかも) 


 ミホは異国人で、以前もほとんどドルチェの中で過ごしていた。エミリーよりも同性の友人が少ないだろう。

 妊娠は病気ではないとは言え、身体にかかる負担は大きい。初産ではなくとも、他国での出産に不安はあるに違いない。


「あの、私は色々経験不足で頼りないだろうけど、女同士助け合いたいと思ってるから! 何でも相談してくださいね」


 エミリーが真剣な顔で言うと、ミホは嬉しそうに頷いた。


「ありがとう。歳は離れてるけど、エミリーは私の大事な友達だと思ってる。これからも宜しくね」


(ミホさんが私を友達だと思ってくれてたなんて!! 凄く嬉しい!!)


「勿論です! こちらこそ末永くよろしくお願いします!」


 2人でキャッキャッと笑い合っていると、ダミアンが花束を手にして近づいてきた。


「え〜っと、邪魔してゴメン。これ俺からのお祝いです」

「ありがとう。綺麗な花束ね。ん〜、いい香り」


 ミホはエミリーから離れて花束を受け取ると、顔を近づけて香りを楽しんだ。


「さっそく食堂に飾らせてもらうわね。さあ、どうぞ入って」


 シヴァとミホに続いて食堂に入った途端、美味しそうな匂いが漂ってきた。テーブルには色とりどりの料理が並べられており、ラーソンとレン、それとうっかり名前を聞きそびれたが先生と呼ばれていた男性が着席していたが、エミリー達が入ってくると立ち上がった。

 まずラーソンが片手を上げ、ジェフに親しげに声をかける。


「やあ、ジェフ。よく来たな。今夜は好きなだけ飲んでくれ」

「ああ、そのつもりだ。酒樽を空にされたって後で文句いうなよ」

「わはははは。飲み比べなら負けないぞ」


 2人は並んで背中をバンバン叩き合う。ジェフはラーソンは酒造りの腕と気さくな人柄を気に入っており、今では昔からの友達のように仲良くなっている。

 ジェフはラーソンとの挨拶が終わると、ミホの隣に立つレンを興味深そうに見た。


「ジェフさん、紹介します。息子の蓮です。蓮、こちらコックス領主で農場主のジェフさん」

「はじめまして、蓮です。母がお世話になってます」

「はじめまして。会えて嬉しいよ。エミリーから聞いていたが、成る程、ミホさんそっくりで利発そうだ」


 ジェフはレンと握手すると、その隣に立つ背の高い男を見た。男がにこやかに挨拶をする。


「はじめまして。ショーン・クラークといいます」

「ジェフ・コックスだ。よろしく…ん?」


 握手しようとしたジェフが固まる。


「…ショーン・クラーク? 賢者様と同じ名前だが、まさか…」

「そのまさかだよ。彼は正真正銘の賢者様だ」


 突然、隣接する事務所のドアが開いて、クリフォード元首が颯爽と食堂に入ってきた。


「フレディ!?」

「クリフォードおじ様!?」

「ええっ!?」


 まさかクリフォード元首がいるとは思わず、エミリーもダミアンも思わず声をあげてしまう。


「ははは。サプライズ成功だな。ジェフ、エミリー、それにダミアン、久しぶりだな。元気にしてたか?」

「ああ、しかし驚いたな。まさか賢者様と国家元首に会えるとは思わなかったぞ。一体どうなってるんだ!?」


 ジェフが説明を求めてるようにシヴァを見る。


「ショーンはレンの師匠で、今では我が家の一員なんだ」


 クリフォード元首が頷く。


「ショーン殿とは仕事で毎日のように会っているんだが、先日、今日の食事会の事を聞いてね。私も参加させて欲しいと願い出たんだ」

「そうだったのか。さぞ忙しいだろうに」

「ああ。スケジュールを調整して、死に物狂いで仕事を終わらせてきた」


 ジェフは両手を広げてクリフォード元首に近づくとギュッと抱きしめ、その後、ポンポンと背中を軽く叩いた。


「生きて帰ってくれて嬉しいよ」

「ああ。私もこうして、また会えて嬉しい。これからも宜しく頼む」


 2人の様子を見ているうちに、思わず込み上げてきた涙を、エミリーはそっと拭った。

 戦争が始まる前も、始まってからも、そして終わった後も。ずっとずっと、父は友人のクリフォード元首の事を心配していたのだ。こうして再会の場所を提供してくれたミホさん達には、感謝しかない。


