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第162話-戦いの後の休憩-

そして……フィルナが皆を止め、しばらく待つとメイド達が裏庭に姿を出す

その時の姿勢はちゃんとしてる物の息は切らしている

その中、アスミはフィルナに言う


「部屋の準備ができました、皆さんをご案内します」


そう言われたフィルナはゆっくりと歩きアスミの右肩を叩き小さな声で言うと

メイド達を通り過ぎ、自分の部屋へと向かう


「ありがとう……それと自分の身を挺してハンナに付いていくれた事を感謝します

 これからもハンナの助けになってあげてくださいとメイド達にも伝えて」


その言葉は戦う前のギスギスした感じなどはなく、優しそうな顔をしていたと言う

そして部屋事、別々のメイドが付き案内を始める


ハンナとミヤを案内すると言いだしたのはナリア

しかし、それに不満を言いだしたのはミヤ


「なんで私がお姉様と一緒じゃないのよ」


「まぁ、せっかく親子揃ったんだ、今日ぐらいは我慢しろ」


「……たしかにそうね、後……ハンナに話す事あったからいっか」


「私にか? 珍しいな」


「別に……たいした事じゃないわよ」


その時のミヤの顔を見たハンナは少し寂しそうな顔をしていた


そして……スティナとミナセを案内するのはカナ

だが……初対面のカナをいきなり笑顔で抱きしめたミナセ


「あ、あのぅ……どうしましたぁ?」


「んー可愛いなぁって思って、それも私の抱きしめにぶれないって事は

 何か『武術』をしていたって事かな?」


ミナセはたしかにカナの事を可愛いと思い抱きしめた

しかし、カナは驚いた表情でスティナに『助けて』と言っているような眼

スティナはそれを悟り、ミナセに話かける


「お、お母さん……そろそろ外も寒くなってきたから中に行こうよ

 メイドさんもそう思ってると思うよ」


「はいぃ、その通りですのでーミナセさん、中行きましょー」


「……スティナがそう言うなら、中行きましょうか」


ミナセはカナを離すとカナは慌てて、家の中に入って行く

それを追いかけるようにミナセとスティナが歩いていく


そして、最後に案内されるのがエステとフィリシア

案内するのはアスミ


「おい……どうして俺がフィリシアとなんだ?」


「なによ……私とじゃ不満なわけ?」


「不満って言うか、男と女が同じ部屋って言うのもなぁ

 せめて、アスクさんと俺だろ」


「……奥様を無視してエステさんと同じ部屋はどうかと思います

 なので、アスク様はフィルナ様と同じ部屋です」


アスミは真面目な顔でそう言い、エステは少し不満そうにメイド達を間を

すり抜けるように歩いていくアスクと顔が合う、その時のアスクは

笑顔で手を振り、口で何かを言うがエステの耳には届かない

そして、アスクはそのまま家の中に入って行ってしまう

エステはアスクが口で言った言葉を予測しだすと……ある言葉にたどり着く


『頑張れか……まぁ、なんとかなるだろ、スティナ相手だったら困ったが

 この暴走女相手なら、1夜ぐらいどうとでもなるだろ』


そう思いながらアスミが歩いていく後ろを歩いていく

フィリシアは嬉しそうにエステの横を歩くが、エステはそれを気に留めない

決してエステがフィリシアに興味がないわけではなく、

スティナが目の前に居てそちらが気になっているからである


案内されたメンバーは部屋の中に通され、メイド達は一礼をし、部屋の扉を閉め

その場を去る……そして、案内されたメンバーの思い思いを一夜が始まる……

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