第三日【ダンジョン】
鬼神の洞窟ダンジョン 3階
ジョー
「おらっ!」
銀
「そーい!」
あおみん
「ファイヤー!」
『……。』
(これどうやって戦うんだ…。コマンドとかあるのか…?)
あおみん
「ちょっと!何してるのよ!前線に出て倒してよー!今日は比較的簡単なダンジョンなんだから!」
『お、おおう…!』
(わけわかんねぇ。とりあえず、殴ってみるか…。)
グォォォォ…
(な!?普通に殴っただけなのに倒した!?って事は自分の頭の中に思ったスキルを出せる!)
ジョー
「ないすぅ!カバーはするからガンガン攻めてくれ!」
銀
「こっちも援護射撃するぜー!任せなっ!」
『お、おう!わかった!』
ジョジョ
「くるぞ!」
『オラァ!!』
ガッ!ボコッ!ガーンッ!
銀
「次ぃ!今度は俺の出番!」
パシュッ!
グォォォォ…
あおみん
「みんなナイスー!回復するね!ヒール!」
『おぉ…!これが回復…!』
(本当に癒される…。ゲームの世界だとこうなるのか…。)
鬼神の洞窟ダンジョン 最終階
あおみん
「ふぅ、最終階だねぇ!あとちょっと!」
銀
「お腹減ったぁー!終わったら御馳走、御馳走!お肉にしようかなぁ!」
ジョー
「あとはボス倒してクリアだな!あと一息!」
『そうだな。とりあえず、みんな回復しよう。』
(なんだろう…嫌な予感がする。そして、誰か見てる気がする。)
『ふぅ、HPもMPも全回復かな。ここのダンジョン簡単とか言ってたけど割と敵が強い気がする…。』
あおみん
「んー、周りの人はそこまで強くないって言ってたけどなぁ。」
銀
「まぁ、そんな時もあるって!ラストボス行っちゃいましょー!そーれ!」
ゴゴゴゴゴ…
銀シャリはドアを開けた…
そこには…
ジョー
「おい!防御しろ!」
三人はジョジョの声ですぐに防御体制を取った。
ドアを開いて入った瞬間、ダンジョンボスが強攻撃を仕掛けてきた。
あおみん
「何よいきなり!やっぱりこのダンジョンおかしいよ!聞いてた話と違うもん!」
『やっぱり…。このダンジョンに入った時から思ってたんだ。何かがおかしい。敵も動きが早く、攻撃力もある。ダメージが中々減らなかった。』
(一体何が起きたんだ…)
銀
「あっぶねー!ジョーの声がなかったら全滅かよー!」
『とりあえず、一旦下がろうっ!このままじゃ全滅する!』
ジョー・お銀・あおみん
「「「了解っ!」」」
あおみん
「えっ!?待って!ドアが開かない!」
ジョー
「そうか、ボスだから倒すか、全滅するかまで終わらないって事か…」
銀
「まぁーじぃー!?これってヤバい状況じゃん!」
『……』
(どうする…この状況…。)
あおみん
「とりあえず、一箇所に集まって!私が防御魔法掛けるから!」
ジョー・お銀
「「あいよ!」」
『……』
(ヤバいなこの状況。マジでどうにかしないと全滅だ)