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ここから始まる表と裏の物語-the back a story-episode1  作者: 鈴菜
第4章-旅は何時も行き当たりばったり-
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第29話-男同士のインファイト-形態変化

しかし、エステの右足による飛び蹴りはラフトに軽々と斧の表面で受け止められる

が……エステの狙いはそこにあった。


「かかったな? ……いくぜ、俺のアクロバットだ」


エステは防がれた斧の表面に力を入れ、もう一方の足を斧の刃に足を置く

もちろん、力加減はわかっているため、靴が斬れる事はない

さらに、そこから飛び上がり、ラフトの反対側に回り込む


「なっ……なんとぉぉ?!、しかし……接近してくるのはわかるぞぉ!」


ラフトはエステの行動に驚き、少し反応に遅れたが、すぐさま後ろに向き

エステの攻撃に対応するため、斧を構え、臨戦態勢を取る。


「だから、本気で行くっていっただろ?」


エステは『キル・マッチ』第弐形態ではなく、元の形に戻し

左手の斧をラフトに投げる。


「ふん、投げるのも読んでいたぁぁぁ、弾くまでだ!」


ラフトは斧を横に払いをエストの攻撃を弾こうとする

しかし、飛んできたエステの斧はエステ本人の手元にある。


「……いくぜ」


空振りして隙ができたラフトにエステは突撃し、右手の斧で脇腹に一撃を浴びせる

その後、反対側に回り込み……再度突撃しようとする


「ふん、一撃当てたぐらいで! 次は食らわぬ!」


しかし……ラフトは斧を構え、エステの突撃に対抗するために臨戦態勢を取るが

エステは斧を第弐形態にし投げる。


「ふははは、そんな物を受け止めてしまえば私の勝ちだ!!」


エステの斧は弧を描くようにラフトの左側から飛んでいく

ラフトはそれを斧で払い落そうとするが、飛んできた斧は手前に回転し

右側に方向転換をする。


「え……? あれはどうなっているの?」


スティナは理解できなく隣にいたミヤに聴くとミヤは冷静に説明してくれた


「あれは、武器に付いてた糸を利用して投げ斧の軌道を変えているんですよ

 それも、あの重たそうな斧をああやって使えてるのでエステは中々ですね」


ミヤはエステさんの事を評価してる事にスティナは驚き

再度、エステさんの戦いを『見る』事にした。


「くっそ! ちょこまかと! 撃ち落としてくれるわぁぁ!」


ラフトは自分の周りを動く斧にイラツキ、斧を振り回しだしたが……

エステの斧の扱いが上手く、一度たりとも撃ち落とされていない事と

1つラフトは気づいていない。


『斧が1本だけしかラフトの周りを回っていない事を』


「……無能だな、身長と筋肉だけの第2階級」


エステの身長は170、ラフトの身長は180(推測)

ラフトに至っては筋肉だけを鍛えたような男であり

エステ自身、筋肉に拘りはなく細い体をしているのでエステとは正反対である

もちろん、今の今までエステがラフトに興味の一欠けらもなかったので

外見に興味はなかった。


「ん? お前こそ何を……言って……」


「てめぇの武器は死んでるぜ」


エステはキル・マッチを後ろ腰に装着すると後ろを向き、スティナ達の元へ行く

その直後、ラフトのバルディッシュ改は持ち手と斧の繋ぎの部分が切断され

地面落ちる音が聴こえる。

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