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たそがれ時の木の下で/街灯に照らされた桜

作者: 薄雪草


『たそがれ時の木の下で』


たそがれ時の

桜の木の下で


風が 遊んでいる

いつかみた あの子らのように





いじけていないで

いっしょに遊ぼ


おかえり


待ってたよ








_________________________________________


『街灯に照らされた桜』


夜の街灯に照らされた桜は

姉の白い横顔に似ている



まだ幼かった頃

待ち合わせが あえなくて

雨に降られて

とぼとぼと帰った夜


冷たく濡れた髪の毛を

凍えてかじかむ手を

もう大丈夫 大丈夫と言って

ほっそりとした白い手で

そっと包むように

ハンカチで拭ってくれた

その無償のやさしさに

かなしみも溶けていって



時は過ぎて

姉はある程度 都会で頑張って

それなりに成功したけれど

悪い病気を患って

田舎に戻っていった



あの時の姉は

まだ少女だったけれど

桜のように

優しくて


今も優しく微笑んでいて


自分などには

もったいない と思うのです












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