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勇者達よ、死骸を晒せ  作者: 永劫
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第五話 村人虐殺 後編

 俺が魔神剣ジークフリートを薙ぎ払うと黒い斬擊が飛び、元両親はそれを反射的に避けたが、元両親の後ろにあった家と一部の村人達に当たり真っ二つになって跡形もなく消え去った。

中にはユミナの両親も居て、表情が恐怖と絶望に染まっていたな、あれは傑作だ。

そして何より彼らが痛みを味遭うこと

ユミナにもこういうところを見せたかった···もう遅いがな。

 すると元両親は表情を驚愕へと変え、距離を取り、俺を罵倒し始めた。


「何て事を!! お前には慈悲というものはないのか!?」


「あなたはここでの思い出はないの!?」


「俺は総てを愛しているが、そうだな···実のところここでの思い出など無い。」


元両親にそうして返事を返しさらに元両親の表情が驚愕へと染まった。

 そして俺は、ふと思った。

元両親より周りに居る奴を先に殺れば良いのではないかと、そしたら両親だった者が村人達を守れなかった事に絶望して、戦意を失うかもしれない。

そう考えた俺は実行へと移した。

 俺は困惑している両親だった者の横を通り抜け、後ろに居た村人達を切り伏せた。

 そして俺が感じた感情は歓喜、哀絶、殺意、失望、快楽、愛情···その他の感情を感じ、もっとこの感情を味わいたいと思うようになり、村人達を悲鳴や泣き声が聞こえなくなるまで、手と足を切り刻み、目玉を抉って潰し、そして心臓を抉った。

