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鉄拳ラビRemake  作者: hachikun
赤毛のサイボーグヒーロー
21/44

プラント潜入開始

手をいれていたら、少し長くなってしまいました……。

きりがないので投稿します。


 それはこの星で、少し昔に見られた風景のひとつ。

 

「俺の人生は、やっぱり間違っていたんだろうか?」

 どこか疲れた顔をして、窓の外を眺めている初老の男がいた。

 男はきれいな身なりをしていた。社会的に大成功とは言わないが、とりあえず悠々自適に近い生活を送っている、そういう種類の人間だった。まぁ、少なくとも食べるに困るような老後ではあるまい。

 だけど、男には妻も子もない。それがゆえに家は静まり返っていた。

 一人暮らしの彼は、女性形アンドロイドの『ニコ』に日常生活の全てを任せていた。彼女は大変有能な家政婦だし非常にお気に入り。ニコがいてくれるから妻はいらないと友達に豪語した事もあるが、それだって別に誇張でもなんでもない。

 だけどニコは子供を産めない。アンドロイドなのだから当たり前だが。

 有機ドロイド、つまり合成生命体だし女性としての機能もあるので本当は子供も産めるはずなのだけど、アンドロイドが人間の子供を産むようになったら社会が大混乱を起こすだろう。そうした理由から、その手の機能は有効になっていない。男は少なくとも、そう認識していた。

 それはいい。最初からわかっていた事だ。

 この国は過酷だ。

 自分ひとり生きるだけでも大変なのに、奥さんを得て、しかもその奥さんに命を削って子供を産ませるなど、男にはとてもできそうになかった。実際、友達のひとりが愛し抜いた奥さんを子供もろとも失ったのをまのあたりにしていて、特にそう思う。

 そんな悲しすぎる別れは、経験したくないと。

 だけど、ひとりぼっちの未来を思う時、男は悩む。本当にこれでよかったのかと。

 と、そんな時だった。

「ご主人様、お願いがあります」

 お願い?

 ニコからお願いをしてくるなんて滅多にある事ではない。それは聞かないわけにはいかないだろう。

「なんだいニコ、珍しいじゃないか。ぜひそのお願いとやらを聞かせてくれないか?」

「はい」

 彼ご自慢の家政婦にしてパートナーである女性形アンドロイド。地味な割烹着で作業しているが、その中にある容姿は本当に美しいし、会話中に見せる個性も普通の女性と何も変わらない。

 でも、そんなニコの言い出した「お願い」には、さすがの男も絶句してしまった。

「私、ご主人様のお子様を産みたいのです。許可いただけませんか?」

「……なんだって?」

 聞き間違いかと思ったが、間違いなく「子供を産みたい」のだという。

「どういうことだい?君らの出産機能は、確か自己複製にしか使えないんじゃないのかい?」

「それは封印されていたためです。そうしないと連邦の法律で違法ドロイドとして解体されてしまうからです。

 ですが先ほど、その封印解除キーを受け取りました」

 封印解除キー?いったいなんの封印を解除するんだ?

 男はその言葉の意味を反芻(はんすう)し、そして、ある事に気づく。

「……それってまさか」

「はい」

「出産可能になったのか?子供が産めると?」

「はい!」

 そう言うと、ニコの笑顔が花のようにほころんだ。

「私、あなたの子供が産めるようになりました。

 やっと、やっとこれで、ご主人様のお気持ちに応えることができるのです。

 どうでしょう……お願い、きいていただけますか?」

「あ、当たり前だろうそんなの!」

 男は矢も盾もたまらず、ニコを抱きしめた。

 彼はニコを愛していた。でも彼女が、いくら限りなく人間であっても法的にアンドロイドである事も重々承知していた。

 それは皮肉ではあった。

 だけど、アンドロイドだったからこそ、お金で買えたからこそ彼はニコを家に迎えられたとも言える。だから、彼にとってニコがアンドロイドである事は悲しいけど、でも悲劇ではなかった。

 それに、子宝に恵まれない夫婦だっているのだし、そこはそれだろうと。

 だけど。

 だからといって彼は子供がいらないわけではない。ただニコに産めるわけがないから、ならばとあきらめていたにすぎない。

 これでニコが人間なら養子のあてを探すという手もあったのだけど、法的には彼は独身。この星の法律では、独身男性は養子をとれないのだから。

 そんなこんなだったのだが。

「これで」

「これで、ようやくご主人様の『家族』になれるのですね私」

 それは、ありえないはずの事だった。閉ざしてしまったはずの夢だった。

 だから男は、自分の顔がみるみる涙ぐんでくるのを感じつつ、でも言い返した。

「ば、馬鹿野郎!」

「え?」

「おまえは元々家族だとも。そして……これからひとり増える。そうだろう?」

「……はい」

「で、いつ産まれるんだ?準備はいつからする?」

 それ以前に、これから仕込むんですが?

