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ここから始まる表と裏の物語-the back a story-episode1  作者: 鈴菜
第4章-旅は何時も行き当たりばったり-
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第28話-男同士のインファイト-エステの真意

エステは『キル・マッチ』を両手に持ち、ラフトに走って近寄っていくが

ラフトがその場を動かす、腕を組んだまま、エステを見つめている


その光景はただ立っているだけに見えるが、それだけで『威圧』で溢れている

しかし、その威圧はスティナや戦闘意欲が低いを者を威圧するが

エステには効果がなかった。


「おいおい、おっさんよ、そんなので俺を倒せるとでも思ったか?」


「ほぅ、俺の威圧に恐れないとは……少しは認めてやろう!!」


俺はこの時思った


『どうして俺はこんなおっさんと戦わないといけないんだ……』


エステの本当の狙いは

『お子様だと思った子に引っ付いて同情を貰いながらお金を稼ぐ』

さらに上手く行けば、護衛の仕事を引き受けてさらに稼げると付いて行った

のがいけなかった……それも300,000という大金を貰ったが

スティナが死ぬまで護衛になるとは……

まぁ、スティナが簡単に死んでくれたりすれば儲け物なのだが

他の護衛を殺してスティナを殺すも考えたが……

まさか有名な2人がいるとは思いもしなかった。


「はぁ……たくよぉ、やってやるぜ!」


エステは左手に持ったキルマッチをラフトに投げると

ラフトを隣に居た兵士から武器『バルディッシュ』を片手で受け取り

エステの一撃を斧で受け止める

しかし……そのバルディッシュの形状は変わっていた。


バルディッシュの従来の持ち手は槍のように木の部分が長く

その先端に斧の刃が付いている

しかし、このバルディッシュの持ち手部分は従来の物の半分になっており

振り回ししやすく改良されている


「おい、おっさん、それは『バルディッシュ』じゃなくて『バトルアックス』」


「ちがう!! これは『バルディッシュ』改! わかったか!!」


『こいつメンドクサイ』と思ったエステは「ああ、そうかい」と言い

再度、キル・マッチを構え……ラフトに突撃する。


「ふん……その程度が『突撃』だと?! 笑わせる」


ラフトは目の前に斧を振り下ろす、その振り下ろしは『予測しての攻撃

もちろん、エステもそれをわかっていてすぐさま、後ろにバックステップで

後ろ下がった直後、再度踏み込み、右手の斧をラフトに横払いする

しかし、ラフトはその攻撃を斧の刃で受け止め、余裕にある顔で言う。


「……それが本気か? それなら殴りのハンナで十分だ」


「はぁ……まったく……しかたねぇな……おい、スティナ」


「へ、あ……はい?!」


「全力で言って良いか? それとも手加減するか?」


どうしてスティナに聴くか? それは簡単だ

俺の『護衛目的』であり『雇い主』だ、ならば許可をもらっておくのが

『理想的』だと思う、ここで本気が見られたとしてもハンナとミヤに

負けるし……スティナの『もう1本の剣』の正体も知らない。


「やっちゃってください!」


スティナは笑顔で俺にそう言う


『まったくこいつは……俺の苦労もしらずに……しゃなーいな」


俺は心の中でそう言いながら、キルマッチを持ち手と持ち手をくっ付け

片手で斧を持ち、ラフトに言う。


「見せてやる、キルマッチの第弐形態を……さぁ、始めようぜ、おっさん」


「もう始まっているぞ? さっさとくるがよい!!」


「……ああ、行くぜ」


俺は地面蹴り、ラフトに飛び蹴りを放つ。








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