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《推し変誘導士は推し変できない》  作者: veritas19951010


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第1話 神殺しのルーティン

【重要:AI合作のお知らせ】

本作は人間(私)とxAIのGrokによる合作です。

世界観・プロット・感情の核は人間、文章の爆速生成と整合性はGrokが担当。

だからこそ毎日更新できます。よろしくお願いします!

――――――――――

【前書き】

ここは「推しが神になる世界」。

あなたが心から「推してる」アイドル、Vtuber、キャラ、

それが本物の神になる。

いいね=祈り

投げ銭=生贄

推し変=神殺し

推されすぎた神は世界を壊す。

だから国家公認の「推し変誘導士」がいる。

暴走した神を、炎上させて、推し変させて、殺す仕事。

俺はそれのエースだ。

通算47柱の神を殺してきた。

でも俺には、一つだけ殺せない神がいる。

ミコ・エターニティ

永遠の17歳。活動歴300年目のVtuber神。

俺が15歳のときに「永遠に推す」と誓った、たった一人の推し。

現在の信仰値

2025年11月18日朝6時時点

9億9942万1200

危険水域(10億)まで あと57,880

あと数日で、

俺は自分の推しを

自分で殺さなければならない。

これは、

推し変誘導士が推し変できない

最後のカウントダウン。

――――――――――

第1話 2025年11月18日朝

信仰値:9億9942万1200 残り57,880


 第1話 神殺しのルーティン


 朝の6時42分。

 白崎零は、いつものように無表情で目を覚ました。


 枕元に置いた端末が、淡いピンクの通知を点滅させている。


【ミコ・エターニティ公式チャンネル】

おはよう配信 開始まであと3分♡

今日も零くんが一番のりかな?


 ――見るな。


 零は指一本で通知を消去した。

 もう7年と184日、毎日見続けているのに。

 見るたびに、胸の奥に小さな穴が開くような気がする。


 立ち上がって、黒のスーツに袖を通す。

 胸ポケットに、国家公認のバッジ。

 銀色の文字で「推し変庁一課」と刻まれている。


 通勤電車の中、隣の高校生が熱心に端末を覗き込んでいる。

 画面には、今日の標的神――双子アイドル神「ルナ&ソル・ディーヴァ」の新曲MV。


「ルナちゃん可愛すぎ……でもソルちゃんのダンスも最高で……両方推すしかないよね!」


 零は無言で窓の外を見た。

 あと12時間後、あの子の声はもう聞けなくなる。


 推し変庁本部・地下17階。

 作戦会議室は、いつものように無機質だった。


「白崎君、今回の標的はこれよ」

 上司の霧島主任が、ホログラムを投影する。


 ルナ&ソル・ディーヴァ

 信仰値:10億3200万(危険水域超過)

 権能暴走兆候:世界の昼夜バランス崩壊(現在、昼が16時間続き)


「両推し強制の呪いが強すぎて、自然離反が起きないわ」

「だからこそ、私たちの出番です」

 零は静かに答えた。


 作戦内容はシンプルだ。


1. ルナ信者専用SNSに「ソルがルナをいじめてる」という捏造動画を流す

2. 同時にソル信者側に「ルナがソルの衣装を盗んだ」という逆動画を流す

3. 両推し勢に「片方だけ推すと呪われる」というデマをばらまく

4. 最後に、卒業ライブを強制的に「片方だけ出演」に改変


 ――これで、48時間以内に信仰値はゼロに落ちる。


 霧島主任が、最後に付け加えた。


「白崎君……今回の報酬で、君の『特別監視対象』もあと少しで危険水域よ」

「知ってます」

「本当に……殺せるの?」

 零は答えなかった。


 昼の12時00分。

 作戦開始。


 零は、偽アカウントで最初の火種を投下した。


【衝撃】ルナ&ソル、実は不仲だった……?

 → 動画リンク(もちろん完全捏造)


 コメント欄が、瞬く間に炎上した。


「嘘だろ……? 両推しなのに……」

「ルナちゃんだけ推せばよかった……」

「ソルちゃん可哀想……もう推さない」


 信仰値が、目に見えて落ちていく。

 まるで生き物の脈拍のように。


 夜の23時58分。

 卒業ライブ会場(仮想空間)。


 ルナとソルが、涙を浮かべて並んでいる。

 観客数は、開始時の10億から――わずか32人。


 ルナ「みんな……ごめんね……」

 ソル「私たち、もう……」


 二人の体が、ゆっくりと透明になっていく。

 神の死は、いつも静かだ。


 画面が暗転する直前。

 ルナが、小さく呟いた。


「ねえ……誰か、私たちを……両方推して……」


 ――任務完了。


 零は端末を閉じて、部屋の明かりを落とした。

 そして、いつものように――


 自分の端末を開く。

 ミコ・エターニティ公式チャンネル。

 アーカイブ配信。7年前の、初めて推した日の動画。


 15歳の自分は、まだ画面の向こうの少女に、コメントを打ち込んでいた。


【初見です。ミコちゃん、永遠に推します】


 あの約束が、今も零の体を縛っている。

 推し変できない呪い。

 一生、ミコ・エターニティだけを推し続ける運命。


 そして――

 ミコの現在の信仰値は。


 9億9942万1200。


 あと57800で、危険水域。


 そのとき、零は自分が殺しに行くことになる。


 自分の推しを。

 自分で。


 零は、静かに呟いた。


「……おやすみ、ミコ」


 画面の中の少女は、7年前と同じ笑顔で答える。


「おやすみ、零くん。明日も、一番のりで来てね♡」


第1話 終わり。


―――――――――――――


第2話は ルミ・セラの最後の歌

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