 ジェフはクリフォード元首との挨拶が終わると、ショーンに向き直り握手を求めた。


「会えて光栄です、賢者様。改めてよろしくお願いします」

「その呼ばれ方はどうも慣れなくて…。どうかショーンと呼んで下さい」


 2人が話している間に、エミリーとダミアンはクリフォード元首に挨拶をした。


「クリフォードおじ様、お久しぶりです。会えて嬉しいわ」

「ああ、エミリー。益々綺麗になったね。カミラも会いたがっているよ。いつでも遊びにきてくれ」

「ええ、近いうちに必ず伺うと、おばさまに宜しくお伝えください」

「ダミアン、随分と逞しくなったな。元気そうで何よりだ」

「ありがとうございます。クリフォード元首もご健勝な様子で安心しました」


 ダミアンの挨拶にクリフォード元首が目を細める。


「わんぱく坊主のダミアンが、すっかり大人になったもんだ」


 子供の頃の色々なやらかしを知られているダミアンが、参ったなぁと頭を掻く横で、エミリーはショーンと向き合った。


(わぁ、賢者様って緑色の目をしてるのね。知的で優しそう)


「エミリー・コックスです。先日はご挨拶できずに失礼しました。こうして賢者様にお目にかかれて光栄です。よろしくお願いします」

「こちらこそ、よろしくお願いします。エミリーさんの事はミホさんから聞いて、会ってみたいと思ってました。どうぞショーンと呼んで下さい」


 ドキドキと緊張しながら手を差し出すと、ショーンは穏やかに微笑んで握手してくれた。


(まさか賢者様と話す日が来るなんて! 名前を呼ばれる日が来るなんて! きゃ〜っ!!)


 挨拶を終えたエミリーは、感激のあまり胸の前で手を組んで、脳内で叫んだ。周りに誰もいなかったら、飛び跳ねていただろう。

 ダミアンも賢者様とは知らなかったようで、同じく興奮しているようだ。


「挨拶が終わったようだな。ミホ、飲み物を」

「ええ。どうぞ着席して下さい」


 ミホに促されて、まずクリフォード元首が主賓席に着席すると、レンとショーンとラーソンも座った。エミリー達の席はクリフォード将軍から見て右側に準備されており、ジェフ、エミリー、ダミアン、ラーソンの並びだ。反対側はシヴァ、ミホ、ショーン、レンの席だった。

 

「飲み物はエールと果実酒の他にも、果汁100%ジュースも数種類用意しているから、お好きな物をどうぞ」

「まずはエールを貰おうか」

「私もエールを」


 皆、ラーソンのエールが大好きだ。結局、未成年のレン以外はエールを選んだ。

 エミリーが飲めるようになったのは最近だが、他のエールに比べて格段に味が良いと思う。フルーティーな香りとコク、爽やかな苦み。味に雑味がなくて、まろやかで飲みやすい。

 

 ミホが全員のコップを満たして行く様子を眺めていたエミリーは、誰もいない末席のコップにオレンジジュースが注がれるのを見て不思議に思った。


(誰のかしら? あ、もしかしてガロン君?)


