最後の言葉とかわいいお尻
遅くなりましたがいよいよ主人公の登場です
・外史の世界 魏の国・陳留
この国には主人公である魔法使い・北郷一刀がいた。
そんな一刀の目の前に
「おっおぉーーっ!!! 」
ぷるんっ♪
ぶるるんっ♪
おっぱい丸出しの爆乳美女達が勢揃いしていた。
「一刀様ぁ、わたしの胸を揉んでくださぁい♪ 」
「いや、わたしの胸をお先に揉んでください♪ 」
恥じらいもなく一刀に胸を差し出す美女達
「どの娘のおっぱいから揉もうかな、天の神様の言う通り♪ 」
楽しみながらおっぱいを選ぶ一刀であったが
その時!
「何やってるの一刀!!! 」
「か┅華琳!? 」
一刀の前に華琳が現れた。
「そんなにおっぱいが揉みたいのなら┅ 」
「私のおっぱいを揉みなさい! 」
ぷるんっ♪
いきなり服を脱ぎ捨て上半身裸になり、おっぱい丸出しになる華琳であったが
「けっ┅ 」
貧乳に対しては興味のない一刀は華琳の裸を見せられても嬉しくなかった。
すると
「あら、私の魅力に気付かないだなんてあなたもまだまだね 」
ぷくぅーーっ!!
何と!?華琳のおっぱいが急に膨らみ、巨乳へと変化した。
「か┅華琳が巨乳に!? 」
「まだまだいくわよ! 」
ぷくぅーーっ!!
華琳のおっぱいは更に膨らんでいき爆乳へとなり
更に!!
「ぐふっ!? 」
ついには一刀の顔を押し潰してしまった。
「く┅苦しい~!?息ができない!? 」
「ふんっ!おっぱい好きのあなたがおっぱいに押し潰されるだなんてね。そのまま死になさい! 」
「いやぁ~!? 」
このままでは一刀が窒息死してしまうと思われたその直後!
「はっ!? 」
顔に濡れた布が被さった一刀が目を覚ました。
そう。さっきの出来事は全部夢だったのである。
いつものように一刀は仕事をサボってこの時間は誰もいない鍛練場にて昼寝していたのだった。
今更ながら初めて西森の小説を読む読者のためにこの世界の一刀について紹介しよう。
タイトルにある通りこの世界の北郷一刀は魔法使いである。
魔法世界から悪魔に騙されてこの外史の世界にやって来たのだ。
性格はかなりのスケベで変態
『花より団子』ならぬ『花や団子よりおっぱい』という言葉を勝手に作るほど
三度の飯よりおっぱい(特に巨乳爆乳)が大好物であり、貧乳に対してはまったく興味がない
だが魔法使いの中では異例とされ、普通ならば一体と契約するので精一杯とさられる召喚獣を十体契約し、(一刀以外では最高でも五体)魔法使いが一つ会得するだけでも大変とされる個人魔術を五個も持つ。(ただし、大半がエロ関係)
そして本人も知らなかったのだが自身の体の中に大悪魔神サタンが封印されていた。
だが一刀は皆と自身の力でサタンを倒したのだった。
「何やら不吉な予感がする。マジックタロットで占ってみるか 」
マジックタロット
22枚からなる魔法のタロットカード
一日一回しか使えないがかなりの確率で当たる。
その結果
「正位置の『塔』、逆位置の『悪魔』と『審判』か 」
タロットカードには正位置と逆位置があり、位置によって意味が変わる。
正位置の『塔』は記憶喪失、崩壊、災害、悲劇、洗脳
逆位置の『悪魔』は回復、覚醒、新たな出会い
逆位置の『審判』は悪い知らせ、再起不能、行き詰まり
を意味していた。
「悪魔以外不吉な意味じゃないか!?何だか嫌な予感がするぜ!? 」
と、一刀が何かを感じた直後
「あっ!か~ず~と~!!!また仕事サボって昼寝してたわね! 」
「ゲッ!?華琳!?(やっぱ貧乳だな) 」
怒りまくる華琳が仕事をサボっていた一刀を発見したからだ。
「今日という今日は絶対に許さない!お仕置きに加えて大減給を┅ 」
このままでは一刀がひどい目に遭わされる。(自業自得)
対して一刀は
「すまなかった華琳 」
「えっ!? 」
華琳を優しく抱き締めた。
いつもの一刀ならば泣きながら土下座しまくるだけにさすがの華琳も驚きである。
「俺が頼りないばかりにお前にばかり負担をかけて本当にすまないと思ってるよ! 」
さすがにこんな言葉を出されては華琳も怒ることができず
「そ┅そう。そんなに反省してるなら特別に許してあげても┅ 」
華琳がそう言うと
「俺が悪いんだから許してもらわなくて大丈夫さ、代わりに┅ 」
「こいつを貰うからさ♪ 」
そう言う一刀の手には
ぶらんっ♪
黒の小さなブラジャーが握られていた。
「えっ?まさかそれって!? 」
ブラジャーに見覚えのある華琳は急いで自身の胸元を調べてみると
「ない┅!? 」
着けているはずのブラジャーがなかった。
そう。一刀が持っているブラジャーは先程まで華琳が着けていたブラジャーなのである。
これが一刀の持つ特技『下着抜き取り(アンダー・スティール)』である。
魔力を一切使わずに相手の下着のみを奪う必殺技なのだ。(ノーパンノーブラには効果がない)
「このっ!返しなさい! 」
ブラジャーを取り返そうとする華琳だが
「や~だよ♪ 」
一刀は指を鳴らして箒を出現させると
「このブラは預かっておく、返してほしくば給金上げることだな! 」
「この阿呆使い! 」
そのまま空高く飛び立ってしまった。
そしてこの時の一刀は知らなかった。
この後、華琳と会話することがしばらく無いということを┅
「まったく、あいつは何年経っても全然変わらないんだから!戻ってきたらたっぷり仕事を┅ 」
と、華琳が一刀に対してのお仕置きを考えていたその時だった。
「おい、お前 」
誰かが後ろから華琳を呼ぶ声が聞こえてきた。
「誰がお前よ!私を誰だと思って┅ 」
声に反応した華琳が振り向いてみると
ずらりっ!