 あまりにも性急な主人の言葉にニコは思わず苦笑した。

「もう、ご主人様たら」

 だけど、そのニコの苦笑は涙混じりだった……。

 

 それは少し前にこの星で起きた事件のひとつ。

 彼らのような事例が同時多発的に発生し、そして程なく最初のベビーブームが起きた。

 今までの死亡率の高さが嘘のように子供たちは元気に生き延び、たちまちにこの国は安定稼働をはじめた。

 つきあいのあった銀河連邦組織から、それはロボットの反乱であり生まれた子供は人間ではない、ただちに全て破壊せよという指示がきたのだけど、人々はそれを受け入れなかった。そんな事より、元気な子どもたちの声が聞こえる生活の方が、彼らにはずっと大切だったからだ。

 今は昔……。

 そう、ちょっとだけ昔の物語である。

 

 

 

 砂に埋もれた遺跡。他にいいようがないだろうとラビは思った。

 地下大空洞の入り口。

 ロディアーヌ市よりはいささか小さいが立派な大都市であるメリウム中央市は、ロディアーヌの大都市の多くがそうであるように大規模地下構造を持っている。そしてロディアーヌ市のそれが本来、水利設備であるはずの部分まで半都市化してしまっているのに比べ、メリウム中央市のそれは 今のところ災害時のための地下施設としての面目を正しく保っている。

 強固な岩盤の上にしつらえられた巨大な空間は、この星の近代土木技術を駆使して可能な限り頑強に仕上げられており、上に乗っかっているメリウム中央市そのものをこれ以上なくがっしりと支えているのだ。ロディアーヌの平原都市は乾燥地域に位置する事が多いのだが、この大規模地下構造のおかげで水源と地盤の確保を行っている。一~二年に一度降る通称『天蓋豪雨(てんがいごうう)』の水をあまさず地下に蓄えるのみならず、その莫大な水による水害からも都市を守る事ができるからだ。

 それほどの大設備の入り口であるにも関わらず。

「遺跡の入り口だよなぁ、これ」

「あはは」

 ほとんど砂に埋没している『入り口』。それを見た率直すぎるラビの指摘に、ミミも頷きつつ苦笑した。

 本来はたぶん、地面に張り出した巨大な出口といった(おもむ)きなのだろう。だが現在の出口はその全てが砂に埋もれている。辛うじて見えている部分にも小さな非常口らしきものがあるが、これすらも半分は砂に埋もれている。

「使えないぞこんなの。作業機械を持ち込むか別の入り口を探すべきだ」

「参ったな、これはちょっと予想外だった……まさか全くメンテしていないのか?」

 ミクトも唸ってしまった。さすがに、ここまで徹底して埋もれているとは想像もしてなかったようだ。

 だが。

「これ、どければいいの?」

「あ?あ、うん。そうなんだけど」

 唐突にミミがラビに尋ね、わけもわからずラビも返答する。

「わかった。さがってて」

「はぁ」

 意味がわからないが、ラビはミミがふざけているとは考えなかった。言われるままに少し距離をとる。

「ここでいい?」

「うん、いいわ。ちょっと派手だけど目とか気をつけてね」

「わかった」

 素直にしたがうラビ。

 しかし当然だがミクトは承知しない。ローダーのコックピットから顔を乗り出して、

「何を考えてる?まさかとは思うが、爆破なんてしたら厄介な事になりかねないぞ?」

「いいから黙って見てなさい。わたしだって本格的に使うのは本当に久しぶりなんだから」

 ラビに対するそれとあからさまに態度が違っていた。思わずラビが苦笑しそうになるが、唐突にミミがおかしな舞踊のようなポーズをとりはじめたのにはさすがに面食らった。

「……なんだ?」

 ふわり、くるり、ふわり。

 両手で宙をかき回し、くるっと逆側を向いて同じ事を繰り返す。口で何かぶつぶつ呟いているようだが何を言っているのかはラビどころかミクトにもさっぱりだった。

「あったあった。これよこれ」

 やがて、その奇妙な動きは唐突に停止した。

 何か空中の見えないものを掴み、くいくいっと引っ張るようなジェスチャーをする。

「よぉし、いっくよぉ……『吸い上げる風の筒(エム・エド・レラム)』」

「!?」

 何かミミがつぶやいた次の瞬間、唐突に視界の全てが砂塵に包まれた。

「うわっ!」

「!」

 視覚的にはほとんど爆発だったが、不思議なことに音は全く聞こえなかった。

 ミクトは慌ててコックピットをしめたが、ドタバタと中で音がする。砂煙をもろに巻き込んだのだろう。

 ラビは目を細めてミミの姿を捉えようとした。だが、その目に映ったのは、予想外の光景だった。

「……うお」

 砂の山がみるみる低くなっていく。

 正しくは、何か見えない力で砂が空に向かって吸い上げられていた。まるでミミの手元……そう、さっき何かを引っ張っていたあたりだ……に見えない作業機械のようなものがあり、それで砂を入り口の穴の反対側にどんどん投げ捨てているかのようである。