 皆に飲み物が行き渡り、ミホが着席すると、シヴァが静かに話し始めた。


「コックス農場の皆さんとクリフォード元首を招待出来て、嬉しく思う。今夜は心ゆくまで食事を楽しんで欲しい」


 いよいよ食事が始まる。シヴァの歓迎の言葉に、エミリー達は拍手で応えた。


「乾杯する前に、もう1人紹介したい人物がいる。私の息子のガロンだ」

「おお、噂のガロン君か」

「あ、やっぱりあの席はガロン君だったのね」

「話は前から聞いてたけど、会った事ないもんな」


 ワクワクする私達と反対に、シヴァは少し緊張しているように見えた。


「ガロンは養子で血の繫がりはない。だが誰よりも優しい自慢の息子だ」

「ええ。素直ですごくいい子なの」


 ミホが頷いて同意する。知人に預けていたが、毎週会いに行ったりと随分と可愛がっている様子だったから、そんな複雑な事情があるとは思わなかった。


「ただこれから言う事で、あなた達を驚かせてしまう事、そして私達の素性を偽っていた事をお詫びしたい」


 エミリー達は戸惑いながら顔を見合わせた。


「フレディ、随分落ち着いているが、君は知っているのか?」

「ああ。私は全て知った上でここにいるし、彼等を信用している」


 クリフォード元首が重々しく頷いた事で、ジェフも納得したようだ。


「そうか。シヴァ、君達が普通じゃないのは薄々感じていたよ。こうして素性を告白するって事は問題が解決して、尚且つ私達を信用しているんだろう? これまでの付き合いもあるし、君達の人柄も知ってる。何を言われても君達を嫌いにはならないよ」


(まさか、お父さんの予想通りミホさん達は他国のスパイだったの? でも、でも…)


「私も。たとえミホさん達が何者でも、大事な友達なのは変わりはないから!」


 その言葉を聞いたミホは目を潤ませた。


「ありがとう、エミリー。私達は訳あって素性を偽ってたけれど、あなた達を大好きな気持ちは嘘じゃないわ」

「ミホの言う通りだ。出来ればこれからも、いい関係でいたいと思っている。これは私の本心だ」


 シヴァは頷いてから、テーブルの上で手を組み、静かに話しだした。


「それを踏まえて、どうか落ち着いて聞いて欲しい。私とミホは魔王軍幹部だ。ドルチェを拠点として、アビラス王国の動向を探る為に活動していた」


(…マオウグンカンブ? って何?)


 聞き慣れない言葉に首を傾げたエミリーの横で、ジェフが息を飲む。


「っ…!? 君達は…魔物だったのか!?」

「「えっ!?」」


 エミリーとダミアンはジェフの言葉に驚いて、シヴァとミホを交互に見た。

 2人とも到底、魔物には見えない。2人の表情から考えが分ったのか、


「私はダークエルフだ。今から変身を解いてみせよう」


 シヴァはそう言って、集中するためか少し俯いて目を閉じた。その途端、黒い髪がどんどんと色を失って白くなり、耳が伸びて尖っていく。


「これが本来の姿だ」

「「「……」」」


 エミリー達は驚きのあまり、口をパクパクさせる事しか出来なかった。

 てっきり国籍や職業を偽っているとばかり思っていたのだ。まさか人間じゃないなんて、誰が想像しただろう?

 エルフに戻ったシヴァは雰囲気がガラリと変わった。しかし静かな口調やこちらを見る穏やかな眼差しはいつも通りで、不思議と怖くない。


(ということは、ミホさんも!?)


 動揺しつつ視線を少しずらすと、ミホとばっちり目が合った。


「あ、私は見ての通り普通の人間だから、変身できないわ」


 へらっと笑ってヒラヒラと両手を振るミホの仕草に、緊張した空気が緩む。

 いち早く立ち直ったジェフがラーソンに声をかけた。


「ラーソン、お前は!?」

「あ? 俺は見ての通りドワーフだから、変身できないぞ」


 ラーソンもミホを真似て、ヒラヒラと両手を振る。

 あまりにもさらっと言われて、そうか、と納得しかけたエミリー達は、すぐにはっと我に返り、


「待って、待って、嘘でしょ!?」

「お前っ…、どういう神経してるんだ!?」

「そのまんまじゃん!? 隠す気0じゃん!」


 と、驚きと呆れ混じれにツッコミを入れた。


「そうは言っても、お前らだっていちいち種族を名乗ったりしないだろう?」


 ラーソンはポリポリと頬を掻きながら、悪びれもせずに言う。


「それに素性を隠してはいたけど、俺は酒や生活道具を作っていただけで、悪い事は何もしてない。これまでも俺を見てドワーフに似てるって言う奴はいたが、一緒に酒を飲んだ後は気にした様子もなかった。俺は、俺の造った酒を皆が美味いって飲んでくれたら満足だなんだ。一緒に楽しく飲むのに、人間だろうが、魔物だろうが、関係ない」


