第十話
グロイシーンがあるのでご注意ください。
そしてライトが行動に移し、高速で女冒険者の腹を数発ほど強打し、その女冒険者の腕を掴んで引き千切った。
それと同時に血が吹き出し、女は「ギャアアアア!!」と何とも鬱陶しい断末魔を上げながら腕を抑え込み、蹲った。
そして彼は止めで女の頭を足で潰した。
女冒険者の頭を潰した瞬間にベチャッという音がなり、女の頭の中にあったモノが飛び散った。
それを見た他の冒険者が後退り逃げようとするが、逃げずにライトを殺したら大量の金貨をやると受付嬢は冷静に薄ら笑いをしながら言った。
「逃げないでください。 その男を殺したら金貨150枚をあげましょう。」
それを聞いた冒険者達はお互いを見ながら「よし! 俺は殺るぞ!」と一人が言って、また一人と「俺も!」と言って次々と便乗し出した。
それはそれでライトはというと?
「ククク、良いだろう。
金欲しさに乗られたか、悪くない手だな。腐った卿達にはお似合いだな。」
まったく問題なさそうな表情をしながら彼らの茶番を楽しんでいた。
おそらく、ライトからしてみれば冒険者達の決意というものは茶番でしかなく、良いと思えばつまらないと思っており、どちらでも構わないといったような態度だ。
そして彼は―――――
「金が欲しいというのなら俺を殺すが良い。」
そう言って黒い何かを取り出し、掛かってこいと挑発した。
それを聞いた冒険者達は下衆な笑みを浮かべながら彼に剣や斧を振り下ろして、後ろに待機していた冒険者の魔道師達は詠唱をも唱えて、魔法を放ってきた。
しかし――――
何かが壊れる音が聞こえた。
まるで、何か固いもので鉄を壊すような音が聞こえた。
それを見た受付嬢は発狂した。
「嫌ああああああ!! それは監督官様達と『不滅』のジークリンデ様が御造りになられたバッテリーが!!」
それを聞いた冒険者達はやってはいけないことを平気でやってしまったことに後悔して地面に膝を着いた。
「ありがとう。
卿達のお陰で無事に壊すことが出来たぞ。
まあ、俺が直接的には壊していないが卿達が壊さなければ色々と面倒な目になっていたよ。」
と煽るような発言をしてお礼をした。
それに激昂した冒険者の一人である少年がライトに突撃して剣を振り下ろした。
だが――――
「さっきと同じパターンではないか。
卿は本当にAランク冒険者相当なのかね?」
と振り下ろされた剣を片手で掴んで少年を見下ろし、哀れむような表情をしながら見た。
すると少年は
「僕は違う! 僕は伝説のSランク冒険者だ! 冒険者ギルドの中で一番強いんだ! 僕はいつかノゾム様のような勇者になるんだ! そしてお前のような卑怯者を倒すためなんだああああああ!!」
そんな少年の勇気をライトは容赦なく叩き潰す発言をした。
「では、何故そのSランク冒険者が俺に剣を掴まれているのかね? そんなモノが冒険者だと? そんなモノが勇者になるだと? 笑止、お前達は唯、神から与えられた加護や能力でイキっているだけの唯の阿呆なのだろう?」
ライトからしたら少年の勇気は唯のゴミクズでしかない。
しかし少年は心が折れないように反論した。
「違う! それでも「俺からしたら勇者というモノは汚物だ。」なっ!!」
だが、反論しようとしてもライトによって反論出来なかった。
その時、少年は思ってしまった。この男には勝てないと、だが、彼は愛する人のため、家族のために少年は決意して、足を前に出して歩いてくるライトにあることを言った。
「そう言えば、お前は勇者ノゾム様の婚約者を取ろうとした奴だったな。
この卑怯者め!!」
「何?」
少年が言った言葉に反応したライトは歩みを止め、不愉快そうな表情になった。
それを見た少年はチャンスだと思い、彼を貶めて不意打ちをしようと彼のところへと歩みながら貶める発言をした。
「卑怯者だって言ったんだよ。
お前は勇者様に嫉妬して婚約者の一人である女性を奪い取ろうとした犯罪者だと言ったんだよ!」
それを聞いたライトは表情が歪み、彼は少年を睨み付けた。
その時、少年は歪んだ表情を見逃さなかった。
そして更にライトに対して、罵声を放った。
「勇者様から聞いたぞ! お前があれこれ卑怯な手を使って勇者様を貶めようとしたこともな!」
そして彼は目を見開き、驚愕の表情を見せた。
それを見た少年は命に関わる発言をしてしまった。
「後な! 勇者様とお前が奪おうとした婚約者はな! 結婚したんだよ! 僕は見たんだからな! ハハハ! ざまあみろ!!」
そして―――――
「卿よ」
「何だ? な―――――」
その時、少年が何だ? 何か文句でもあるのか? と発言しようとしたら、いつの間にか右腕が無くなっていた。
それどころか血すら出ていない。痛みもない。
少年が腕が無くなった断面を触ると確かに何も無かった。
そして少年は腕が無いことに気づき、顔を驚愕な顔になり、叫んだ。
「うわああああああああ!!」
叫んだ瞬間に無くなっていない方の片手で、無くなった腕を押さえて、痛そうに涙を流していた。
「卿よ、痛いかね? いや、むしろ熱いと言った方が正しいな。というより何も感じないだろうな。
