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いつもの仲間と異世界道中!  作者: ミドリムシ
覚悟編
15/70

第十四話 戦闘と覚悟

遅れてすみません!

そして直樹達と狼の戦いが始まった。


まず出てきた1匹目は直樹が身体強化をし、飛び掛かってきた狼を縦に一刀両断していた。


「はい!1匹目!あと14匹!」


他の人はというと、良平は初戦闘のはずなのに冷静に対処し、狼に"鑑定"を使い調べていた。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ウッドウルフ Lv4

スキル

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


「魔物の種類名はウッドウルフでレベルは4。スキルは特に無いのかな?」


「なんで疑問なんだよ!?」


「スキルの後に?が1つも出てこないんだよ」


「確かにわかんないな…ってかさっきの一匹しか来てない…斥候だったのか?ってかそれならさっき言った言葉が恥ずかしいんだけど」


「まあそうだよね。なにせ『It's show time!』だもんね」


直樹と良平は今、普通に話をしている。理由は佐東が張り切って索敵しているのと、智哉がしっかり守ってくれると信じているからだ。宮本は何か考え事があるようにしていて、口を開いた。


「これって経験値的なのってどういう分配なの?」


それを聞いた4人も謎でしかなく、とりあえず直樹が「後で確認しよう」と言ってその話は終わったが佐東が何かに気付き声をあげた。


「そろそろやってくるぞ!多分次は残り全てだ」


「よし。さっき言った通りで頼むぞ」


そして先程ウッドウルフがやって来た所から1匹、2匹と次々とやって来た。ただ佐東が忠告していた強そうなウッドウルフはいなかった。


「ちょっとこれは捌けないんじゃないか…」


直樹がポツリと呟いた。さっきまで直樹はウッドウルフがたくさんいても余裕と考えていたが実際にウルフがたくさん現れると、これから命を懸けて戦うことになると思い恐怖を感じてしまった。もし本当に死んでしまったらと…


それを聞いた良平達は珍しく弱気になっている直樹にそれぞれが声をかけた。


「俺達ならやれるって!」


「こんな所で死ぬ俺達じゃない。もしもの時は俺が回復できるしな」


「無理なら俺が殺っちゃうけどどうする?ねぇ?ねぇ?」


「危なくなったら守ってやるから安心して行こう」


「あぁ、ありがとう!お前らといて良かったわ。支援任せたからな!そして佐東、お前は覚えてろよっ!!」


「い、いや!さっきのはただ煽っていつものお前にしようとだな……」


直樹は良平達からの激励を受けて覚悟を決めた。 佐東は色々言っていたが誰も聞いていなかった。


ウッドウルフ達と直樹達が睨みあっているだけだったが覚悟を決めた直樹が身体強化をしウルフに突っ込んでいった。


良平達は思っていた。 さっきの気弱な雰囲気はどうした!?、と。


直樹は先程と同じように縦に一刀両断しようとしたが、他のウルフが飛び掛かってきて攻撃を諦め回避した。そして回避した直後のウルフに詰め寄り、頭を突き刺した。剣を引き抜き、着いた血を振り払い新たなウルフへと向かっていった。


良平は智哉に守られながら魔法で周りを照らしながら魔法で攻撃していた。ただ炎は森なので使えずいつも通りの雷で仕留めている。良平は戦闘に緊張せずいつも通りの雰囲気でウルフ達に魔法を放つので、近くにいる智哉はウルフの攻撃を防ぎながら感心していた。


宮本は治癒術士のはずだが、槌を持ちウルフに攻撃をしていた。ただ筋力が低いので振っている槌は遅くウルフに当たらない。そこで宮本は考え、カウンターをしようとした。槌での攻撃を止めるとウルフが飛び掛かってくるので浮いていて動けないウルフを槌で打った。そしてミートしたのでこう言った。ホームラン!、と。


佐東はウルフよりも素早く動き、短剣で切りつけていた。ただ今の佐東の動きは何かを確かめているようで本気で攻撃しているわけではなかった。それを何回か繰り返してから頷き、またウルフを切りつけた。ただ今までと違うのは急所を的確に攻撃していたことだった。


そして直樹達が10匹くらい倒して、あと3匹というときに一際大きいウルフが現れた。


良平が素早く"鑑定"を使用すると…


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ウッドウルフリーダー Lv7

スキル ????