 そして、目の前にみるみる入り口が見えてくる。

「んー……よしストップ」

 ミミの声でかわいく制止がかかった瞬間、砂の奔流はピタリと止まった。砂塵もみるみる収まってくる。

 そしてその後は……綺麗に露出された非常入り口だけがあった。

「はいおしまい。とりあえず入り口の砂どけたよー」

「……はぁ、なんだかよくわからないけど、凄いね」

「でしょう?」

 あっけにとられたようなラビの感想に、ミミは満足そうに笑った。

「原理は簡単なんだけどね。微妙に空気の薄いとこをちょっと捕まえて、これをパイプ状にこねあげて動かして、さらに薄い層をこしらえてこれをまたこねあげる。ようするに初歩の空気魔法なんだけど、これを何層かに渡って重ねがけすると位相差がどんどんあがるわけ。ま、あんまり層を重ねると普通は制御しきれなくなっちゃ うんだけど、まぁそのあたりで腕の見せ所ってわけね」

「ごめん、何いってるのか全然わからない」

 へっへーんと得意げなミミに、ラビは苦笑して答えた。

 ラビは元エンジニアではあるのだが、ミミのそれは徹頭徹尾まったく理解不能だった。意味不明の理論、意味不明の使い方、何もかもワケがわからない。

 にもかかわらずちゃんと結果は出ているのだから、まったく始末におえない。

 なるほど、これは解析に手こずるわけだとラビも納得した。

「しょうがないわねえ」

 ミミもラビの言葉に、それ以上何か言うつもりはないようだった。

 しかし。

「ま、ラビちゃんも素質あるみたいだから、今度ゆっくり初歩から教えてあげるね?」

「はぁ」

 なんだか知らないが勝手に結論づけてニコニコ笑顔になってしまった。

 ラビはというと、怪しげなものは正直お断りしたい気分。

 だが同時に内心、ミミの能力に興味を持ってもいた。

 昨日に湖の中で起きた奇妙な現象について、ミミによれば魔導コアというやつの影響だという。ラビにも魔法とやらの素質が少しあるため、魔導コアの効果が本来の想定よりも強く現れているのだろうという。

 魔法だかなんだか知らないが、そういう怪しげなものはいらない。

 だが、未知の理論や未知の原理というのは確かに面白そうでもある。

 どんな事でもそうだが、未知の理論は得体の取れない『魔法』と大差ない。

 だけど同時に、原理がわかってしまえば、それはファンタジーな『魔法』でない。れっきとした『技術』のひとつになるのだ。

 この点、ラビの性格は実直だった。魔法だの何だのと怪しげな言葉を並べられても首をかしげるだけだったが、目の前で重機もかくやという活躍をされてしまっては、その現象を司る未知の理論に興味をもつのは無理もない。それはつまり、ラビの長年の職業病みたいなものだった。

