第五日【情報屋】
ダンジョン探索から三日後…
民宿【旅ノ屋】
『この三日間ずっと考えたけど…全然理解出来ない…。』
ダンジョン最上階
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グロリア
『そうか…。その武器を持ってるということは…。そうかそうか…あの方が動き出す。こちらも先に準備しとくか…。』
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(あのお方とは一体…そしてこの武器についてもさっぱりわからない…)
コンコンっ
あおみん
「おーい!お客さんだよー!おーい!」
『ん?誰だ…?俺の知ってる人?』
あおみん
「ね!言った通りでしょ?全然記憶にないの!」
「ふぅん、それは困ったなぁ…。困った…。」
あおみん
「ほら!思い出して!色々な情報を貰ってたじゃない!」
『……。!!!わかった!悪徳情報屋のはやまるじゃないか!』
はやまる
「誰が悪徳だ!ちゃんと正規の金額で教えてるだろ!」
ジョジョ・銀シャリ
「「いや、たけぇーな。」」
はやまる
「お前らいつの間に…。」
『なんか久々にあったような気がするけど…。いきなりどうした?』
はやまる
「四人が行ったダンジョンを調査してもらった。その報告をしに来ただけだ。」
『そんな事、誰も頼んでないぞ!?』
ジョジョ
「俺が頼んどいた。どうみてもありゃおかしいダンジョンだったからな。」
銀シャリ
「そゆことー!俺もちょびっと!ちょびっとだけ、手伝ったけどね!」
はやまる
「ホント、ちょびっとだっな…。」
あおみん
「ははは…いつものことよ…。」
ジョジョ
「んで、結局どうだったんだ?」
はやまる
「結果から言うが…全くわからん!!」
「「はぁぁぁぁぁぁ!!!??」」
『……。』
はやまる
「ってのは嘘で。ただ、謎が多いのは事実。まずは敵の強さなんだけど、通常ダンジョン最上階レベルの奴らが下層部に降りてきていた。これは誰がの指示により降りてきてる。」
『誰かの指示…。あの最上階に居たボスだと思う。あいつは何故かこっちの言葉も理解して、自らも話してた。』
あおみん
「え?話したの!?なんて?」
(やべっ…。剣の事、言えねぇ!とりあえず…)
『あのお方が動き出す。とだけ聞こえた。』
はやまる
「ま、まて!その話は本当なんだな!?そいつは【あのお方】と言ってたんたな!?」
『う、うん。そう言ってた。』
はやまる
「そ、そうか…。ちょっとこれは早々に調べないとな…。もしかしたら、今回の不思議なこと繋がる気がする。ってとは…こんな所で油売ってる場合じゃねぇ!!」
ジョジョ
「どうゆうことだ?何かまずいことでもおきるのか?」
『そういうことなんだな…はやまる…。』
はやまる
「そうだね…。多分良いことじゃない。寧ろとてつもなく悪い方。ちょっと、あのお方について調べる必要があるから少し時間をくれ。分かり次第報告する。」
ジョジョ
「わかった。頼んだよ。悪徳情報屋!」
はやまる
「テメっ!この!!」
ボコスカボコスカ
『とりあえず、みんな情報が必要になっくるけど、戦闘の準備はお拘らずにね!明日はちょっと街に出て買い物しよう。揃えたい物もあるし。』
「「「らっじゃー」」」
『はやまる、宜しくな。』
はやまる
「はいよ。」
(何がこれから起ころうとしてる…。俺がこの剣を持ってるからなの?いや、防具もある。このセットが何かあるのか…。)