 すると両親だった者が後ろから絶叫を上げながら攻撃をしてきた。

 だが、少し悲しいかな。 オーラフォトンを出しているとはいえ、少しも自分にダメージを食らわないことが少し悲しいかな。

 そして俺は、二人に失望して二人に聞こえる声で呟いた。


「戦の愛がまるで足らんな。

怒りを出し、二人とも本気で俺に掛かったのに髪の毛の一本程度切り落とせないとは···失望してしまったよ。」


本当に失望してしまった、Sランク冒険者の実力がこの程度という事を失望してしまった。

 俺は内心、ふざけるなよという感情が湧き出た。

 俺は今までこの者達に人生とやらを台無しにされたのか? 笑止、俺を笑わせるな。

 魔神剣というモノに頼ってしまっているけど俺はミトラに会う前は山賊達や上級魔物を壊していたからな。

 だから俺はこういうことに慣れているし、人間の一人や二人殺したところで悲しみなどしないし、ああそうかとも思わん。

俺はあの魔王ミトラに感謝してる···何を考えているのか分からんがさっき殺すとも思っていたがあいつだけは生かすことにしよう。人間達は殺すがな。

ああ、これはまるで俺が悪役みたいじゃないか。

そう考えていると自然に笑いながら呟いた。


「ククク、俺を笑わせるなよ。

慈悲だと? 俺は慈悲が有るつもりで愛して壊したのだが? それに元々そういう目的で来たのだからな。」


「クッ!!」


「何て事をッ!!」


ほう、涙を流しているのか? 確か人間の涙は良くみると綺麗だな。

美しい、これこそ俺が求めたものだ! やはりあのミトラという魔王は殺さないことにしておこう。

 すると父だった者が剣を震わせながら俺に向けた。

 そして俺は彼に向かって「乱心か? 父よ」と答え、人間の目では見えないほどの速さで走って高速で魔神剣を振り下ろした。

 すると父だった者の右足を切断したら断末魔を上げながら倒れた。


「ア―――――足、が―――」


「嫌ああああああああああああああああああ!!」


フフフ、素晴らしい! こいつらを早く殺したい! だが、まだ待て、案ずるな···まだ時間はある。

 ああ、一応母の足も切断しておくか。

そして魔神剣を振り下ろし、母の足も切断した。

すると母だった者が「ああああああああッ!!」と断末魔を上げながら切断された足を抑えて泣き叫んでいた。

 さて、元両親の事は一端置いといて、一人だけ殺さずに生かした者が居る方向へと歩いていくとこの村の村長がいた。

 俺をこの村に帰らせないように俺を森へと追放した実行犯だ。

 そして俺はその村長の老いた身体を蹴った。

すると村長は「ゴホゴホ」という咳を吐き、それを何回も繰り返し、苦しませた。

そして、その身体は動かなくなり、生きているかどうか確認するために触ると冷たくなっていたため死んでることを確認できたため思わず笑いをこらえてしまった。

まあ、別に笑わなくてもどうでも良いがな。

 だが、ある意味物足りないな。

もうちょっと苦しんでもらいたかったが、生憎···この世界には蘇生魔法が使えるものは居ない。

 それが女神や天使というモノではない限り不可能だ。

後は元両親だけだろう。


「どうだ? 卿達が守ろうとした者達が次々と死んでいくところは?」


「お前は悪魔だ!」


ほう、なるほど···悪魔か···悪魔にならなっても良いのかもしれん。

 では、長い拷問になるかもしれないが父親だったこの男を壊すとしよう。

まずは足の小指を切り落とそう。

 そして俺は魔神剣を鞘に収めて、切れ味の悪いナイフで元父親の靴下を脱がせ小指をグサリッと刺してギコギコとノコギリのように切り落とした。


「グアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」


「嫌ああああああああああああ!! もう嫌ああああああああああッ!!」


ふふふ、素晴らしい! ミトラ···お前には改めて感謝するぞ。

ここまで素晴らしいショーをやらせて貰えたことを心から嬉しく思うぞ。

 では、次は全ての指を切り落とすとしよう。

···いや、待てよ? 何故絶縁したのか聞かなくてはな。

 そうだ、何故絶縁したのか聞きながら拷問するとしよう、そうすれば俺の気分が少しだけだが、収まるかもしれん。

 そして、元父親の指を一本ずつ切り落とすことにした。


「では、卿に質問しよう。

何故絶縁した?」


すると二人はこちらを睨みながら答えた。


「それは、勇者様が言っていたからだ!」


「そうよ!」


なんと···何故この二人はそこまで勇者の事を···いや、汚物とでも言っておくか。


「何故? 卿達はその汚物達の事をそこまで信用する?」


すると二人は憤怒の表情をしながら信じたくもないことを···いや、違うな。

 かなりくだらんことを話し始めた。


「勇者様が、この村の英雄である我が娘であるアリシアとマリアと結婚すればこの村は有名になるんだ! 勇者様を侮辱するのは許さん! 天罰がくだるぞ!」


「そうよ! あの方が私達の娘達が結婚すればこの村は永遠に有名になって幸福を与えてくれるのよ!」


···全くもってくだらんことを吐いて、何が良いのだ? 英雄? 天罰? 勇者と女神の天罰? 何なんだそれは? 下らん、下らなすぎて笑いそうになってしまいそうだよ。

 もうこいつらに魔神剣を使うのは止めよう。


そして、魔神剣を腰に付けている鞘に魔神剣を収めて、普通の剣を抜いた。

 そして、その二人に反論した。


「下らん、下らなすぎるな···卿達は女神が本気で居るような口ぶりのようだが、何故? この俺に天罰とやらが落ちてこない?」


「「なっ!!」」


二人は驚愕の表情になって色々と言い訳をし始めた。


「女神は本当に居るのだぞ!」


「ほ、本当に居るのよ!」


ふざけるのは大概しとけという言葉を知らんのかね、この二人は?

 まあ良いだろう。では、そろそろ真実を話して終わらせるとしよう。


「二人に話しておきたいことがある。」


「何だよ、今さら謝ったってもう遅いぞ。」


「ええ、もうあなたに天罰が下るわ。」


ほう、妙に落ち着いているな。

まさかだと思うが、焦っているのだろうか? いや、焦っているな。

ならば教えてやろう。


「まず言うぞ? 女神という役立たずの神など存在しない。」


「嘘だ! 実際に魔王は倒されているぞ!」


「そうよ! 嘘を付くのは止めなさい!」


「いいや、残念ながら、新たな魔王が現れたぞ? ちなみにそいつは俺以外に殺せないらしいからな。

少なくともあの勇者は倒すことさえ出来ないだろうな。」


「嘘だろ…。」


「そんな…。」


すると二人は絶望した表情になり、ハイライトが消えていることに気づいた。

 なるほど、もう心が死んだか···もう少し抵抗してほしかったんだけどな。残念だ。

 では、俺が永遠の死を与えよう。

そして俺は、二人の首を普通の剣で撥ね飛ばし、残った身体を切り刻んで跡形もなく破壊した。

そのあと村に燃やした。

これで俺の家族との因縁が終了した。



だが、少し物足りないという感情が少しだけあるくらいだが、別にどうでもいい。

さて、次は貴族達だな。

ちなみにライトが追放される前は、魔王ミトラの前の魔王は勇者達の手によって倒されています。


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