 閑話休題。

「まぁ、そういう話はこの件が終わってからね。今はこれに集中しよう」

「そうだね」

 後でどうするにせよ、まずは目の前の事件を解決しなければならない。その点でふたりの考えは同じだった。

「さーて、そんじゃ開けるか。どれ」

「ラビ、外からのオープンは市の職員用のコードが必要なはずだ。ちょっと待て……って何してるんだ?」

 ミクトも砂地獄から復活したようだ。ちょっと砂まみれの顔をポッドから覗かせていた。

「ん、これ?ただの携帯端末だよ?」

 ラビは軍服のポケットから小さな端末機を取り出した。昨日の打ち合わせで見せたものだ。

 それを入り口横のキーパネルの上にあてがう。

「えーキーコード・シンクロOK、インパクト・セットB……よし、プレイ」

 いきなり、タカタカタカタカッと軽い連属音が響きはじめる。

「……何だ?」

「何って総当たりだよ。昨夜寝る前に組み込んどいたのさ。こういう時は結構有効……ってホラね」

 唐突にカタカタ音が止み、ラビの端末には何やら数字の羅列が並んでいる。

「んで、この数字をぽん、ぽん、と……ってこれメリウム中央市の創立記念日じゃん。ダメだなー」

 数値を入力し、決定ボタンを押す。中で何かが動いて、重い大きな扉が少しだけ開いた。

 気密の解けるような、ぷしゅっという音がした。

「それってハッキングと言わないか?犯罪だぞラビ」

 意外そうに眼下のラビに目を向けるミクト。だがラビは涼しい顔で反論する。

「誰でも知ってる記念日なんかをパスワードにするのは連邦法で認められてないんだよ?知らないの?」

「あ?そうなのか?」

「うん。意味ないからね」

 驚いたようなミクトの言葉にラビは頷く。ミミも「確かにそうね」と笑って同意する。

「ちなみにこの場合、これ設定した職員に業務上過失が適用されるだけで、私は無罪です」

「……ちょっと意外だな。おまえはもっとカチコチの正義漢だと思ってた」

「なに?イヤミ?」

「いや、純粋に驚いただけだ」

 ちょっと考え込むようなミクトに、ラビは少し眉をしかめた。

「こういうセキュリティに無頓着なバカって、無駄に犯罪者を増やすんだよ。弁護する気にはなれないね」

「市の職員に専門知識を求めるのか?それはきつくないか?」

「パスワードを設定する事が専門知識なの?それ本気で言ってる?」

「少なくともメリウム中央市ではそのようだな。判例がある」

「ふうん。メリウム中央市ってそんなとこだったのか。……もう長くないかもな」

「おいおい」

 さすがに呆れたようにミクトは肩をすくめようとしたが、

「考えてごらんよミクト。そんなレベルだから、変なやつらに寄生された挙句、こんなやばいもん足元で運営されるんじゃないの?違うの?

 賭けてもいい、プラントに突っ込まれてる女たちの何割かはメリウム市民だと思うよ」

「まさか…!」

 ミクトは目を剥いたが、ラビは小さく首をふるだけだった。

「ここまで無能が当たり前の運営なら、利権狙いの変な奴とか職員の無能につけこむ奴とか、そういうのが有象無象に張り付いて穴だらけだろうからね。そうだったとしても全然不思議はないよ。

 ひょっとしたら今回の施設だって、実は非合法どころか『正式に市の承認の通った設備』かもしれないよ?送り込んでる奴に警察や軍の上役がいたとしても驚かないね」

「まさか。いくらなんでもそんなデタラメな」

「なんで?まともな現地管理してないんだから、後は担当を抱き込めばいいってのは自然だと思うよ?私が連中の現地担当だったとしたら、間違いなくそうするだろうしね」

「……」

「もっと最悪の例を言えば、実は国営って可能性だってあると思うよ?連邦相手に『貿易』してるとかね」

「……なるほど」

 ラビの言葉を反芻するように考え込み、そしてミクトは腕組みをした。

「無能と怠惰を土壌にモラルが低下、そこにつけこみ利権が沸くと。笑えないが有りうるな」

「まぁね。とはいえ政治的な方は私には無理だから、ミミやあんたに任せるけどさ」

「ああ、そうだな」

 ミクトは大きく頷いた。ミミも少し真剣な顔で頷いた。

 実際のところを言えば、ここの設備が『国営』である可能性についてはミミもミクトも考えていた。だがラビの担当はそういうところではないわけで、ふたりはそれをラビに告げてはいなかった。

 そしてラビが言う通り、それはミクトたちの守備範囲であった。

「よし、じゃあ入るよ。ミミはくるんだよね?」

「……ん、そうね。いくわ」

 ミミは少し悩むような顔をしたが、差し出されたラビの手をとった。

「ミクトは待機しながら、そのあたりもし可能なら調べてくれる?」

「わかった」

 ミクトの返事にラビも頷き、そしていよいよ乗り出そうとしたが、

「あ、そうそう」

「ん?」

「ミクト、あんたの心当たりに独立系のマスコミはいるかな?ルーク系列でもいいけど、なるべくこういう『大人の事情』の影響を受けにくいところなんだけど」

「そうだな……うん、あるぞ。ただし俺もそっちむけのパイプを持ってないんだが」

「わたしが持ってるわ。たぶんここでしょ?」

 ラビとミクトの会話にミミが割り込んだ。言葉でなく何故か手のジェスチャーで何かのロゴを作る。

「そうそう、そこだ。よくわかったな」

 ミクトの言葉にミミはうっすらと笑った。

「それでラビちゃん、マスコミに何をさせたいの?」

「もちろん報道だよ。言うまでもないけど」

「わかってる。民衆にわかりやすくってとこだな?」

「うんそう」

 ラビは大きくうなずいた。

「私が暴れるだけじゃ何も変わらないし、ミミのリークだけだとソースが一つだけになっちゃうでしょう?複数からリークして事実を確定させたい。できるかな?」

「なるほど。わかった、そっちは任されよう」

 ラビの言葉にミクトは大きく頷き、

「ミ・モルガン聞いての通りだ。すまないが渡りをつけてくれるかな?」

 だがミミはミクトの言葉に目を細めた妖しい笑みで返すと、

「……もうつけたわ。折り返しでそのポッドに連絡入るから。よろしく」

 そんな事を悠然とのたまったのだった。


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