表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ここから始まる表と裏の物語-the back a story-episode1  作者: 鈴菜
第6章-出会い、そして旅立つまでの戦い-
49/190

第41話-予期せぬ援軍-

ロストの反応に私は……ミヤ、ハンナさん、エステを予測するが

どれも違う、3人とも別々の依頼をしているはずなのだから


「……女の子を複数人で襲うのはどうかと思うが?」


その声の方向にヒーナさんが目をやると後ろで私を助けるのを防ぐため

路地を塞いでいた賞金稼ぎ達は倒れている、それを見たヒーナさんは

その人物に話かけると、その人物はヒーナさんに言う。


「あ、あんた誰なのよ! 私はこの子に用があるんだよ」


「……ほぅ、その子のほうが可愛いからか? それとも、その子が

 何か『ある』人物なのかい?」


「……そうだよ、こいつは『スティナ・フィーナベルク』

 手配書の一番高い『剣』を持っている女だよ」


「フィーナベルクだと……やっと……見つけた」


私がその人の恰好を始めてみた時……その人はこんな恰好をしていた

身長165cmぐらいで髪型はロングヘアーの金髪 

頭に赤いカチューシャーをしていて服装の上は白い鎧肩にⅠの紋章

そして下半身は白いミニスカートである


その女性はヒーナさんを素通りをして私の前に立つと私を両手で抱きしめ言う


「あなたがミナセさんの娘……なんだな?」


「え、えっと……あなたは……誰なんですか? 後、お母さんの名前をどうして」


私を抱きしめていた女性は『おっと』と言いながら抱きしめていた両手を離し

自己紹介してくれる。


「私の名前は『アイリス・ローレライ』、インペリアルガード

 第1階級のリーダーをしている者だ、ミナセさんには昔お世話になってね」


「……第1階級」


ハンナさんの話だと第1階級は近寄っちゃいけない人物、しかしこの女性は

私を捕まえるわけでもなく、にこやかに右腰の武器を抜き両手で構え

ヒーナさん達に言う。


「……まぁ、話を後だ、君を助けるため力を貸そう」


アイリスと名乗った女性の武器は『バスタードソード』であって

バスタードソードではない、それは本来のバスタードソードの長さではなく

ロングソードと同じ長さなのである


私がその武器を見ていたのを横目で気づいたらしく前を向いたまま私に言う


「これは、元バスタードソード、長くて使いにくいからこの長さに圧縮した

 まぁ、それならロングソードと言われるのだが、バスタードソードの

 重さが好きでね、こんな武器になってしまったんだ」


「バスタードソード圧縮型と言う事ですね」


「ははは、私もそれでいいと思ったんだがね

 ミナセさんが『それはカッコ悪い』って言って名前を付けてくれたんだ」


「なんて名前なんですか?」


私がそれを聴いた時、アイリスさんが微笑みながら答えてくれた


「クレイテス・ヘイム……だ、ただのバスタードソードなのに……な」


そんな会話を私とアイリスさんがしていると、アイリスさんに圧倒されていた

ヒーナさんが大声で言う。


「1人増えたぐらいで……とっとと終わらせるよ」


「あいよ! 姉さん」


賞金稼ぎの5人ぐらいがアイリスさんの前に立ち、思い思いの武器を構える

ショートボウ、ロングソード、ロングスピア、ナイフ二刀流、バトルアックス


しかしアイリスさんはその人数、武器にクスクスと笑いながら賞金稼ぎに言う


「おいおい……その程度の人数で私に喧嘩を売るか、そこの女

 あなたもかかってきなさい」


アイリスさんはヒーナさんを煽るように声をかけるとヒーナさんは黙って

戦列に加わる、私も加勢するため、アイリスさんの横に立ち武器を構えると

アイリスさんの声をかけられる。


「ロングソードか……その腰にある『もう1本』は使わないのか?」


「はい、これでいけます……足引っ張ったらごめんなさい」


「気にするな、その時は私が助ける、私が足を引っ張ったら

 君……スティナが私を助けてくれ、それでいいな?」


「はい!」


私とアイリスさんは相手の戦列に走り込む、戦闘を開始する。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