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Reverse Harem Life   作者: 花提灯。
1/1

逆ハーレム生活

なんか、高校生恋愛の話にしようと思ったら、書いてるうちに年齢が上がってた件(´・ω・`)

喉が渇く。額から汗が流れる。


「暑い・・・。」


これほど暑かっただろうかと夏が来るたびに思う。

手持ちのペットボトルも、1,2時間前に買ったのに御湯だろうかというくらいに熱くなっている。

女のくせに、あんなに汗をかいてと思われているかもしれない。

脇汗が少々気になるが、体臭がきついわけでもないし

朝体にふってきた制汗スプレーのおかげで汗の臭いも気にならないでいる。

いつもは着ない花柄のワンピース、いつもはしない厚めの化粧、いつもは塗らないマニキュアに、いつもは付けないアクセサリー。

それぞれ、3時間前に悩みに悩んで選んでは着て付けて塗って・・・でも、無駄だったのかもしれない。

1時間以上前に過ぎてしまった待ち合わせ時間。

鳴らしてもつながることのない携帯電話。


「ドタキャン・・・。いや、失恋か。」


何かしらの大事な用事が入ったなら連絡くらいするであろう、それがないってことは故意に来ていないのだ。

女ができたのだろうか、嫌われてしまったのだろうか。そんなことよりも、何より暑い。

なんだか、待っているのがバカバカしくなってきた。

怒りや悲しみは驚くほど無い、むしろ素直にここでもう少しで2時間になろう時間を待ちぼうけしている私の上で

きらきらと熱く燃えている太陽が憎い、むかつく。

ぬるくなったお茶は飲む気になれない。さて、これからどうしよう。


Rrrrr・・・

Rrrr・・・

Rrr・・・


なんの変更もしていない無機質な携帯の着信音。

開くと彼の名前。


「・・・もしもし?」


「あ、ヒナ?ゴメンな連絡遅れて。」


「遅すぎるよ、なにしてるの?」


「いやさ、仕事が入って今日行けなさそうだわ。ごめんな。」


後ろで賑やかなパチンコ屋の音と、彼の名前を呼ぶ女の声がするのは私の気のせいなのだろうか。

ここで「うん、わかった。お仕事頑張ってね。」と言えるほど私は出来た人間ではない。


「そうなんだ、えらく賑やかな仕事場なんだね。」


私は、可愛げのない言い方で彼を突き放した。よしっ、よく言った。などと思ってるのは彼にはバレていないだろう。


「なんだよ、ほんとめんどくせぇなお前。」


「はいはい、もういいよ。連絡は今回きりにしてね、もう話したくもないわ。」


pt・・・tuーtuー・・・


一方的に切ってやった。

これだから恋愛は面倒なんだ。

ウキウキしたり、イチャイチャ、ラブラブするのは私だって好きだ。

でも、それだけじゃない。オマケとして、いらないものまで付いてくる。

価値観の違いや、すれ違いなんか恋愛では当たり前に起こることだ。

それをいちいち、喧嘩に発展させることがまず面倒だし。

なにより、女をたくさん作りたいなら「お付き合い」なんて面倒な言葉で自分と一人一人女を結び付けないで欲しい。

付き合っているという現状でほかに女ができれば、多少なりとも独占欲がわき別れ話や喧嘩になることは見えてる。

これが、最初からセフレやデートだけの付き合いだと割り切っていたなら、こんな面倒んことにはならない。


男は馬鹿だ、いや私の見る目がないんだ。

これは、イコール私が馬鹿だということになる。否定はしない、むしろ大正解だ。

友人の何人かは結婚して幸せな家庭を築いているのに、私には昔から付き合った男は確実に浮気をするというジンクスまである。

一体、神様は何を思って私にこんな能力を備え付けたのだろうか。

男に期待するからいけないんだろうか。今度こそわ、なんて思っているからダメなんだろうか。


「いっそのこと・・・。」


そう、いっそのこと!私が付き合っていない、デートやお互い楽しむための関係を築いてしまえばいいのではないだろうか。

今になって気づくなんて・・・。もっと早くにしていれば良かった。


今日、私とのデートをドタキャンした彼に感謝しよう。

そして、私は今日から生まれ変わるんだ!


作ってやる、私が幸せになる『逆ハーレムライフ』!!

これからってかんじですねwもっともっと勉強して面白くしていきますね!!

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