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人生終わったら人辞めてた  作者: 球磨川 享楽
第一目 鬼の誕生
5/12

「こちらがキョウラク様のお部屋となります。ごゆっくりおくつろぎください。」


そう言って俺付きになったメイドさんはその場を去った。


あの人ずっと無表情だったな〜。


「へー、結構いい部屋じゃん」


まさか2人来るとは思わなかったらしいからすぐに用意できる部屋だって言われたけど。


「いや〜、まさか王様の目の前で国の騎士を殺したのに不問になるとはね〜」


本当にびっくりである。よくて牢屋行きだと思っていたから。


「まさか騎士なのに王様に嫌われていたとはね〜」


そう!あの騎士は実力はあるが行動に難があったらしい。どういうことかはわからないが状況も状況なので正当防衛となった。

あの程度の実力で強いとか俺ら武術家に喧嘩売ってんのか。


そう言えば俺、死んだんだよな。死因は頭部への打撃かな?頭痛かったし。

いまの状態は死ぬ前の状態なのか?


でもあの時着ていた服とは少し違う。


ちなみに今の服装は黒色羽衣のような物、だけだ。パンツもない。


本当にどういう状態だ?



【名前】球磨川 享楽

【種族】半人半鬼(人族寄り)

【職業】英霊

【レベル】8

【HP】173/220

【MP】153/200

【スキル】

殺刃技さつじんき(オリジナル)

真眼 (MAX)

殺衣 (30/100)

おそれ (2/100)

【実績】狂骨 (初段階)






享楽の目の前に突然文字が現れた




…何これ!?


え?なんで突然こんなのが?意味わかんない。


「 スー、ハー、スー、ハー」


よし、落ち着いた。

まずこれは俺の事が書いてある。

そうしよう。


殺刃技とかは自分で作ったからわかるけど。真眼は何だろう心眼なら体得したからわかるけど。



〈真眼〉心眼の亜種スキル

総べてを見通し真実を掴む眼



分かってたよ、出るってさ。でもさ、

意味わかんないよ!何?真実を掴む眼って!心眼の亜種って!

効果わかんないし!

でも大丈夫!この後のスキルに比べたら!


〈 殺衣〉殺気の上位スキル

殺死を体現する者


〈畏〉人ならざる人に与えられるスキル

周囲に畏怖畏敬の心を持たせる

レベルが上がると能力が出てくる



マジでわけわからん。殺死を体現するってなに?てか何て読むの?


あ、でも畏は分かる。

死んだから英霊って職業になって、しかも半人半鬼って種族だからか。


いや、わからんし!?



〈狂骨〉死したものが肉体を欲し、死してすぐに人を殺めたものに与えられる

五段階まで昇華する

効果、自身のステータスを回覧する

他者のステータスを回覧する

種族をその者の本来の種族に変える



オーケーだ、何となく予想してたから。


多分俺は王国騎士を殺すまでは肉体がない状態だったと思う。

だから魔力石にも反応しなかったんだと思うだって魔力あるもん。


そして俺が自分のステータスが見れたのはこういう事ね。他もわかったよ。



〈半人半鬼〉人と鬼が混ざっている者

MP以外のステータスを上げる

戦闘意欲が増す

戦闘系のスキルを覚え易くする


〈英霊〉死して英雄になった者に与られる

周りが受ける感じ方が変わる

見えざるものが見える様になる

HPとMPを大幅に上げる



と、言うわけだそうだ。

やっと分かりやすいのが出てきた。


そしてステータスは他にもある可能性が半人半鬼でわかった。スキルに関しても。


他については見てないぞ俺は。

俺はもう何も知らないからな!


「ハー、寝るか」


何で俺は考えごとなのに説明口調だったんだ?


コンコン


扉が叩かれる音が聞こえた。


「失礼します、キョウラク様」


この声からするとさっきのメイドさんらしい。


「どうぞー」


ついでにステータスも見てみよう。


ガチャ



【名前】セルフィ 24歳

【種族】人族

【職業】メイド長

【レベル】42

【HP】230/230

【MP】100/100

【スキル】

礼儀作法 (Max)

メイド術 (Max)

【実績】メイド長



ステータス低っ!いや、俺が高いのか?


何故だかスキルの内容がわからないし、調べられるのは俺が持っているものだけなのかな?


「お食事の用意が出来ましたのでお呼びしました。こちらへどうぞ」


メイドが勇者でもない俺についているのもおかしい、それもメイド長を付けるのも。


「どうかなさいましたか?キョウラク様」


やっぱり監視のためか?


だがスキルを見るとそういうスキルは持っていないし、


逃げるべきかな?


「キョーラク様?」


気がついたらメイド長が目と鼻の先にいた


「うおっ!」


びっくりでした〜


「大丈夫ですか?キョウラク様」


そう言ってセルフィは享楽の額に手を当てた


冷たくて気持ちいい。


「お熱はない様ですね、こちらへどうか。お食事の用意が出来ています」


「あ、うん。わかったよ」


考えるのは今度にしよう。お腹すいたし。


「楽しみだなー。」


これから楽しくなりそうだ。


「嬉しそうで何よりです」


前にいるメイド長が少し笑ったそうに見えた

【名前】球磨川 享楽

【種族】半人半鬼(人族寄り)

【職業】英霊

【レベル】8

【HP】173/220

【MP】153/200

【スキル】殺刃技 (オリジナル)

真眼 (MAX)

殺衣 (30/100)

畏 (2/100)

【実績】狂骨 (初段階)




まさか騎士を殺したのに何も無かった主人公。

これから主人公はどうなることやら。


てか、なに書いてるのかわかんなくなった。


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