10話 街の攻防戦
今回の更新は少し特殊です。
9話の中に戦闘シーンをブチ込んで、2話に分けました。
(ここから読み始める人は9話の後半からもう一度見ることをおすすめします。)
自分達が来るまでにも数体の魔物が倒されているはずなのに、次から次へと魔物がやってくる。
そこに一体。自分は包丁を投げた。追従をつけずとも大体は短剣を投げていた感覚と似ているので、ほとんど当てることが出来た。
「そこの冒険者の人しゃがんで!」
そう言われた冒険者が頭を下げると、その上を矢が飛んでいった。
『弓矢を使えるゴブリンの個体も現れたのか…どんな相手がいるかわからないぞ。気をつけろ‼︎』
『「はい」』
もう弓矢を使える個体が現れたのか。そう思いながら辺りを見渡していると、
"ガサガサ"
音のした方を見るとそこには、弓を持ったゴブリンがいた。多分あのゴブリンがさっきの矢を放ったのだろう。するとこちらが気づいたことを認識したゴブリンが矢を取り出し、こちらを狙ってきた。
そんな中、後ろから僅かだが豚の鼻を鳴らす音が聞こえてきた。多分後ろにいる魔物はブッタだろう。なるほどそういうことか。さすが弓矢を使えるゴブリンだ。挟み撃ちをしようということだな。だがバレバレなんだよ。
そう思い手に持っていた包丁を複製魔法で3つに、そのうちの2つに追従魔法をかけた。
そして追従をつけたもの、つけていないものをそれぞれ後ろのブッタ、前のゴブリンに投げた。正面にいたゴブリンは当てられる自信はあったが、後ろのブッタはどのくらいの位置にいるかがわからなかったので追従をつけさせてもらった。
後ろのブッタは何事もなく倒せた。だが前のゴブリンは自分が包丁を投げた瞬間に、最後の抵抗として弓を放ったのだ。
運の悪いことに今自分は防御系の魔法を持っていない。では、どうするか?
そこで使うのがさっき用意したもう一本の追従付きの包丁だ。そして、自分はその包丁を投げた。すると包丁はしっかりと矢の動きを捉え矢を貫き、矢の軌道を変えた。多分何もしていなければ、矢は自分に当たっていただろう。
その後さっきのゴブリンを確認すると、こちらもしっかり倒せていた。
後は素材はしっかり回収しておいた。
(視点ノアへ)
この時ノアはというと、穴を掘っていた。
『獣人の嬢ちゃん、穴なんか掘ってどうしたんだい?』
「しばらく参加できなくてすみませんでした。ですが、いま用意が完了したので少しお願いをしてもいいですか?」
これを聞く時私は少し緊張していた。なぜかというと、こういうのって大体「初心者が俺に命令をするな‼︎」などと言われるのではないかと思ってしまったからだ。私が昔地球で読んでいた小説の展開がそうだったからだ。しかしこっちの世界では、
『わかった。俺らにできることならなんでも言ってくれ。何をしたらいいんだ?』
「ありがとうございます。ではこの穴にできるだけ多くの魔物を引き連れて、落としてください。」
『オッケー。お前らこの穴にできるだけ多くの魔物を落とすぞ‼︎』
『『オー』』
穴の中には、いろんな魔物が魔物魔物魔物いている。
『嬢ちゃん、こんな感じでいいか?』
「ありがとうございます。ー火柱ー」
ノアがそう言った瞬間穴から大きな火柱がでた。冒険者の人曰く即死させることが出来ない魔物もいるということなので、火力を抑えて長い間魔法を出すことにした。
そんな中、マエが帰ってきた。
『こっちの魔物は殲滅完了した。お、ノア結構使いこなせるようになったな。』
「頑張りましたから。」
私は笑顔で答えた。
その後、火柱を終えると焼いた肉のいい香りが漂ってきたので、食べたいなと言ったら、マエや他の冒険者にそのまま素焼きの魔肉、それも地面に直に置かれたものは細菌などついていて汚いから食べれないと言われた。
それでも私は食べたかったので、創造魔法を使い安全にしtr、1人で食べていたらだんだん他の人も誘惑に負け、結局は全員で焼肉(調理済み)パーティをすることになった。
(マエ視点へ)
『ということがありました。ギルドマスター。』
『報告ご苦労様。今回は北からの襲撃のみで助かったが、これが他のところからも来ていたとなると無事では済まなかったかもしれん…』
冒険者の中でのリーダー格の男から報告を受けて、ギルドマスターは険しい顔をしていた。ちなみに、焼肉パーティをしたことは隠していた。
「マスター、報告なのですが、実はあの時南部からも襲撃が来ておりまして…」
『それは本当か⁉︎その魔物達はどうしたのだ?』
「いい具合にかたまってくれていたので、ノアの範囲魔法で殲滅しました。」
そう言いノアを指さした。そしてノアがお辞儀をした。後は証拠となればといくつか素材を出しておく。
『なるほど、ゴブリンにサンベア、ブッタと…種類でいくと北部で現れたのと同じ感じですな…挟み撃ちをする予定だったのだろう。魔物にしては頭の切れる奴らめ。』
そういいギルドマスターは窓の外を眺めている。そして、よしと言い
『今日のことは本部に報告しておく。今日はそれぞれ家に帰り、休むこと。では、解散‼︎ あ、マエさんとノアさんは残っておくこと。伝えたいことがあるのでな。』
そうギルドマスターが言い、自分たち以外の冒険者は帰っていった。
『残ってもらったのは、他でもない模擬戦の話なんだが、今日のことで明日は忙しいから、中止とさせていただくよ。ごめんな。』
マスターは申し訳なさそうに言った。
『その代わりと言ってはなんだけど、今回の成果を使ってランクを1つ上げたいんだけどいいかな?』
「わかりました。ですが他に応募した人は大丈夫なのですか?」
そう聞くと、マスターは少し苦笑しながら答えた。
『もともと、あなた達以外に応募した人は居ないんですよ。今の仕事内容では、ランクは関係ありませんので…』
(そういえば、そうだよな…)
そうして、自分とノアのランクはEになり、今日という大変な1日が終わりました。
〈コラム〉
魔物達
・ゴブリン 1体1体は雑魚。しかし、団体で行動されると厄介。魔王が生み出した生物で、人を襲うことしか脳がない。あとシンプル汚い。
・サンベア お腹に太陽のような模様が描かれた黒熊。基本はちみつを食べて生活をしているが、魔王に操られると鋭い爪で引っ掻いたり突進してくる。痛い。
・ブッタ 豚が二足歩行している。棍棒を持って襲いかかってくる。焼肉にすると美味い。ノアが火魔法で一掃した後の匂いの大体がこの匂い。
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名前 マエ(ツギ)
ランク E
装備 メイド服(インベントリ・自動修復・束縛・清掃)
武器 包丁(リターン・ラットマ製)フライパン(火炎・熱・硬化・ラットマ製)
魔法 複製 Lv.1 追従 Lv.1 水魔法 Lv.1
呪い 武器消滅 束縛 不身分明 身変
所持金 71000G
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名前 ノア 三毛猫獣人
ランク E
装備 服(神からの物なのでまあまあ耐久力はある)
武器 なし
魔法 想像
状態 狐神の加護
無理やりやけど、2週間に、1本は守れた…
(これ書いたのテストの中日…明日もテスト)
「物語の展開進まないのかよ!!」by??
1500文字は書いたから許して…




