表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
47/190

第39話-楽しい時間はすぐに終わる-

引きづられて来られた男はメイドの恰好をしたハンナさんに監視されながら

『スマイルフラワーランド』の店で不等な利益を手に入れた事を説明する


それを依頼発行場の人々はそれを聴き、王都の兵士に通報し、店は営業停止となり

私はお金を貰う、その額は50,000ゴールド


調査依頼の基本額10,000ゴールドと不等な額の情報料金30,000ゴールド

メイドさん出張料10,000ゴールド


最後のは私には意味不明だがとりあえず貰える物は貰っておく

しかし……ハンナさんは服を着替えないでここにいるがいいのだろうか考えていると……ミヤが依頼を終えたらしく依頼発行場に戻り、私達を見かけた瞬間

ミヤは体をクの字に曲げ笑い出す。


「ぷ……くく……ハ、ハンナ……がメイド服……!」


ミヤの態度を見たハンナさんは、はっとした顔で自分の服を見る

そして真っ赤な顔で私に近寄って来て言う


「スティナ! どうして……どうして教えてくれなかった?!」


「……だってそのまま連れて行ったのハンナさんじゃないですか……」


「そ、それは……そうだが……しかし……ミヤは……殴りたい」


すごく恥ずかしい顔をしながらハンナさんはミヤを指を指すが

ミヤは今だに笑い続けている

そんな中、エステが依頼発行場の中に入って来て『どうした?』と言った表情で

私に話かけてくる、私はハンナさんの方を見るようエステさんに言うと

エステさんは親指を立てながらハンナさんに話かける


「似合ってるぜ! 今度からそれ私服で頼む」


それを聴いたハンナさんはスカートの下の武器2本を両手に持ちエステさんの首に

当てながら怒った表情で言う


「今ここで……地獄に行くのと……メイド服を見収めにするの……どれがいい?」


「すみません、見収めでいいです、はい」


「……着替えてくる」


ハンナさんはそういうと外に出て先程の店に行くのを確認した後

ミヤは平然とした表情で依頼を報告し、報酬のゴールドを貰っているのを確認した

エステさんも依頼を報告し、報酬を貰う

それを確認した私は2人に話かける。


「これだけあれば……しばらく大丈夫ですよね?」


「……? 何を言ってるんだ? スティナ」


エステさんは不思議な顔で私の顔を見ながら話続ける。


「船の代金1人『35,000ゴールド』だぞ?」


と言う事は4人で140,000ゴールドになる

ハンナさんがどれだけ貯蓄があったとしても今日の稼ぎでは2人が限度

そう考えるとハンナさんのお世話になるしかない。


「……と言う事はお金足りないですよね?」


「そうだな、この後も俺は依頼をやる、スティナは休んでな」


「お姉様、私も行ってきます! 今新しい依頼貰ったので……ちなみに

 ハンナもここでる前に新しい依頼貰って出て行ったので大丈夫です」


「じゃあ、また後でな」


「では、行ってきます、お姉様もお気をつけて」


そう言って2人は依頼発行場の外に出て行ってしまう

私1人取り残され……ハンナさんに頼ってばかりの自分に少し腹を立て

依頼を受けようとした時、肩を叩かれ……叩かれた方向を見るとそこには

ヒーナさんが笑顔で立っており、私に話しかけてくる。


「みーつけた……さぁ……剣を寄こしなさい」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