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本の結末ー1

※かなりグロいです

【昔あるところに美しいエルフの王女様と最強種族と呼ばれた王様がおりました。


大変二人は仲が良く、大変国民に愛され、信頼されてきました。


そんな二人に2つの奇跡が舞い降りてきました。双子の赤ちゃんを授かったのです。



しかし長い間待ち望んだ無邪気な子供が目の前にいるなか、女王様は複雑な気持ちでした。禁忌を犯したのです


実はこの王国の跡継ぎは一人しか許されないのです。

もしも二人以上の人がいた場合、一番強い子を決めてその子を残して後の子は必ず追い出さなくてはならないのです。】


ここからページは破れていました。

あの二人の姉はここまでしか読んでいません。



この話には避けなければならない続きがあります


【…次の跡継ぎの決め方はいわゆる精神力。

痣を沢山つくるほど痛めつけ、外へも出さず、週に二回真っ暗な倉庫に閉じ込め、ひたすら痛めつけるということでした。


壊れたらそこで終了。勝った方が跡継ぎに相応しいということでした



女王様と王様は例え最高権力者でもこの掟に逆らうことは出来ませんでした。


双子に物心ついた時にはたまにしかご飯を食べささず、暗い部屋で過ごさせ毎日深く心を抉るような言葉を言いました。

毎日薄暗くカビ臭い部屋から【ガンッビシッ】などという音がなり響きます。



それでも二人は決して離れることはなく自信をもった誇りのある幸せそうな顔でいました。



女王様はその顔に激しい嫌悪心を抱きました。

毎日人を痛めつけるうちにそう…女王様は狂っていってしまったのです。

まるで自分が味わえないような…例え無表情でも嬉しそうなのが許せなかったのです。


そこである“計画”を女王様は提示しました。

王様は必死に止めました。でも女王様は狂っていく。もう誰も女王様を止めることは出来ません。



双子が11歳になった時。

女王様が二人を別々においやり閉じ込めました。その頃にはもう王様が愛した女王様は存在せず憎しみに溢れた悪魔でした。



それから一年を経て

女王様は、二人に剣を持たせました。

二人にとっては初めての凶器で興味津々で眺めていました。


そして女王様は薄ら笑いながらこう言いました。「それでヒトを殺せ…そしたらもう一人に会えるよ」と



感情というものをとっくの昔に捨てた双子にとっては容易いことでした。

双子は希望を胸に、会ったことのない初めての部屋の外、お屋敷内の人を片っ端から殺していきました。


時には白髭の執事さんを真っ二つに、綺麗なメイドさんを微塵切りに。



一通り殺しおえて、王女様は双子をある生臭くて真っ赤な区切られた部屋に入れました。


【ギギッ】と音がなり区切りが上がって区切りが無くなると、一年ぶりに双子は最愛の自分の片割れと面会したのです。



ーそうそれは最悪な再会でしたー



続く

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