第43話-ミナセ・フィーナベルク-
ミナセ・フィーナベルク 32歳 身長164cm 茶色の髪でロングヘアー
初代インペリアルガード第1階級……を10年務め、その10年間で負けなし
その10年に置いて最強の名を良い者にし、『ウェポンアタッカー』と呼ばれていた
その時の装備は背中に『ツヴァイヘンダー』
右腰に投げナイフセット6本、左腰にロングソード2本
別戦場のため別セット装備を兵士に用意させていたと言う話もある
常にのほほんとしてるのはスティナと一緒の時と変わらないが
戦場に置いて『真面目』なミナセを見た時は『殺人鬼』と味方に言われた
それほどの強さを持っていたが30歳になった時
一言残し、インペリアルガードを去る……しかし、その時の言葉がその時の兵士
達の指揮……特にミナセを支持してた連中はインペリアルを去るまでに至った
その時の言葉は……
「私、娘のスティナとイチャイチャする時間が欲しいからやめる
後は適当によろしくね」
ミナセが去った後、残ったメンバーでインペリアルガードの再建を図ったが
上手く行かず、メンバーは減る一方だった……それ以降、外部から兵士を募集
したのは良いが、元傭兵など敷居を下げてしまった影響もあり
インペリアルガードの評価は下がる一方だったそれを立て直し
今のインペリアルガードにしたのがアイリスである。
「……と、ミナセさんの事はこれぐらいだな、私が知っているかぎり
不器用って言葉はミナセさんに合わない……かな」
「そうですか? お母さん、何もない所で転ぶし、髪ぼさぼさで外でるし
なんと言うか……だらしない感じがちらほら……」
『それはスティナの前だから』とアイリスは言おうと思ったのだが
わざと『行った行動』なのだと思い、アイリスは黙っている事にした
「なるほどな、でミナセさんは今どこに?」
「それが……」
私は、私の村が塵旋風に呑まれ、ほとんどの人が無くなり
私が砂の海に流され、母親は塵旋風に巻き込まれた事を
しかし、それを聴いたアイリスさんは笑いながら心配そうにしている私に言う
「大丈夫だよ……ミナセさんが竜巻如きで死ぬような人じゃない
多分だが、普通に生き残ってその辺ぶらついている……絶対」
「そうだと嬉しいんですけど……」
「きっとそうだ、心配するな」
アイリスさんは私の母親が行方不明を聴いても毅然とした態度で
紅茶をすすっている
その後しばらくアイリスさんと雑談をしていると突然アイリスさんは席を立ち
『少し待っててくれ』と言い、部屋を出て行く。
そしてしばらくすると部屋に戻って来た……ハンナさん達を連れて
「ちょうど、スティナのお仲間さんの到着だ」
「ハンナさん! ミヤ! エステさん!」
「無事でよかった……だが、インペリアルガードの本拠地で優雅に……
お茶会とは……さすが、スティナだな」
「ですよね、お姉さんは意外に心が図太いのですよ!」
「おいおい、それは言いすぎだろ、または、小さい子としての特性が強いとかな」
「本当に……この人達、スティナの知り合い?」
アイリスさんは心配そうに私の顔を眺めている
私は苦笑をしながらアイリスさんに言う。
「そうです、私の大切な仲間ですよ」
それを聴いたハンナさん達は微笑んだように私は見えた。