サブタイトル 元ネタ
◆いとしと書いて藤の花 (第1話)
歌舞伎舞踊『藤娘』より。
「い」を十と続けて書き、そのあいだに「し」を流れるように書くと、「藤の花」に見えるという言葉遊び。「いとし」が「愛し」にかかっている。
◆楽しく、悩ましき、春の夢 (第2話)
『すみれの花咲く頃』(作詞:フリッツ・ロッター、作曲:フランツ・デーレ、日本語詞:白井鐡造) 歌詞の一部より
◆知らざぁ言って聞かせやしょう (第3話)
『白浪五人男』(弁天小僧菊之助)
◆問われて名乗るもおこがましいが (第4話)
『白浪五人男』(日本駄右衛門)
『三人吉三』(お嬢吉三)
◆嵐も怖くない (第5話)
『エリザベート―愛と死の輪舞―』より、エリザベートとフランツ皇帝のデュエット曲。
◆あなたを見つめると (第6話)
『スカーレット・ピンパーネル』より、ヒロイン、マルグリットのソロ曲。
◆愛の讃歌 (第7話)
フランスのシャンソン歌手、エディット・ピアフによる楽曲。日本では、岩谷時子訳詞による越路吹雪のカバーで知られる。
◆恋の手習い (第8話)
『京鹿子娘道成寺』のクドキの部分の通称。
クドキとは、曲の中盤にある、女主人公が想いをかき口説く部分のこと。「手習い」は稽古の意味。
◆あなたこそ我が家 (第9話)
『スカーレット・ピンパーネル』より、主人公、パーシーとマルグリットのデュエット曲。
◆パパみたいに (番外編1)
『エリザベート』より、幼いエリザベート(シシィ)とパパのデュエット曲。
※サブタイトルにはないですが、シシィの息子である幼いルドルフが、母への想いを歌った「ママ、どこにいるの?」も、創作のモチーフとしています。
◆家は末代、人は一代 (番外編2)
『頼朝の死』より、北条政子のセリフ。父、頼朝の死因を教えてもらえず半狂乱になる息子(頼家)に、頼家個人より家の存続が大事だ、と告げる。