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第5話-出会いは突然に-

「ん……」


この砂の洞窟は熱くもなく寒くもない

そのため服さえ着ていれば、とても気持ちが良い気温である


私はベットの中で横に寝返りを打つと……目の前に女の子がいた

それも起きていて笑顔で私に話かけてくる。


「はじめまして! 今日からスティナお姉様のお世話係になりました!」


ベットの上で寝ながら敬礼するが……正直微妙である

服装はピンクのワンピースに所々に赤色の花模様が散らばめてある

身長は私よりも高く160ぐらいで薄い緑髪でボブヘアー


「えっと……とりあえず、おはようございます」


私はベットの上に『ぺたん座り』をしながら朝の挨拶をすると

その子も同じようにぺたん座りをし、私に自己紹介をする。


「『ミヤ・ステイラー』って言います、15歳で接近戦が大好きです!」


ミヤと名乗った子は私よりも歳が低く、人見知りのしない子に見えたので

私も自己紹介をする。


「私はスティナ・フィーナベルクです、よろしくおねがいします」


「敬語なんていいですよー! お姉さんなのですからー」


「そう? じゃあよろしくね、ミヤ」


「はいです!」


私と会話した後、ミヤは私を案内してくれた

リドラーさんの部屋、ハンナさんの部屋、ヒーナさんの部屋、リクさんの部屋

食堂、お手洗い、洗濯場……そして、入口。


始めて私は入口と呼ばれた場所に来て驚きを隠せなかった

上へ行くと言うのは柔らかい部分の砂に穴をあけ、そこに梯子はしご

かけて……と思ったのだが、実際は硬い砂の部分を手で上る

方法としては硬い部分に石を差し込こんであり、それを登っていく

もちろん、上に行くためにはその石を掴んで登ってそれを繰り返す。


「ねぇ、ミヤ……これはどうやって登るの?」


「これはですねー」


そう言ってミヤは軽々と上へ上へと登っていき、外に出るかでないかぐらいで

戻って来て私に言う。


「ちなみに……あそこから外に出れるんですけどー」


出れるはするが、時間を間違えて出ると国兵と遭遇戦になったり

砂の砂塵によって前が見えなくなり帰れない状態にもなり

逆に国兵がこの『入口』を見つけ侵入するかと言えば……

それは御旗が考えており、砂と似たような物を蓋にし、擬態している


「お姉様、それでは戻りましょうか! 私は自分の部屋によってから

 食堂いきますね」


「うん、先にいってるね」


私は同年代の友達ができたみたいで嬉しく、少し浮かれた気分で食堂に向かう

それをミヤは笑顔で『そっちですよー』と指を指し教えてくれていた。


そして、スティナが見えなくなった後、リクが狭い道に隠れておりミヤに話かける


「随分とスティナに優しいな、そんな事しなくても素でいけばいいだろ」


その時……あれだけスティナに笑顔を見せていた無邪気なミヤはそこにいなかった







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