それと卿の茶番は実につまらなかったぞ。勇者達は結婚した? 馬鹿を言え、あの汚物達はとっくに結婚している。ここには情報は届かんのかね?」
とまるでさっきの目を見開いて驚愕な表情が嘘かのように微笑んでいた。
しかし、目は笑っていなかった。その目に宿るのは侮蔑の念を抱いているような目をしていた。
そして彼は、勇者が婚約者3人と結婚していることについてはもうとっくに知っている。
それを聞いた冒険者達は膝を着いたまま驚いていた。
どうやら此処にあるダウンスロー市街に情報が結婚するというところまでしか情報が行ってなかったことにライトは少しだけ失望した。
しかし、受付嬢は必死に彼らを立たせようとライトが言ったことは嘘だと言った。
だが――――
「嘘ではないよ。」
と冷静に受付嬢に返した。
例えそれを聞いても受付嬢はその真実を信じずにライトを殺すように命令しようとするが····何故か身体が動かなくて口も開かなかった。
それは他の冒険者達も同じで身体を動かそうとしても動かず、口を開こうとしても開かなかった。ましてや声もでない。
そしてライトは愚か者の冒険者達と受付嬢にこう答えた。
「卿達に拘束魔法とオーラフォトンで身体の自由と声を封じさせてもらった。
安心しろ、すぐに卿達の番が来るからな。」
とクスクスと笑いながら少年の処へと歩き、そして少年の顔を殴った。
「がはっ!!」
そして少年は鼻から血が流れて、痛そうに鼻を押さえた。
だが、ライトは容赦などしない。例え、相手が子供だとしてもだ。
だからこそ彼は総てを愛して壊し、そして達成感というものを感じることが出きる。
そして彼は少年の髪を持ち上げて、少年の耳元にこう囁いた。
「卿はどうかね? 感情というものをどのように感じたことがあるかな? 俺は総ての感情を既に欲している。」
「あ···あ···」
それを聞いた少年は恐怖で身体を震わせながら目の前にいる男を見ていた。
そしてライトはナイフを取り出し、少年の手の小指をギコギコとノコギリのように切り始めた。
「ギャアアアア!! 痛いイイイイイイイ!!」
その少年は痛みと絶望と恐怖が入れ混じったかのような表情をしながら断末魔を上げた。
しかし、ライトは止めない。
そして次々とナイフで全ての指を切り始めた。
「ああああああああああああ!! やめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてくれエエエエエエ!! おじざん!! お姉さん!! 助けてグだざい!!」
彼は泣きながらそう叫び、助けを求めた。
しかし、誰も助けようとしない。
その時、少年は何故助けないの? と思ったが冒険者達の顔を見ると薄ら笑いを浮かべていた。
これでやっと邪魔な奴が消えてくれると言うような表情で嗤っていた。だが、これはライトが少年に見せている幻覚だ。決して少年を嘲笑うかのような表情をしているわけではない。少年には見えるかもしれないがな。
そして、自分に対して冒険者達と受付嬢が嗤っている姿を見た少年は更に絶望して命乞いを始めた。
「ごめんざい!ごめんざい!ごめんざい! 僕が悪がったでず!! いのぢだけはオタスゲぐださい!!」
と命乞いをしたのに拘わらず、ライトは微笑みながら「卿よ、何をそんなに怯えている? 別に怖くはないぞ?」と答えた。
そしてそれを聞いた少年は更に恐怖を感じて股からは尿が出始めて、足元に水が溜まっていた。
それを見たライトは「トイレに行きたかったのかね? 安心しても良いぞ? すぐに楽にしてやる。」と表情を変えずにそう言って落ちていた剣を拾い上げて少年の両足を切断した。
そして同時に血が吹き出し、その断面からは骨が露出していた。
両足を切断された少年は声が出ないほどの悲鳴を上げた。
そしてライトは少年の容姿があまりにも面白かったのか露出している骨断面を触りだした。
「中々良いな。卿の断面の肉と骨の触り心地は」
と満足そうな笑みを浮かべながら少年に問うた。
しかし、少年は痛みが激しすぎて断末魔を上げていた。
そしてライトは飽きたのか、少年の首を剣で撥ね飛ばした。
そしてその少年だったモノの身体がゆっくりと後ろから倒れて、同時に首から大量の血が流れ出た。
それでは飽き足らずに足で少年だったモノの身体を踏み潰して、バラバラにし始めた。
そして踏み潰した瞬間に出る血と内臓、そして良くわからない液体が流れ出た。
そしてライトは少年の首を見てニヤリと笑いだした。
「卿よ、何故泣いている?」
と憐れむような表情をして少年の首を拾い上げる。
少年の顔には絶望に染まった顔と目から大量の涙が溢れていた。
そして彼は少年の頭を地面に置いて、それをベチャッと足で踏み潰し、それと同時に脳や眼球などが飛び散って、大量の血が吹き出した。
そしてライトは残った冒険者達を顔を向けてこう言った。
「掛かってこい、次は卿達の番だ。」
読んでいただきありがとうございました。
この小説が面白いと思いましたらブクマと評価または感想をお願いします。