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誕生
1968年8月20日とある田舎の産婦人科
母の両足は分娩台に乗っていた
「うーんでん‼️」 産科医は出口に顔をうずめていた
朝日が登る頃 やっと私はこの世に生を受けた
母のお産の手伝いの為に来てくれていた叔母が私をだき
待ち合いの長椅子で寝ていた父に 「隆ちゃん 女の子が産まれたで抱いておやり」父はビックリして自分が寝ていた長椅子を抱き上げたそうです
その時父は11トンのダンプカーに乗って自営業をしていました
その当時田舎では500万円で家が建つといわれていてそのダンプも新車で500万円の物に乗って仕事をしていました
はてさて男の子なら「けんじ」私が子供の頃私が男の子だったらなんて名前付けてた?の問いに父は即答 なんで長男初めての子に?と私が聞くと響きがえーとの事 女の子の名前は考えておらず さてどーしたものか ダンプの運転中「なんて名前がえーかなー」って考えていたらふと山の方をみたらくるみの木が見え
そーだ‼️くるみがえー❗️ それで私はそこにくるみの木があったからくるみと命名されました。