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人生終わったら人辞めてた  作者: 球磨川 享楽
第一目 鬼の誕生
4/12

「ほう、こやつらのどちらかが今代の勇者というわけか」


「朝倉直哉と言います。よろしくお願いします」


「享楽でーす。よろしく」


と、言うわけで王様のいる王座の前にいます。

やっぱり俺、死んだと思うんだよね。

気絶したのとは感じが違ったし。でもさ、優男は放課後の教室で勉強して、気がついたらここにいたっていうんだよ、これ絶対優男が勇者だよね〜。


なら俺は何?



「どちらが勇者かわからないのなら魔力石で調べてみればよい、魔力石を持ってこい」


突然のファンタジー要素!やべーわ、死んだからここが日本ではないことは分かってたけどやっぱりスゲーわ。

魔力石だって!絶対魔法に関係あるやつだよね!楽しみだわー。


「お持ちしました陛下、それではお二方、こちらの魔力石に手を触れてください。そうすれば触れた者の魔力に反応して光りますので」


「分かりました!それに触れれば良いんですね」


おお!イッツ ファンタジー!

早く触りたかったけど先越されたわ。

まあ良いけどね。


ピカーッ!


うわ!眩しっ!


「おお」「これは」「こちらではないか?」「あちらも期待できるぞ」


「なるほど、こういうことね。なら次は俺か」


俺は魔力石なるものに触れてみた。


シーン…


あれ?


「どういうことだ?」「魔力がないのだろう」「なるほどでは勇者はあちらか」


魔力がない、だと?

ファンタジーなのに、魔法なし?

やっぱ死んだからか?


「気にしないほうが良いよ享楽君」


優男が俺をさぐさめようとしている。

気にしてないし。

別に魔法が無くても生きていけるしね。

でも少し残念だ。


「では、アサクラ ナオヤ殿を勇者とする!」


「まあ、どうでも良いか、勇者とか興味なかったし」


魔法に比べれば勇者とか面倒なだけだし。


「おい!」


突然後ろの方から怒鳴る様な声が聞こえた


「勇者がどうでもいいだと!そういったか!!」


「言ったけど?それが何?てか誰だよお前」


本当に誰だよこいつ、さっきから俺を睨んでたけど。


「俺は王国騎士のラサールだ!!いまの発言は国家反逆と見なす!死ね!!」


えー、何言ってんのこいつ?怖っ。


ラサールは享楽に向かって走りながら剣を抜いてきた


「ねえ王様、俺の発言は国家反逆罪になる?」


俺は一応この国の(王様)に聞いてみた。


「こちらが読んだのだから言葉遣い程度のことではならんよ」


「ならないんだってよ、王国騎士〜」


「勇者でもないやつが!王国騎士のこの俺にそんな口を聞くな!!」


どうやら聞く耳を持たないらしい。

頭に蛆でも湧いてんのかね?

王国騎士はすぐ近くまで来てるし仕方ない。




殺すか



「死ね!ゴミが!!」


ラサールは剣を振りかぶった


しかし!


ラサールが剣を享楽に振り下ろそうとした瞬間、


「お前がな」


「ガッ!」


ラサールの喉に享楽の蹴りが!

虚をつかれたラサールは身体仰け反らせて剣を手放した

享楽はその剣を掴み、




ザシュッ…

「カ、ヒュッ」


ラサールの喉に剣を突き刺した


「ねえ、」


享楽の声は少し低くなっているように聞こえた


「勇者じゃないから弱いとでも思った?」



少しずつ雰囲気も変わっていった


「人を殺せないとでも?」


ゴクッ


何処からか息を呑む音が聞こえた


「甘いよ、甘ったるい。」



それはまわりの、享楽を見ていた全員に言っているように聞こえた


「自分だけが殺す側だとでも思ったのかよ」



「そんなわけナイダロ?」




「そう思ってたのなら、殺されたッテ」



享楽はラサールから剣を抜いた



ーシカタナイヨネー



ラサールは剣が抜いた所から血を撒き散らしながら床に伏せた


実績が解除されました

実績〈狂骨〉


これにより自分のステータスが回覧できる様になりました


相手のステータスが回覧できる様になりました


種族が解除されました

種族〈半人半鬼〉




レベルが上がりました

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