 飾らないラーソンの言葉は、エミリーの胸にストンと落ちた。


 初めてラーソンに会った時、噂に聞くドワーフにそっくりだな、と誰もが思った。同じキーナ人でもシヴァとは全然違うな、なんて失礼な事を言う人までいたくらいだ。

 だけどラーソンはそういう揶揄い混じりの視線を全く気にせず、いつでも自分らしく振るまい、豪快に笑う。その人柄に親しみを感じるようになった今では、誰も彼の容姿なんて気にしていない。


「…参ったな。悔しいが、お前の言う通りだ。まさか本当にドワーフだったなんてな」


 ジェフが片手を額に当てながら天井を仰ぎ、くっくっくっと肩を揺らして自嘲気味に笑う。

 ひとしきり笑った後、はぁ〜っと大きくため息を吐いてクリフォード元首を見た。


「フレディー、君はいつから知っていたんだ?」

「戦争中だよ。戦いに破れて部下を全員失った時、私は自死を選んだ。だが彼等が助けてくれたお陰で、こうして生きている。敗戦したにもかかわらず、国王1人の首で平和的に終戦出来たのも、全て彼等のお陰なんだ」


 驚いてシヴァを見ると、彼は頷いた。


「私も昔は人間が嫌いだった。魔石目的に魔物の命を奪い、森を荒らす人間は今でも憎い。だがミホや君達に会ってから、善良で信用出来る人間もいると知ったよ。

 それにエミリー達のお陰で、クリフォード元首が戦争反対派だと知る事が出来た。いくら人間が憎いとは言え、我々は争いを望んでいたわけじゃない。信じてもらえないかもしれないが、ドルチェで人間の動向を探っていたのも、戦争前に森の住人達を避難させる為だ」

「それと、蓮の情報が手に入らないかなって思って」


 ミホの言葉に、エミリーは不思議に思って質問した。


「ミホさん、どうして自分で探しに行かなかったの?」

「後で詳しく話すけど、私は蓮を奪った奴らに殺されかけて、死んだ事になってたから。怪我もしてたし、生きてる事が分かったら今度こそ殺されるって思って」

「ええっ!?」


 いつだって明るく笑って前向きなミホが、そんな大変な目に会っていたなんて全然知らなかった。


「蓮と無理矢理引き離された私は、帰らずの森に捨てられた。あいつらは私が魔物に襲われて死ぬように仕向けたの。でもね、ガロンが怪我をした私を拾って、家に連れて帰ってくれたのよ。ガロンに会わなければ、私はとっくの昔に死んでたわ」


 ミホがしみじみと言った。


「つまりガロン君は魔物なんだな?」

「ああ。体は大きいが、素直で優しい子だ」

「蓮と同じ15歳なの。エミリー達と歳が近いから、仲良くしてくれると嬉しいわ」


 シヴァとミホの言葉に、クリフォード元首も頷く。


「私もさっきまで同じ部屋にいたが、ガロン君は礼儀ただしく大人しかったよ」


 エミリーはダミアンと顔を見合わせると、笑顔で頷いた。


「私、ずっとガロンに会ってみたいと思ってたの」

「俺も、どんな奴だろうって気になってた」

「ああ。早く紹介してくれ。皆で乾杯しよう」


 3人の反応に気を良くしたミホが立ち上がり、事務所のドアを開けた。


「ガロン、お待たせ。出てきていいわよ」

「うん。でも、みんな俺を見て怖がらないかな?」


 ガロンの不安そうな声が聞こえる。


「大丈夫よ。ほら、おいで」


 ミホに促され、ガロンがおずおずと部屋の中から顔を出した。


「はじめまして。ガロンです。よろしく」


 鋭く長い爪。尖った牙。緑色の固そうな鱗に覆われた身体。太くて長い尻尾。


 人間らしい要素がない、大きなトカゲのような外見に、エミリーはひゅっと息を飲んで固まり、ダミアンはゴクリと大きく喉を鳴らした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
今の所誰も気を失わなくて良かった(笑)
[良い点] 良かったー。誰も倒れなくて 癒し手がショーンだけだったので ホッとしました^ ^ コックス牧場の皆さん寛容で良かったです。 あとあと、ミホの家族は男性だけの所 でに になってましたが で…
[良い点] いつもシンプル、ブレないラーソン 多文化共生とか多様性とか、こういうことだよなーと思わされる 悔しい、ラーソンなのに [一言] その恐ろしいでっかいトカゲこそ本作の良心且つ最も尊い存在…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