第十一話
グロいです。
ご注意ください。
「次は卿達の番だ。」
そう言うと冒険者達の表情が真っ白になって腰が抜ける者や逃げ出す者も居た。
しかし、ライトは腰が抜けて動かなくなっている者達よりも逃げ出している者達の方が良いと判断してすぐに逃げたしている冒険者達を素早く追って、腰に付けている鞘から剣を抜き、薙ぎ払うと真っ二つになった者や両足を切断された者も居た。
そしてライトはこう呟いた。
「真っ二つで即死した者が三人、両足を切断されてショック死した者が二人か······。」
逃げるからそうなると最後に呟き、腰が抜けている者達を見て、ニヤリと笑った。
それを見た生き残りの冒険者達はガタガタと震えだし命乞いをし始めた。
「安心しろ、卿達もすぐにあの世へ送ってやろう。」
そう言いながら、空間魔法でクロスボウを取り出して一人の冒険者に向けた。
「やめろ!」
そういう感じに命乞いをし始めた為、迷いなく冒険者の首に標準を合わせて矢を射る。
「ングッ!!」
そして冒険者の喉に矢が刺さり苦しみながら血反吐を吐き後ろへと倒れた。
そして次は女冒険者の口を無理矢理開けさせて舌を剣でノコギリのようにギコギコと切り出した瞬間に女冒険者は断末魔を上げた。
「――――――ぁぁぁあああああアアアアアアア!!」
その女冒険者の表情はまだ死にたくない! まだ生きたい! という苦しそうに涙を浮かべていた。
しかし、ライトには慈悲というものは知らない。
彼が欲しているのはあくまで人間の感情であり、思考でもある。彼にとってはその苦しみの感情こそが食料みたいなものであり、同時に快楽でもある。
そして―――――
「さて、そろそろ飽きてきたな。
あの子供を壊した時にもう満足しているのでね。
魔神剣を使わせてもらうぞ。よろしいな?」
そう言い、腰に付けていた鞘に手を伸ばして禍々しい色をした剣を抜き出した。
その禍々しい剣から発するオーラは近くにいる者を気絶させそうな勢いで冒険者ギルドを内包した。
するとライトは「本当はあまり使いたくないが」と小声で呟いた。
そして次の瞬間―――――
「えっ?」
自分があの剣に殺されると思い目を瞑った受付嬢は目の前で起こっていることを理解できなかった。
そして彼女は何故、冒険者達が居ないの? あの人たちはA~S級程の冒険者なのに何故何処にもいないの?
彼女は辺りを見渡したが目の前にいる抜剣している男以外に誰もいなかった。
おかしいなと思いつつもう一度だけ確認すると、彼女の後ろでベチャという音が聞こえた。
それに反応した彼女が振り向くとそこには――――
「嫌ああああああああああああ!!」
―――――無惨に殺された冒険者達の死骸があった。
中には四肢を切断されて絶望したような顔をした者も居た。目玉や舌を切られてどういう表情をしているのか分からない者も居た。顔半分を切られて中にあるものがズルリと滑って豆腐のように頭から脳が出ているものも居た。腹を切られてそこからドロリと出ている長い内臓が飛び出している者も居た。
そしてそれを見た彼女は嘔吐して、現実逃避を始めた。
しかし、ライトはそんなことすら許さないほど笑った。
ライトは死体の方へと歩いていき、魔神剣を鞘に納めて、何もない空間からナイフを取り出して、冒険者の頭をまるで魚を解体するかのように切断した。
受付嬢はこう思った。
何故あの男はこんなことをするのか? 何故平気な顔をしてソレを解体しているのか? 臭くないのか? と思いつつ、段々と恐怖を覚えるようになり、肩が震えだしていた。
そして、人間だった者の頭の中から脳を取り出して、受付嬢の方へと歩いていき、彼女の顔に脳を擦り付けた。
「嫌!! やめて!!」
彼女は拒絶するが一向にやめる気配がない。
それどころか脳を口に入れようとしている。
しかし、それは飽きたのかやめたようで脳を冒険者達の死骸へと投げた。
ベチャという音が聞こえた気がするがライトはどうでも良いというように受付嬢の長い髪を掴み顔の方へと持っていかせた。
「卿はこういうものは苦手なのかね? では、俺と踊るとしようか。」
と言いながら髪から手を放して、彼女の手を握った。
その行動を見た彼女は震えてながら命乞いを始めた。
「お願い······やめて······殺さないで!」
「何、殺さぬよ。
卿にはまだやって貰わなければならないこともあるのでね。」
命乞いをしている彼女を見てあるところへと向かった。
そう、このギルド本部の地下にある牢獄に閉じ込められた奴隷達の処へと
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