街
無事あの場から離れられて、悠々と空を飛んでいると遠くのほうに街を見つけた。
「銃もないような世界だから、当然飛行機はないだろうな…仕方がない、少し遠くに降りて歩いて向かうか。」
少し開けた場所を見つけ、そこに着陸する。
ザザーッッ!
無事着陸できた。周りに誰もいないよな…?よし、誰もいない。それじゃ町に向かって歩いていきますか。
~しばらく歩いて~
お、壁が見えてきた。早速入ろう。
「ちょっとそこの君、待ちたまえ。」
「なんですか?」
「最近盗賊が多いからな、手配書と照合させてもらうぞ。」
「いいですよ。」
「…うむ、問題はなさそうだな。入っていいぞ。」
「すみません、身分証とか持ってなくて…お金もないんですけど…」
「それだったらギルドに登録をすればいい。気性の荒いやつが多いが、簡単な依頼をこなせば生活はできるくらいの収入は入るはずだ。」
「ありがとうございます!」
早速向かうか。
~またまたしばらく歩いて~
お、あったあった。早速入ろう。げ、早々にガラの悪い人たちがにらんできてる。めんどいなぁ。
「お、そこの女、かわいいじゃねぇか。おれと遊ぼうぜぇ?」
「おいそこの女、ここはあんたみたいなお嬢様が来るようなところじゃないぜ。悪いことはいわねぇ、帰んな。」
はい、テンプレテンプレ。でもまぁ…2人目は忠告してくれたみたいだし、まぁ口は悪いけどいい人そう(この中では)。まぁ、登録しに来たから帰らないんだけどね。そもそも家ないし。
「すみません、登録をしに来たんですけど。」
「はい、登録ですね。ここに自分の情報を書いてください。」
「わかりました。≪ステータスオープン≫」
ザワッ!
ん?何かした?
「す、ステータス表!?そんなに実力のある方なんですか!?」
「え?普通に開けるもんじゃないんですか?」
やっべ、やらかしたかもしれん。