第73話-ミミナとハーピー-
スティナ達がミノタウロスと戦っていた頃……ミミナは1人ハーピー2体を釣れ
距離を取るため海辺を走しっているが……走りながらあることを考えていた
『あのハーピー2体……羽の色、それに……髪色が違う』
私が知っているハーピーは頭の髪が赤く、手翼は紫色
従来……普段戦っているハーピーは顔は人間と同じ、髪は茶色
服はなく、胸は手翼が伸びたように胸部分を隠し、下半身は布みたいな毛
足は、鷹の足の形に爪、そして人間のような足
それが私のの知っている『普段のハーピー』しかし、今、私に付いてきてるのは
普段のではなく、異種……ハーピーであるが、何かが違う気がしてしかたなかった
そして私はある程度距離を取った事を確認するため、反対方向に向くため
海辺の砂に足を滑らせ、弓をハーピーに構える、そして矢を2発撃つ
しかし……その2発はハーピー2体に軽々と避けられてしまう
「……やっぱり普通のハーピーと違う」
そう私が思った時……2体のハーピーが左右に別れ、挟み込む形に陣形を取り
2匹同時に私に空中からの滑空攻撃をする
それを後ろにステップし避けると……2体は私のいた場所に向けた滑空から
方向を変え、私に向かってくる
それを動かずにその場で腕を隠す感じに腕をクロス状に構えるが
ハーピー2体は私の左右に抜けて行き、お腹の脇部分を爪で引っ掻いて行く
「痛っ……この……! ハーピーなんてすぐ撃ち落とす!」
私は再度弓を構え……私をすり抜けたハーピーに向かい矢を放つ
するとその矢はハーピー1体を捉え、左胸辺りに突き刺さるが
力が浅かったのか、何事もなかったように矢の刺さったハーピーは
再度滑空攻撃するために空中へ飛びあがる
そして矢の受けてないハーピーは騒ぎ出す……ただの騒けび声ならば
誰も怖くもないのだが、ハーピーの叫び声は睡魔を呼び込む
それをくらい……私に眠気が襲ってきて、その場で立ち尽くす
それを狙って矢の受けたハーピーが滑空攻撃をしかけてくる
それを私は何もできずに当たり、持っていた弓もろとも吹き飛ばされる
運がよく弓に爪が当たり弓は壊れたが……私自身は無傷
しかし……吹き飛ばされて、起き上がろうとした時、叫び声をあげた
ハーピーが空から私めがけて降りてくる
『ここまでか……ハーピーに負けるなんて……』
そう思った直後、私を襲ったハーピーめがけ横から斧が飛んできて
ハーピーを吹き飛ばした後、斧が飛んできた方向へ私が目をやると……
そこにはスティナの仲間の1人の男が私に言う
「大丈夫か? まだまだスティナには聴いてほしい事がある
それぐらいでくたばらないでくれ」
私はその言葉と助けられた事が嬉しくなり、その男にお礼を言う
「うとがりあ」
「……? ああ? 何を言ってるかは聴き取れないが……お礼なんだろう?」
「ようそ」
「……まぁ、後でスティナに翻訳してもらうながら聴かせてくれ
今は先行した俺が君の援護をする!」
目の前の男性は私を起こす事無く、ハーピー2体の気を引くため
斧を両手に構え、突撃していく