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穿て、

ヒョーゲンノジユー

作者: 切咲絢河

 なににつけても人権、人権。

 なににつけても自由、自由。

 バカが一つ覚えに人権やら自由やら言っていては自由なんかないと思う。


 僕、嫌いなんですよ、知的顔をする人間が。(ま、僕もそこまで法律云々を知らないから、ブーメラン発言というやつなんだけど。)

 例えば、

 表現の自由だ!とか言って、町中で下ネタ叫ぶ奴のどこが合法なんですかね。

 合法ってのは変だけど、少なくともやっていいことではない。

 まあ、町中で下ネタ叫ぶ人なんていないと思うんですけど。


 じゃ、ヘイトスピーチはどうなんでしょうか。

 意味を調べたら差別的なことを言うことを指しているんですよ。

 国籍、出生地、言葉、文化、容姿等々、そこを差別するんですよ。

 それ、やっていいですかね。

 倫理的に考えればやっちゃいけないですよね。


 で、なんでそんなのが増えたのか。ヘイトスピーチが増えた原因としてはSNSの普及なんでしょうけど、そこら辺の解説はもっと知識のある専門家に任せる。


─ここからは僕の仮想に基づく問答を載せる─


僕「人の悪口はやめましょう。小学校から耳がたこに成る程言われていること。うーん、中々どうしてそれが守れない?」

人「いや、それじゃ表現の自由が守れないだろ。」

僕「へー、じゃ、あなたも悪口を言われたいの?」

人「なにいってんの?」

僕「なにいってんの、はこっちの台詞だ。お前は日本国憲法の第12条を読んだのか?」

人「公共の福祉?濫用の禁止?じゃ、僕らはどうやってストレスを発散するの?耐えろって言うの?」

僕「耐えれるなら耐えればいいんじゃないですかね。耐えれないなら仲間内で愚痴ればいいでしょ。」


 人は集団を好むが故に自分の意見に賛同する人間を集めるべくヘイトスピーチを流す。(これは僕の勝手な考察。)


人「さっきと主張違うよね?」

僕「いや、一貫しているはずだけど。」

人「じゃ、何が言いたいの?」

僕「なら、あなたは悪口言われても良いわけね。」

人「嫌だよ。てか、なんでそうなる?」

僕「相手の立場に立つってことできないかな。在日外国人を○○産まれだからナントカだって言って良いの?」

人「よくない。けど、それとこれは違うだろ?」

僕「どこが?」

人「いや、僕は差別とかじゃなくてただの愚痴なんだけど。ってか君の言い分だと仲間内で愚痴るのも公共の福祉とやらでダメなんじゃないの?」

僕「そう思うなら愚痴るのを止めるのが手っ取り早いんだけど、それくらいわかるよね?」

人「さっきと主張違うけど、大丈夫?」

僕「言外に言いたいことを察せないかな?」

人「は?」

僕「もう、いいや。僕ね、中学の先生にすっごい良い言葉を教えて貰ったんだよね。」


 その言葉が「愚痴とか、悪口とかは言っても良いけど、それは仲間内で留めておけよ。」

 当たり前だけど、かなり大切なんだよね。

 別に愚痴とか差別思想とかやっても良いけど、それを公共で行うのはどうかと思う。


人「陰口ならやって良いんだ。」

僕「やれば。」

人「さっきと主張違うけど、え、本当に大丈夫?」

僕「あなたは僕の言ったことがわかってないの?」

人「いや、わかった上でのこの発言だけど、君こそ僕の言ったことわかってる?」

僕「常識の守れないような奴の言ったことなんてわかっても得しないけどね。」


 最後のは蛇足なんだけど、許して。


 公共の福祉ってのは人権の制限なんだけど、公共じゃなければ別にいいよって言ってるわけでもある。(いや、違うか?)だからさ、そこら辺、弁えようよ。

 じゃ、陰口は良いの?ってそこら辺はあんたらの倫理観で考えれば良いだろ。そんなことまで僕に言わせるな。

 じゃ、僕はなんのためにこんなエッセーを書いたのか。

 それは、まあ、みんなが言う「ヒョーゲンノジユー」に基づいてみたわけです。

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