第一話~愛との出会い~
初投稿の連載小説…って、過去にひとつ作品あったし・・・・・・完全忘れてるけど気にするな!ちっちゃいことは気にするな、それワカt(黙れ
まぁ、楽しんでくれると嬉しいです!
朝日がさんさんと照りつける朝の日。私は聖ルナマリア学園の門をくぐる。この聖ルナマリア学園は私が通う女子校だ。聖ルナマリア学園は、勿論、生徒は全員女子だし、良家のお嬢様ばかりなので、尚私好みなのだ。聖ルナマリア学園の制服はかわいらしく、自分で着ただけかわいいと思ったのに、そこまでかわいい制服を他の女子が着ると考えただけで………ハッ!!私は朝から何と淫らな想像をしているのだろう…
無論、この学校には男生徒がいない。私は男嫌いなのでそれは本当によかったと思う。しかし、男教諭という存在には入学してから苦しんでいた。私は大の男嫌いで、男の手すら触れなく、触った瞬間吐き気がするというレベル。私が男教諭との問題は結構起してる。
私は今日、私のクラスに転校してくる、如月愛という女性に興味がある。まだあったことはないのだけれど、私の興味が惹かれたのは、この時期の急な転校だ。いろいろ理由はあるだろうけど、この時期に転校してくる子と言うのはやはり惹かれるものだ。
「ごきげんよう」
この学園の挨拶は、昼でも朝でも夜でも、すべてごきげんようなのだ。その挨拶を使う柔らかく綺麗で透き通った声が後ろから聞こえた。不意のことだが、決してあわてて振り返るのはいけない。ゆっくり、セーラのフリルを乱さないように、軽やかにそして、しなやかに振り返る。
「ごきげんよう」
私も最高の笑顔で挨拶をする。目の前に目に現れたのは、美少女だった。髪をツインテールにしている。髪をくくっているのはおっきく丸い髪留め。私はこの学園のすべての女の子をチェックしているが、ここまでの美少女はいただろうか。…いや、いない。私は直感した。彼女こそが期待の転校生、如月愛だ。しかも、私の期待を遙かに超えている。
「あなた転校生?」
一応確認しておこうと、彼女に問う。彼女は笑顔で「はい」と答えた。
「そう…私、遠藤舞。よろしく」
私は握手をしようと彼女の前に手を出した。
「私は如月愛です。よろしくお願いします。」
愛は私の手を握り、握手した。愛は優しく微笑んだ。愛の頬笑みは美しく、華麗だった。
「愛さんは二年百合組でしょ?」
二年百合組。そう、私のクラスだ。転校生が私のクラスに来るというのは事前に知っていた。情報網は一般の生徒よりかは上だと思う。別に噂好きというわけではなく、私の父がこの学園の園長と知り合いで、学園の情報を父に聞けば、すぐに教えてくれるのだ。
「はい」
愛は即答した。
「私も二年百合組なの。一緒に行かない?」
私は、手を出した。
「私、先に職員室に来るように言われているので。お気持ちは嬉しいのですが…」
まなは上品に私の誘いを断った。
「そう…残念。それじゃぁ、教室で会いましょう」
「はい」
愛は去っていた。私も教室へと向かう。
教室に着く、教室は転校生の話題で持ちきりだった。私はお気に入りの子と話す。お気に入りの子とは、私が入学して、新しいクラスになって、最初に好きになった子だ。このことは二年間同じクラスで、私はこの子のことを好きなのだが、この子は女の子には興味ないというか…私も私で友達じゃなくなるのを恐れて告白なんてできずに、気の合う親友という関係を維持している
「ねぇねぇ舞、今日転校生来るらしいよ」
お気に入りのその子は後ろの席で、加藤加奈という名前なのだ。席替えの時、私がこの子の前になれてすごく嬉しかったのを覚えている。私が席に座る時、軽く挨拶を交わしてから、彼女の方から話しかけてきた。
「さっき会った」
私は結構無愛想な性格で、あまり大勢の友達ができるという人間ではなかった。それでも加奈は、私に対しやさしくしてくれる。多分、そういうやさしさは今まで受けたことがないから、きっと嬉しくて嬉しくて、それが好きに変わったんだと思う。
「どんな子だったの?」
私は教科書を全て机の中に入れて、席ごと後ろ向いて話し始める。加奈はすごくわくわくした瞳で聞いてきた。
「綺麗な子だったわ、すごく上品でいかにもこの学園にあいそうって人だった。」
私は、加奈を少しからかうのが趣味なのである…
「気になるの?」
「うん、転校生ってわくわくする!」
「なんでわくわくするの?」
「…そ、それはその…なんでだろう…」
頭に?という文字を浮かべてそう中をした。疑問に思う人の顔ってこういう顔だろうという顔。
「ねぇ、なんでわくわくするの?」
「う~ん…」
周りがきゃーきゃーという声でうるさくなる。何事だと思って振り返ると、私の後ろに愛がいた。気付かなかった…
「新しい物には誰だってわくわくするでしょう?」
