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ここから始まる表と裏の物語-the back a story-episode1  作者: 鈴菜
第16章-武器に込められた思い-
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第126話-フィリシアとスティナの買い物-

エステとフィリシアは街の中を歩き続けるとフィリシアはあるお店の前で

足を止め、ガラス張りの奥にあるマネキンの服を眺めている

それを前を歩いているエステはフィリシアが立ち止まっている事に気づき

フィリシアの真横まで歩き、フィリシアが見ているマネキンを見ながら

エステはフィリシアに声をかける


「どうした? 何か気になった物でもあるのか?」


「え? ……特にないよ、他の所見に行こうよ」


そう言ってフィリシアは歩き出そうとした時、エステがフィリシアに声をかける


「俺、ここの店で欲しいのがあるから寄ってもいいか?」


「いいよっ!」


フィリシアは笑顔で店の中に入っていくのを微笑みながらフィリシアの後に

付いていくエステであるが、先に入ったフィリシアが中に入った直後に

目の前の人物を見て『あっ』と言う、エステはフィリシアに続き

目の前の人物を見ると、驚く


「スティナ? それと……ああ、主催者か」


「ああってなんだ……まさか、サングラスかけてなくてわからなかったか?」


「そうだな……と言うかサングラスがないと正直誰かわからない」


「ひでぇ……まぁ、私達はスティナが買うと言う服を見にきたのさ」


「そうです、エステさんは……フィリシアさんと買い物ですか?」


「え? ああ、フィリシアに買い物に付き合えって言われてた

 ついてきたらここになった」


「そんな感じ、スティナちゃんは何か買う物決めた?」


「いいえ、まだ決めてないです……仲間の女の子に服を買うんですけど

 どれが似合うかなーって思って……悩んじゃいます」


「なるほどね、えっと、そのお仲間さんはどんな服が好きなのかな?」


「たぶんですけど、ワンピースみたいな感じが好きかも……?」


「ふむふむ……じゃあこれとかどうかな?」


フィリシアはスティナにハンガーかかっている1つのワンピースを見せる

それは『黄色のワンピース』、首元にリボンみたいな物が付けられていて

可愛いいのだが、スティナにとってのミヤのイメージは白か赤なので

スティナにとっての『黄色』はどこか違う感じがした


「えっと……黄色と言うより、赤か白てきなイメージが強いかも」


「なるほど……じゃあねぇ……んー」


フィリシアはスティナが言ったのを探し始める、スティナも自分で探せばいいのだが正直にこう言うお洒落な服が集まるお店には来たことがなく、戸惑っていたので

フィリシアが変わりにいろいろ探してくれるのは嬉しかった


「よしっ! これなんかどうかな?!」


フィリシアはスティナに1つのワンピースを見せる

それは『白と赤のワンピース』、全体的に白なのだが、裾の部分だけ赤色

その赤は薄色で、ミヤにぴったりと言った感じ


「これいいですね! 可愛いし、あの子にぴったりだと思いますっ!」


「よかったっ……あと、これはスティナちゃんに!」


「へ?」


スティナはフィリシアからもう1つの服に見えるが2つある

その服は2つ、

1つ目はトップスで『白色で胸元にピンクのリボン』

下は『ピンク色のミニスカート』

どちらも可愛い女の子が着るような服であり、スティナに取って

もっと地味な色をした服でいいと思っていた


「……これだと可愛いイメージが、私的にはもっと地味な服でいいんですが」


「何いってるの?! スティナちゃんにはもっと可愛い服がいいのよ!

 そのよね? エステ、主催者!」


「あ、ああ……そうだね、スティナちゃんには可愛い服がいいと思う……」


「俺もそう思うぞ……?」


今までかやの外で放置されていたエステとアスクだったので急な言われ方に

少し驚き、慌てて言葉を返すと、フィリシアは頷きながらスティナに笑顔で言う


「ほらっ、似合うってことだよ! ささ、来てみて」


「え、え……フィリシアさん?!」


フィリシアはスティナを連れて、白いカーテンがある試着室に背中を押され

中に連れて行かれる、それもスティナだけではなくフィリシアも一緒に……

その状況に付いていけなくなったアスクはエステに話かける


「なぁ……私達はどうすればいいんだ?」


「さぁ? とりあえず……大人しく待っているといいと思うぞ

 変に首を突っ込むとフィリシアに何言われるか……」


「にしてもお前さんはフィリシアと仲良くなったみたいだな」


「そうか? たまたま一緒に歩いたぐらいだ、顔見知り程度だろ

 あの子もあの子で、人見知りしないしな」


「そうだな……そういう事にしとくよ」


「そういうこと? 何か他にあるのか?」


「くくっ……ないない、何もないよ」


エステはアスクの言葉に首を傾げ、『?』と言った表情なのだが

アスクに至っては半笑しながらエステを見、肩を叩く

それを試着室から出て着た2人が『何かあったんだろ?』と言った表情で見ている

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