プロローグ
二年前からずっと書きたかった話を書いてみようかなと思って今回書いてみました。
神とは、地球に住む人間は約何億年と見守り続けた存在――――しかし人間界つまり地上では『神様』と言うものはただの『存在しないもの』として認識している。
確かに実際してるものなのかすら分からないものを信じるのは人にとって『馬鹿けている事』と思っている。
しかし中には信じている人も少なからずいるだろう。
だがやはり信じるものはごく一部にすぎない、だいたい神という存在は『世界を創造した偉大なる者』として祭られている国もあるが我々人にとっては大きすぎる話なのだ。
結局存在してるかどうか分からないものを信じる事ってのは無駄なんだ。
少なくとも俺はそう思う。
「あーあ……もうこんな時間かよぉ」
―――だってさ本当に神様ってのがいるならどうして俺は今こんな事になってるのさ、友達もいない勉強もできない、何より俺の居場所は家しかない。
いるんだったらさきっと神様は不公平なんだ。
俺がどんなに努力したって手に入る物はなかった、努力すればするほど何故か落ちていく、下へ下へ……、
「――――そいえば今日ってゲーム新作の発売日だったけかぁ……」
ぴこぴこと鳴らしていたゲーム機の電源を落とし、外ようの服に着替えるもちろん帽子は欠かせない。
午前9時18分だ。
近くのゲームショップまでは約10分かかる、そして店が開く時間は午前9時30分だ。
「さてっ行きますか……」
鞄を背負い玄関へ向かい靴を履き外の世界へと踏み出す。
―――――運命ってのは残酷だ。
もし今日がゲームの発売日じゃなかったら?
もし自分がこの家のとなりに住んでいたら?
もしこのタイミングで外にでなかったら?
それは、なんのいたずらだろうか神様――――――……。
扉を開けると同時に空から一つの大きな卵が落下してきてピンポイントに俺にクリティカルヒットを与えた。
――――ゴッツゥーンっといい音がなり俺は衝撃でふらりと倒れた。
「っー……………………超…いってー……んなんだよぉ」
「まったくコレだから人間という奴はいやなのだっ」
ピクリと動く卵から子供らしき声がせ聞える、よく見ると卵にヒビが入っていた。
「えぇー……し、しゃべったー……」
パキッメリッと徐々に卵が割れ始め中からは小学生二年生ほどの大きさの子供が出てきた。
思わず悲鳴を出すところだった。
「ふぇー我がどーしてこんな事を……むっおい人間何我をじろじろ見ているのだ?」
「いや……たの……君は?」
「ふっふっふー聞いて驚け人間っ我は神族2914代目の人間共を見守る神様なのじゃ!」
「……神?」
偶然か必然か……どっちにしろコイツと出会って俺は何かが変わるそういう気がしたんだ。
――――――さぁプロローグはここまでにしよう。
これから始まるのはどんな物語なのだろう、これは弱い少年と小さな神様の物語。
恐らく不定期です。