愛は私に言った。間違いなんてなく、正しい事を言ってるとき人間の顔。きりっとした目、迷いなんて一つも感じられない。
「そうね…」
私は黙ってしまった。今朝の雰囲気よりはどこか違う…
「意地悪はダメよ。彼女困ってるでしょ?」
確実に私を叱っている。朝は私に敬語を使ってたのに…いや、それは私が上級生に見られただけか…
「そうですわね…ごめんなさい」
愛は納得したような顔で私の隣の席に座った。隣の席の子はついこないだ、親の転勤で他県にある聖ルナマリア学園に転校したのだ。
愛はクラス中の子の質問にはっきりと答えていた。こんな学園の生徒でも一応
は、女の子。普通に群がって話すのだ。
「彼氏はいるの?」
ある女の子の質問は私も気になった。
「いないわ」
愛ははっきりとした口調で言った。多分いないのだろう。そして、愛は言った…はっきりとした口調で…
「彼女ならいるけど」
その一言でその場が凍り付いた。質問を口々に言おうとしていた人が一斉にぴたっとなった。空気が凍り付く、なんて言葉はこういう状況をいうのだろう、と改めて実感した。
「そうなんだ…」
確実にみんなが引いている。さっきの仕返しにフォローでも入れてやろうか…
「みなさん、別に私は悪くないと思います」
私は席を立ちみんなに言った。
「私も女の子が好きです。でも、それの何が悪いんですか?他の国は同性でも
結婚してましてよ?」
あれ、私、愛を庇っている…今更気づいた私…フォロー入れたら逆に状況がわくなるというのを望んだのだが…まぁ、いいや、愛に好かれるかもしれない。
「あの…冗談ですわよ」
後ろから凍った空気と沈黙をぶち破る綺麗な声が聞こえた。
「へ?」
私は思わず、振り返る。
「彼女なんていませんわよ」
…これじゃ私がレズ宣言しただけになる…
「でも、私も悪くないと思いますわ、でもまぁ…私はちゃんと男の方が好きすわ」
はいはい、そうですね…みんなが軽蔑の眼差しで私を見てくる。先生が来た。みんなが自分の席に座る、私は無言で席に座る。
先生によるHRが始める。先生の話を呆然と聞き流す、私は心ここにあらずという感じだった。クラス全員にレズと言うことがばれてしまった…さようなら、普通の少女だった私…普通の位置をキープしていた私…と、そんなことを考えて放心状態の時に、誰か私の肩を軽く叩いた。放心状態の私の意識は戻り、叩かれた方向をみた。まなさんが紙を持ってわたし
に手を出してる。回し手紙だろうか…私はそれを受け取る。紙を開く。そこにはまなからのメッセージが書いてあった。
「さっきはごめんなさい。かばってくれたのに…」
私のことをフォローしてくれてるのか…まだ続きがある。
「実は私もレズなんです…やっぱりみんなに言えなくて…よろしければ、休み時間に話がしたいです」
愛が紙を見ている私をじっと見つめている。
私は彼女の方向を見て、OKと指で表した。
そして、休み時間になる。私はまなの肩を軽く叩き、歩き出した。クラスの視線が痛いのを耐えながら、愛も私についてくる。私は誰も来ないような場所に来た。聖なる花畑という、花畑だ。
そこで、ベンチに腰をかけて、話し始める。
「さっきの紙どういう意味?」
「実は…私、男の方は嫌いな方でして…」
「何で?」
「小さい頃に…ちょっと…」
……愛が泣きそうになる。止めなくちゃ
「別に嫌なら無理に話さなくても」
愛が泣き出しそうになりながら俯いてる。
「別にいいんです…話します…」
愛は泣き出すのをこらえて話し始める。
「私、小さい頃に…兄に犯されたんです…厳密に言うと、兄とその友達に…兄が友達と遊んでるときによばれて、兄の部屋に行ったら、いきなり服を脱が
されて…それからは覚えてないんです…」
何も言えない…レイプだなんて…
「…私も…レイプされたことあるの…」
私からも話し始める。愛は驚いた顔をしている。
「私もね、小さい頃に、知らないおじさんに誘拐されて…」
愛は、私の話を聞いて、泣わきながら俯いた。
「前から女の子を好きになってたりしてたんだけど…そのせいで男の人にはさわれなくなっちゃって…」
「舞さん…」
泣きながら私を呼ぶのが聞こえた。微かな声で聞こえるかどうかわからない程度だった。
「大丈夫…愛さんは私が守るから…」
愛を守りたい。そんな想いで、ぽっと言ってしまった。初対面なのに…絶対守らなくてはいけない気がした。
「ありがとうございます…舞さん…」
「ううん、私が守ってあげたいだけだから…」
「舞さん、約束ですよ。ほら、指切り」
愛は小指を出した。私はやさしく小指をあわせ
「うん、指切り」
指切りした。
まぁ、短いと言えば短いかな・・・まぁ、連載だしw
男の手すら触れない繊細すぐる…
私の知り合いでレイプ経験がある人いますけど、ここまで重症化しません…よほど恐かったんでしょう…
まぁ、次回にご期待ください!