まさかの復活とロンズデーライト兄弟
私はなろうに帰ってきた!!!
どうも初めての人は初めましての西森です。ガラケーから機種変したので戻ってきました。
詳しくは後書きにて
魔法使いとモンスターの存在する世界から外史の世界へとやって来た主人公・北郷一刀
その世界で一刀は曹操こと華琳とその仲間達と出会い悪魔達と戦いを繰り広げていき、ついには一刀の中に封印されていた大悪魔神サタンを仲間達と協力することで倒すことができた。
これはそれから少し時が経過した物語である。
・魔法世界サイド
この魔法世界にはこの世界で一番偉いとされる魔法教皇等くらいしか入ってはいけない区域が存在する。
その場所の名は魔牢獄、ここには重罪人である魔法使い達が魔力封じの手枷足枷をつけられて閉じ込められており、罪人達は死罪を待つのみなのだが
そんなある日のこと
「ふぁ~、今日も見張りだなんて暇だな 」
「おいおいアクビするだなんて気が緩みすぎだぞ、今日は国の大事な式典があって見張りが俺達二人しかいないわけだし、その隙をついて囚人が逃げたらどうする気だ 」
毎日同じことを繰り返す暇さに二人いる見張りの兵士A、Bのうちアクビした兵士Aに対して兵士Bが注意すると
「お前は心配性だな、そんなことは絶対にありえないから大丈夫だって 」
確かに普段ならば兵士Aの言う通りなのだが
世の中何が起こるのか誰にもわからないもの
この直後
「何だ? 」
風もないのに茂みが揺れ、何かの動物が現れるのかと思いきや
ガアァーーッ!!
現れたのは鬼のモンスターであるオーガであった。
「な…何でこんなとこにオーガなんかが出るんだよ!? 」
上級モンスターであるオーガの出現に驚く兵士A
何故ならここはオーガの生息区域ではなく、モンスターが近づかないよう魔除けの結界が張られているため現れたとしても下級モンスターくらいであり、万が一にも上級モンスターであるオーガが現れるなんてありえなかった。
そしてオーガの強さはかなりのものであり
『うわぁーーっ!? 』
兵士二人は魔法を繰り出す間もなくオーガによって瞬殺されてしまうのだった。
その後、兵士二人を殺したオーガは
ウッガアァーーッ!!
何と!?魔牢獄を壊し始めたのだった。
先程も説明したがこの魔牢獄には魔除けの結界が張られており上級モンスターといえど触れるだけで傷ついてしまうのだが
オーガはそんなことお構いなしとばかりに壊す度に自分の体が傷ついてしまうが壊し続けた。
そして…
ドッカアァーーンッ!!!
度重なるオーガの攻撃に魔牢獄が耐えきれず壁が崩れてしまい
ズッシイィーーンッ!!
オーガは力尽きて倒れてしまった。
すると、その直後
「あらあら、もう使いものにならなくなるだなんて頼りにならない玩具ですわね 」
「所詮は単なるモンスターだということのようだな 」
崩れた牢獄の中から黒のゴスロリを着た銀髪少女と色黒の坊主頭で筋肉質の体をした男が現れ
「まぁまぁ、こいつのおかげで僕達は牢獄から出ることができたんだから一応感謝しないと 」
更に続けて金髪でシルクハットとタキシードを身につけた美少年風の男が出てくると
「ほら、兄さんも早く出てきなよ。久々の太陽は眩しくて気持ちがいいよ 」
最後に現れたのは…
「ようやく外に出られたようだな 」
バァンッ!!
全身に古びた包帯を巻いた男であった。
彼らの正体はロンズデーライト兄弟。
魔法使い殺しと恐れられ、多くの魔法使いを虐殺した罪により魔牢獄に入れられた四人の魔法使いである。
「ところで兄さん、魔牢獄から出られたのはいいんだけれどこれからどうする? 」
次男シルバ・ロンズデーライト(第二子)
『不死身男爵』の異名を持つ兄弟のまとめ役
「もちろん!俺らをこんなとこへ閉じ込めやがった魔法使い共へ復讐だよな! 」
三男ブロン・ロンズデーライト(第三子)
『魔獣鎧』の異名を持つ脳筋
「わたし、そんなことより久々にかわいい女に会いたいですわ 」
長女プラナ・ロンズデーライト(第四子)
『魅惑の魔獣使い』の異名を持つ男よりも女が好き
兄弟達が次々と言うなか
「うむ、サタンがいれば奴の力を奪いに向かったのだが奴の魔力を感じないな 」
長男であるゴルド・ロンズデーライトがそう言った。
『最弱再来』の異名を持つ最強の男
「そういえばそうだよね。まさかとは思うけど僕達が封じられている間に倒されちゃったとか? 」
シルバがそう言うと
「んなもんありえねぇだろシルバ兄 」
「お兄様、私達よりかは弱いですがあいつだって悪魔族の中では最強と呼ばれたものですのよ。並の魔法使いが千人かかったところで討伐できるわけありませんわ 」
確かにその通りなのだが
「いや、俺達が封じられてからかなりの年月が経過した。サタンがどうなったかはとりあえず聞きに行くとするか 」
「兄さん、聞きに行くって誰に聞くの? 」
先を進もうとするゴルドにシルバが聞くと
「決まっているだろう。この国で一番偉い奴に聞きに行くのさ 」
そうゴルドが返すと
「成程。わからないことは偉い奴に聞くか、兄さんって頭いいね 」
「俺は魔法使い共に復讐できるなら構わないぜ! 」
「かわいい魔法使いがいるといいのですけれども 」
そう言いながら四人はこの国で一番偉い奴
すなわち魔法教皇のところに向かうのだった。
これが後に魔法世界の教科書に記載される事件の始まりになるだなんて、この時は誰にもわからないのであった。
以前別のところで書いてましたが間違えてログアウトしてしまいパスワード等もメモしていなかったという自業自得なため再投稿ができなくなり、ここで続きを書いたりすると色々問題になりそうになるため新作を書きました。
なお、申し訳ありませんが以前より投稿速度が遅くなります。