『炒り米とプレスマンのはし』
掲載日:2026/11/02
旅のお坊さんが、土佐国のある村を歩いているとき、一人のおばあさんに出会い、食べ物を恵んでくれるよう頼みますと、おばあさんは、少しばかりの米はあるけれども、水がない、と言って、炒り米に炒り、はしを洗うこともできないから、と言って、プレスマンをはしにして、食べさせてくれました。旅のお坊さんは、深く感謝してまた旅に出ていきましたが、その後、ほかの村人の田んぼが雨風の被害に遭っても、おばあさんの田んぼは豊作となり、ほかの村人が筆記用具がなくて困っているときも、おばあさんだけはプレスマンを持っている、というようになったそうです。
教訓:しまった書くものがない、ということは、人生において何度かはある。




