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「貴様、何をしている」


「一般スキルのお勉強中~」


お城に来て三日経ったのにまだ警戒されてるなぁ。マァ当たり前か、一応最高戦力のチート勇者様だし。これで警戒解かれてたら裏切ったの失敗したかと思っちゃう。


「その本は?」


「図書館から借りてきた。あれ、城内の施設なら好きに入って良いんだよね?」


「あぁ、必要以上に貴様の行動を制限する気はない。…間取り図も手に入れられた以上、止める術もないしな」


ア、魔王城の間取り図もパチってんのバレてーら。


「まぁまぁ、うん。『転移』で基本的には何でもできるけど、どうせなら便利系のスキルとか、後は魔法的なやつもやってみたいなーって。オタクのロマンだし」


「何を言ってるか分からんが…ならば私が教えようか?」


え?


「暇なの?」


「暇なわけあるか!貴様のような者の相手を部下に任せるわけにはいかないだけだ!」


さっすが王様、責任感ある~。


「じゃ、よろしく」


「何から知りたいのだ?」


「生活系かなぁ。『ウォッシュ』とかこれ一つでお風呂要らずに洗濯機要らず!いやぁ、異世界って良いねぇ」


「洗濯機…?」


「あー、要は服を洗う道具。深い意味はないから気にしないで。それより早く!スキルってどうやって覚えんの?」


「一般スキルは声に出して行使する。マァ、簡単なスキルでも何度かやって感覚を掴まねばならんから、そこはセンスが問われ…」


「『ウォッシュ』…ア、できた」


「は…?」


勇者って習得チートもあるのか??


その後も湯水のごとくスキルを覚え、最終的にはバカみたいな規模と威力の攻撃スキルまで取得した。


「私はこれ覚えるのに五年掛かったのに…」


なんかごめん。

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