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詠唱魔法シリーズ  作者: 総督琉
初歩詠唱魔法シリーズ
3/18

ボルケーノ

背に仲間をかばっている状況で、彼は足を下げることはしなかった。

ただ目の前の敵を討つため、今己の中の全生命エネルギーを使い、詠唱魔法を唱えた。

灼熱の炎に()かれし我が身は未だ健在である。

幾何度の攻撃を負おうとも尚、我が身が砕けることはない。


紅に身を染め、何度その身を灼かれても尚、熔けることのない我が魂よ、朽ちることのない我が心よ。


今私は再度、この身を火炎に投じることとなろう。

イフリートの火炎、サラマンダーの蒼炎、

血は火炎と成り代わり、命は灯火となり儚く燃え朽ちることとなろう。


何度耐えてきたこの身であろうと、この身は既に朽ちようとしている。

だがそれでも、我は最後、火炎に輝き、そして火炎に散ろう。


永遠など我はいらず、


幾度の戦場で火を灯した我が肉体よ、

今この身を持って、最後の火炎となりたもう。


灼熱の射手




「ボルケーノ」

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