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第24話 公式ファンクラブ


 日曜日は商店街の査定を慣行。結局金額は四億五千万ほどでできるとの事。

 商店街と駅を濡れずに行ける屋根のある歩道まで建設する事になった。


 そして今日は月曜日。

 下駄箱を開ける前に作ってきた張り紙(ラブレター禁止)を張る。開けたら4通。日々減ってる。早くなくなるといいな。


 月曜日は全校集会があり、生徒会の悪事の報告と新しい生徒会を起ち上げること。立候補者を募るとのこと。その後、無駄な校長の話を聞きクラスへと。


 「兎月は立候補しないのか? 潰した張本人だろ?」


 普通よ、目立つことを言うな。佐音先輩の完璧なタイミングで僕の声が入らずに放送してくれたんだぞ。


 「生徒会とかやる暇がないからな。それより何で知ってる?」


 あれは僕とテニスの姫と佐音先輩しか知らないはず。


 「今朝早く臼ちゃん先生が自慢げに話してたよ?」


 わんこも知ってるのかよ。てか、臼ちゃん先生? あぁ担任か!

 担任代えてくれないかな・・・


 「入学四日で生徒会潰すって、また伝説ができたな」


 ゲレンデよ。僕は伝説なんていらない。平穏が欲しい。


 そもそも悪事を働いていた生徒会が悪いのであって、そっちに話を向けろよ!でっかい三角定規(磁石付き)とか買う奴もどうかと思うが、売る奴もたいがいだな。他にも部費をちょろまかしたり、PC盗んだり、文化祭でも私利私欲を尽くしたらしい。

 ばれないと思うのだろうか?

 丁寧に裏帳簿なんてつけて。あの先輩のキッチリした部分が見えたが、今後の人生が心配である。


 「そうそうファンクラブの事、二上院さんよく引き受けてくれたな。テニス部で忙しいんじゃねーの?」


 「ほら、以前に頼って良いとか言ってくれただろ。それ思い出して。二上院さんって人の上に立つ感じしない?」


 「あら、わかってるじゃない!」笑顔を扇子で半分隠して登場のテニスの姫。


 上から物申しているからとか言えないよね。


 「ファンクラブの規定の事だけど、ラブラビットの規定をそのまま使おうと思うのだけどいいかしら? 詳しくまとめたプリントよ」


 プリントを受け取り一つのなぞが解けた。


 なぜラブレターでばかり告白されるのか。答えはこのプリントにあった。

 兎月優様は忙しいので基本的には話しかけてはいけない。


 副会長に感謝である。休み時間のたびに告白されてたら、休み時間じゃないものね。それと話しかけてはいけないもナイスだ。


 「ありがとう。大丈夫だと思う。二上院さん迷惑かけてごめんね」


 「いいのですわ。私が言ったことだもの。それに楽しそうじゃないファンクラブの運営って。あっファンクラブの名前はどうするのかしら? 特に考えてないのなら『優YOU会ゆうゆうかい』はどう? 兎月くんと私達って意味で」


 センスが有るのか無いのかわからないが、もう決め撃ちで来てる気がする。もうこれでいいや。


 「じゃあ、それでお願いします。月末にでもファン感謝祭として、ビンゴ大会を放課後に開催してください。挨拶だけはしますので」


 「わかりましたわ!」僕の手を握りながら「一緒に盛り上げていきましょうね!」顔が真っ赤だ。


 引きつった笑みで「ありがとうと」返した。



 そこから木曜日までは特に何もなく日々を送った。

 あった事は、公式ファンクラブの登場で兎同盟の方は自然消滅しました。優神会はしつこく残っていた。5組の前を通った時に気が付いたが、教室の後ろに神棚が置かれ、その中に僕の写真が収められていた。

 これは関わらない方がいい。脳直で判断した。


 そして、木曜日の出来事。

 朝、下駄箱の中に一枚の封筒。今までと違うのは封筒に柄が無い。いわゆる茶封筒。ハートや花柄が無いのだ。

 ラブレターではないよね。じゃあなんでしょう?





 答え:怪文書 新聞の切り抜きで作られた手紙。内容は脅迫文と日時を指定した集合場所とその地図。

 何で怪文書作ったのに地図は手書きなんだよ!


 面倒事って何でなくならないのかな・・・


 文の最後に「来なかったら周りが不幸になる」こんな事書かれていたら、ほっておけないよね・・・  こっちがもう不幸だよ!


 さてさて、どう解決しましょうか。



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