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第391話 少し早いハロウィン



 後夜祭を華麗にパスし家に直帰です。なんだかんだと座っていたりダンスを踊ると疲れるのです。


 そんな訳で到着したのは我が家です?

 違いました。なぜかラビットテールの地下駐車場へと到着し、車を降りてエレベーターから最上階へ。


 受付嬢さんが固まりましたが一応会釈しレッドカーペットを進みます。

 後ろには秘書ちゃんとゴールデンワンコとレオーラさんが付いてきており、少し距離が空いているのが怖いです。


 何もなくいつもの控室へと到着しました。

 ハロウィンも近いので落とし穴でもあるのかと警戒したのに何もなかったです。


「いらっしゃいでしゅ!」

「お待ちしておりました!」


 控室に入ると両腕に魔女とカボチャが装備されます。腰にはゴールデンワンコが抱きついてきました。


 最近はこの三人に抱きつかれるのに慣れているせいか、少し落ち着く自分がいます。


「二人とも可愛いハロウィン衣装だね」


「魔女です!」

「ジャックオーランタンです!」

「犬です!」


 ペルちゃんは魔女ハットに魔女マント姿の可愛い魔女さんです。

 アシュレちゃんは着ぐるみに近い形でオレンジカボチャから頭と手足が出ている衣装と、ヘヤピンがジャックオーランタンです。

 ワンコはゴールデンワンコなのですが、腰から聞こえた「犬です!」発言はどうなのでしょう。


 本人がいいなら構わないのかもしれないがう~ん……


「僕は前から抱きついてもいいのかな?」


 こっちにも困った人がいますがレオーラさんは、走ってきたウィレオくんだと思われるシーツを被った小さな子の相手をお願いします。


 部屋の中には他にも奥のソファーで寛ぐ国王さまや王妃さまに祖母と祖父が、こちらを見ながらお茶を楽しんでいます。


 特にハロウィンコスプレはしていませんが、いや、国王さまは王冠に白ひげで国王さまのコスプレをしている気がしますが、確証が持てないのでここはスルーでしょう。


「二人は楽しかったかい?」


 ソファーに座り二人に今日の感想を聞きますが、自然に僕の膝に腰掛けるゴールデンワンコ。二人は隣に腰掛けます。


「本当は一緒にいたかったでしゅ」

「人がいっぱいで危険があるかもしれないと言われたので……でも、こうして一緒に居られるのは、今日までなので……」


 確かに文化祭には多くのお客さまが来援して昨日は恐怖を覚えましたが、二人の言った千葉ニーランドも相当数の人出があったと思うけど、ああSPさんに囲まれて安全は確保できているのか。

 控室の隅にサングラスをかけながらも、こちらへ笑顔を向けるSPさんの塊がいますものね。


「楽しかったわん」


 ゴールデンワンコは楽しかったのですね。

 僕の膝に座っているせいか、尻尾も動き鼻の頭をかすめてちょっとだけイラッとします。


「僕も行きたかったです」


 ウィレオくんだろうシーツから声が聞こえレオーラさんに抱きついていますが、その奥のソファーで寝ている向日葵ちゃんを発見!


 もう一つも発見しましたが触れても良いのでしょうか?


「うぅぅぅ、初めてぎっくり腰になったけど、こんなに酷いものなのね」


 いつもの和装ではなくパジャマ姿でソファーに横になる椿叔母さんの姿があります。


「これで私の方が若いと実証されたわね」


 このセリフを吐くのが僕の母さんです。確か椿さんの姉なはずですが……

 そんな母さんも本日はハイヒールを履いておらず踵には絆創膏を付けています。

 靴ずれでも起こしたのでしょう。


「優お兄ちゃんはレオラお兄さまと踊れたのですか?」


 不意に話題を振られ顔を向けるとシーツのお化けからの質問ですね。


「今日は踊れなかったけど昨日は一緒に踊ったよ。レオラさんのエスコートは……格好良いよね」


 何だかすごく気を使い言葉を選んでしまいましたが、ウィレオくんは横に頭をフリフリしているので喜んでいるのだろう。

 その横でキラキラした目を向けてくるレオーラさん。


「それならこれから一緒に踊るかい?」


 執事服を着ているからか、肉食系男子のレオラキャラで困ります。


 ペルちゃんとアシュレちゃんの拘束する手の力が強くなった気がします。

 ゴールデンワンコの尻尾の揺れは治まりましたが、あっ、また強く動き出し僕の膝から降りて走りだしました。

 祖母が手招きしてゴールデンワンコを呼び寄せたようです。


「ほらウィレオはもっと優に甘えていいからね」


 レオーラさんが隣に座るシーツのお化けを抱き上げ僕の膝へと下ろしますが、シーツの裾を踏んでいたらしくシーツが取れると中からゾンビというドッキリ付きです。


 平静を装いながらバクバク言う心臓を落ち着けます。

 リアルゾンビメイクは正直言ってゼロ距離で急に視界に入ると怖いです。

 ビビります。


「ウィレオくんウィレオくん、レオラさんにもその顔を見せてあげてね」


「はいっ!」


 笑顔のゾンビがレオーラさんへと振り向くと「ぎゃー」です。


 僕も心の中ではぎゃーだったので共感が持てます。


 可愛いと思っていたのに裏切られホラーとか、本当にホラーです。


 驚くレオーラさんの後ろへと忍び寄るレオネーネさんとレーネさんもゾンビメイクで脅かすつもりの様で……


 収穫を祝うだけのお祭りにしませんか?



 こちらも宜しくお願いします。

 異世界転移系昆布ファンタジーです。


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 お読み頂きありがとうございます。

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