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ここから始まる表と裏の物語-the back a story-episode1  作者: 鈴菜
第2章-王都そしてインペリアルガード-
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第11話-策士-

ハンナそしてミヤが無双して兵士を倒してる姿を見ている、敵側のリーダー

ファルケは恐れではなく余裕の表情を浮かべていた。


「……そうだ、もっとこっちにこい、能天気な猪は扱いやすい」


ファルケの狙いは『味方を犠牲にした誘導』

傭兵が2人逃げ出したのは計算外だったが、口を上手く使い呼び出した

インペリアルの『噛ませ』達を使う。


「あとは『あいつ』が上手く動いてくれれば……」


そうファルケは言いながら馬車の位置を動かないでいる。


「……お前は手配書にはない」


インペリアル所属『Ⅶ』の兵士のロングソードを左手のトンファーで吹き飛ばし

右手のトンファーナイフでお腹を突き刺すとその男は地面に倒れ込む。


殺す……まではいかないが貫通してダメージを当てているのがハンナにはわかる

それはトンファーナイフのナイフ部分の先端に血が付いている事。


ハンナは『無駄な殺生』はしない、手配書にある人間は殺すが……

それ以外には戦闘続行不能に追い込む。


しかし……ミヤは違う、襲ってくるなら襲い返す

武器を持っていなければ……可愛いのかもしれないが

武器を持っているために襲った相手は死を招く。


「だから……そんな攻撃あたんねぇって……出直して来い、雑魚」


ミヤは敵のインペリアル『Ⅴ』階級の男のロングソードをナイフ2本で挟み

へし折ると、その男を蹴り飛ばし……逃がす。


「……珍しい、お前が敵を逃がすなんて……明日はドラゴンが来る」


「は? お姉様が見てる、全部殺したら印象最悪だろ」


「……そうか」


ハンナは軽く微笑んだ

ミヤがこんなに丸くなるとは……スティナと言う人物にそうとう惚れているらしい

女同士と言うのは……ミヤ的にはありらしい。


「残りは……2人……突撃する」


「はいよ」


ハンナとミヤが残りのインペリアルガードの兵士2人に突撃しようとした時

相手のリーダーが行動を起こす。


「いまだ! ロイミ! 攻撃を始めろ!」


ハンナとミヤが走ってくる左右の砂に兵士を隠していた

その数10人、その兵士全てが弓を用意し構え、2人に矢を放つ。


「まったく、ファルケは人使いがあらいわね、まぁ……いいわ

 弓隊、相手の反撃を許さないように射撃して!」


ロイミと言われた女性は弓を放ちながら味方の兵士に指示を出す

その白い服の肩には『Ⅳ』の紋章がある。


「……しまった、ミヤ……引くぞ」


「わかってるっての……ちっ、弓はめんどくさい」


ハンナとミヤは自分に刺さりそうな矢を武器で弾きながら後ろへと後退する

しかし……その後ろの北門からは援軍のインペリアルガードの兵士がきている

その数10人、大型の大砲2本を用意し狙い撃ちにしようとしている。


「おい……後ろに大砲がある、なんとかしろミヤ」


「じゃあこの弓弾幕なんとか……しなさいよ」


ハンナとミヤは弓から放たれる弾幕を弾く事に精一杯で大砲を防ぐ事はできない



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