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刻まれる

作者: 月蜜慈雨



迸る瞳が巨星の中ギラめく


焼却炉で待っている人がいる


鈍色のメカに焼け付くような君が反射する


かざした拳

一緒に戦うってこと

ぶつけた拳の痛さに思わず笑ってしまった 


焼きつくような信頼が胸に宿る


流した涙と血と汗と信念の結晶


ギザ歯を見せて煽る

来いよ 


格好悪くて気持ち悪くて息が熱い 


組んだ腕が重苦しくても


超スピードで落下し


熱くて身体がブルブル震える

燃えろ 燃えろ 燃えろ

咆哮を上げるんだ


宙の冷たさすら乗り越えて


祈りにしては激しすぎる

怒りにしては純粋すぎる 


心の中の灯火が

鋼鉄な意思が

見据える 


宇宙の果てまで


下り坂は昇る為の準備 


焼却炉で待っている人がいる


額と額を合わせて頷き

ああ

運命に身体が戦慄く


迸る瞳が

この宇宙に

刻まれた



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