そこにはロンズデーライト兄弟がいた。
「だ┅誰よあんた達!? 」
武将としての勘からか、目の前にいるロンズデーライト兄弟が只者ではないと察する華琳
だがよく見てみると
「(あれっ?さっきは四人いたはずなのに一人足らない) 」
確かに華琳の目の前にはゴルド、シルバ、ブロンの三人しかおらずプラナの姿がなかった。
そのプラナはというと┅
「あら、かわいいお尻だこと♪ 」
「!? 」
いつの間にか華琳の背後に回って華琳のお尻を撫でていた。
「あ┅あんた、私のお尻に何するのよ! 」
普段触ることは慣れているが触られることに慣れていない華琳
「触ったって減るもんじゃないのだから別にいいじゃない!やっぱり男なんかより女の子のお尻は触り心地がいいわ♪もう少し触らせて♪ 」
と、プラナが再び華琳のお尻を触ろうとしたその時!
「いい加減にしろプラナ! 」
ゴルドがプラナを止めた。
「ゴルドお兄様ったら、わかりましたわよ 」
兄に止められ、仕方なくお尻を触ることを諦めるプラナであった。
そして
「話は反れたがお前に聞きたいことがある 」
ゴルドは華琳に聞いてきた。
その内容は┅
「この場所にサタンを倒した奴がいるはずだ。知ってるなら教えろ 」
サタンを倒した奴
すなわち一刀についてであった。
「(何となくわかってたけどこいつらの狙いは一刀のようね)さぁ、知らないわ 」
相手の狙いが一刀だと知りあえて嘘をつく華琳
だが
「お嬢さん、嘘はいけないなぁ 」
シルバには見破られ、レイピアを喉元に突きつけられた。
「わ┅私が嘘をついたっていう証拠でもあるの 」
「僕ってばそういうのがわかるんだよね。お嬢さんは魔法使いじゃないみたいだからできるだけ殺したくないし、正直に話してほしいなぁ 」
レイピアを喉元に突きつけながら華琳と会話するシルバ
すると
「もういい 」
「兄さん! 」
ゴルドがシルバと華琳の間に入り
ガシィッ!
「うぐっ!? 」
華琳の頭を掴んだ。
そして
「この女、確かに魔法使いではないが内にかなりの力があるのがわかる。サタンを倒した奴を利用しようと思ったがもう用はない! 」
ゴゴゴッ┅!!
「うっ!? 」
ゴルドは華琳に自身の魔力を流し、気を失わせた。
「もうこの世界に用はない。すぐ俺達の世界に戻る┅ 」
華琳を担ぎ上げたゴルドがこの世界から去ろうとしたその時
「シルバよ 」
「なぁに兄さん? 」
何かを察したゴルドはシルバを呼び寄せると
「盾となれ 」
「えっ? 」
そのままシルバを高く放り投げた瞬間
「ぎゃあぁーーっ!? 」
シルバに巨大な魔力弾が炸裂した。
「(この魔力はもしや) 」
ゴルドが思ったその直後
「テメェら、何やってんだ! 」
四兄弟の上空から箒に乗った一刀が急降下してきた。
「ゴルド兄、こいつ 」
「あぁ、間違いない。こいつこそ最初に俺達が求めていた┅ 」
そして一刀は┅
「って、止まらねぇーーっ!? 」
いきなり急降下してきたため急に止まることができず、一刀はドッゴオォーーンッ!!!と激しい音を出しながら地面に激突してしまった。
「ゴルドお兄様┅ 」
「┅いや、違うかもしれないな 」
あまりの一刀の情けなさに自信を失ってしまうゴルドであった。