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第94話 4キロとニャンコ



 女神喫茶二日目。はっじまっるよ~~~~~!



 お嬢の「女神様降臨下さい!」の言葉を受けて、わんこの手を引きながら控室から女神喫茶へ。

相変わらず固まるお客。女装メイド達も一瞬固まるがすぐに動き出す。

 僕がここに降臨してから動いていたのは一番手前を陣取るヤクザ一家と田中美佐さんのテーブルにいる椿つばきさんと向日葵ひまわりちゃんだけだった。


 椿さんはゆっくりと僕に手を振りいい笑顔。その横でワーキャー叫ぶ向日葵ちゃん。慶賀けいがさんと斎賀さいがさんのヤクザ親子も笑顔でこちらを見つめてくる。その顔が赤くなる。

田中美佐さんことゲレンデの許嫁さんは目をしっかりと開き、女装したゲレンデを見つめていた。


 僕がソファーに座るとその横にわんこがちょこんと寄り添う。頬を僕の太ももにこすり付けながらクゥンクゥンと甘えてくる。

 あらやだ、可愛いい。

 そしていつの間にか現れた向日葵ちゃんも、わんこと逆の太ももに頬ずり。

 なにこれ、ハーレム。


 もう向日葵ちゃんがここに現れたとかどうでもいい。二人を撫で撫で。尻尾が振れるわんこと目を細めて喜ぶ向日葵ちゃん。

 これはもう天国だ。モフモフ天国だ。

 別に僕はロリコンじゃないけどこれは天国だと思う。

 わんこは犬の着ぐるみパジャマだし、向日葵ちゃんには猫の着ぐるみパジャマ着せたいな……


 今日の朝から不運な僕が、このモフモフに癒された。いや、満たされる。モフモフ成分充電中。




 因みに今朝あった不運を簡単にまとめると、偽乳、許嫁、母激怒、老害(祖父)、母さん超音速。

 うん、意味わからないよね。


 朝食も食べ終え歯磨きしながらTVを見る僕に土下座するメイドちゃんと秘書ちゃん。その手にはリアル偽乳。

 「優様! 今日だけです! 今日だけなにとぞお願いします」

 「優様! これもラビットテールの新商品なんです! 是非! 是非!」

 「胸のない優様にこれを装備すればもはや死角無し!」

 「肩こりが軽減されるようブラも後ろがX字になるよう工夫されています」

 「「お願いします」」


 そんな土下座を受けながらスマホに新着メール。

 内容は老害(祖父)がUSAの許嫁を勝手に決めたらしい。しかも相手は男です。


 本当に老害……


 それに激怒した母さんが老害からプレゼントされた超音速旅客機で朝一からフランスに向かったとの事。出来るだけ早く帰ってくるそうです。


 老害の冥福を心からお祈りしております。


 許嫁は母さんに任せておいて問題が無いとして、目の前の土下座……

 二人が土下座しながら頭の上に持ち上げる偽乳をエコバックに入れ、僕は口をゆすぎ歯磨きを終わらせる。

 家を出る直前に、ここに置いていこう。もしくは学校のどこかに隠すか女装にくれてやろう。田中君でもいいかな? 普通に喜びそうだ。




 学校へ三人で着き、すぐに屋上の女神の控室へ。

 まずはメイクと髪型セット。本日は編み込みお団子が頭の上に大きく二つ。

 アイラインを気持ち長めに引き、妖艶さを出す。唇にはグロスもヌルッと。

 そこには完成された生々しく美しい艶のある美女。


 うん、十六歳には見えないね。もう二十歳超えた。


 そしてお着替え。メイドちゃんとメイド長の手には大きなプリンがプルプル揺れて……

 渡すも隠すもタイミング無く急かされ移動させられた結果。

 僕の体重が4キロ増えた。


 片方二キロずつある偽乳は少し動くごとに揺れる。

 もしかしてだけど、この偽乳の反動を使えばいつもより高く垂直跳びができるのではないだろうか? という、どうでもいい疑問が浮かんだ。


 馬鹿な事を考えてないで黒地に金の刺繍が入ったチャイナ服に袖を通す。

 クルブシまでのチャイナなシューズは真っ赤で光沢があるが、足に巻き付く黒のリボンで下品さがない。

 続いてアクセサリー各種。

 金縁リングの上には真っ赤なルビー。

 ネックレスにも赤いルビーとサファイヤが輝く。

 お団子を覆うように二つの金銀別の髪飾り。


 完全装備後の僕を見たわんこが一言。

 「ずるい」

 胸の事だろうか? わんこがこの偽乳つけたら、それこそ違和感しか……


 それでも直ぐに撫で撫でしてご機嫌獲ると「優くんのお胸……少し揉んでもいい?」

 揉みやすい様にソファーに座るとわんこが両手でモミモミと二つの偽乳をほぐす。


 なんだろう。偽乳だけあって触られてもこっちには揉まれているという感覚がない。寧ろブラに衝撃が来て背中のX字が動き少しかゆくなる程度だ。


 「こんな胸に生まれたかった……」


 僕は涙を流さないように天井を見上げ、わんこの頭を撫でるのだった。





 二人をモフっているうちにあの鐘を鳴らしたお嬢。どうやら終わりらしい。

 淑女ウォークでやって来たお嬢の手には黒い猫耳。

 「はい、どうぞ」

 向日葵ちゃんが黒猫に進化。もう勝ちです! わんこにニャンコ! 僕は今人生の勝ち組です。


 そこへメールが一軒。

 椿さんから黒猫(向日葵ちゃん)を預かってほしいと。

 返信はもちろん「責任をもってお預かりします」と返した。



 今頃老害はフルボッコだろうか?



 お読み頂きありがとうございます。


今、風邪でダウン中。その中書いていますので表現等が少し、かなりおかしな所があるかもしれません。

ご容赦ください。

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