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


と表示され、魔物のレベルの高さ驚いていた。だが今は戦闘中と素早く思考を切り換え直樹達に告げた。


「あれはウッドウルフリーダーでレベルは7。スキルも持ってるぽい」


良平のいつもより固い声を直樹達は聞いて気を引き締め直した。


「とりあえず良平と智哉は周りのウルフを頼む!宮本は回復を任せた!佐東は俺と一緒にリーダー退治だ!」


「「「「了解!」」」」


「行くぞ!」


「あれれ~?It's show time!じゃないの?」


「っ~!ちげぇよ!」


良平が直樹の肩に力が入っていることに気付きからかった。直樹は確かに肩の力は抜けたが今は恥ずかしさで顔が真っ赤になっていた。それでもしっかり行動をするのが直樹であったが…


「佐東!俺らは挟撃を仕掛けよう。佐東は持ち前の速さで後ろに回ってくれ。俺は正面で敵の注意を引き付けとくから任せたぞ!」


「見てろって!任されたことくらいちゃんとこなして見せるさ」


そう言って佐東はウッドウルフリーダーの後ろに回り込みに行った。


直樹も身体強化を使いウルフリーダーの前に躍り出た。それを見たウルフリーダーはその狼にしては長い犬歯を使い直樹に噛みついてきた。直樹はそれを躱し、反撃するが、あまり効いている様子はなく爪で攻撃してきてまたしても躱し、というのを繰り返していた。


ようやく佐東がウルフリーダーの後ろをとった。佐東は気付かれないようにするために遠回りをしたので時間がかかったのだ。


そして直樹がそれに気付き佐東とともに攻撃を始めた。


二人で攻撃していると流石のウルフリーダーも攻撃が効き始め、動きが鈍くなっていた。


それをチャンスだと二人は思い一度目配せをしてからお互いの全力の一撃を放った。


直樹は部分強化を全身強化にし更に風属性の魔法剣にし大きく飛んでからウルフリーダーの胴に剣を振り下ろした。


「これで最後だぁぁぁ!!!」


佐東は闇を短剣に纏って大剣にしてからウルフリーダーの頭に剣を振り下ろした。


「止めっ!!」


ウッドウルフリーダーは2振りとも躱そうとしたが2振りとも速く頭にきた佐東の一撃は躱したが、直樹の一撃までは躱せなかった。


「アォォォォン……」


と一鳴きしてからウルフリーダーは倒れた。


それを先にウルフ3匹を倒した良平達は今の戦いを観戦していた。そして終わったなと見計らってから直樹に近づいてきた。


「おつかれ~」


「最後のいい攻撃だったよ」


「俺の仕事が無かったけどな」


とそれぞれが声をかけてきた。宮本は回復することが無くて暇だったようだった。


そして一緒にウッドウルフリーダーを倒したはずの佐東に一声も無くて佐東は木の近くに寄り、ぶつぶつと呟いていた。


「確かに俺は最後の一撃外したけどさ、俺にも一言あってもいいと思うなー。俺頑張ってたじゃん………ぶつぶつ」


佐東を見た4人はやっちまったと思いながらも触れないことに決めた。触らぬ神に祟りなしっていうように誰も一切触れなかった。


そして直樹達は力が張ってくるような気がし、各々がステータスプレートを見た。


―――――――――――――――――――――――

河内 直樹 年齢 16 性別 男 

レベル:4 +3up!

種族:人間 天職:魔法剣士

体力:217+30up!

魔力:47 +9up!

筋力:60【55】+12up! (剣使用時さらに8up)

敏捷:42【37】+7up!

耐久:79【44】+9up!

魔攻:44+10up!

魔防:47【34】+7up!

属性 炎 風 無

スキル

鑑定Lv4 +1up! 成長Lv2 +1up! 統率Lv2 (錬金術Lv1 調教Lv1 隠蔽Lv2 盾創造Lv2) 魔力操作Lv4 +1up! 剣術Lv8 体術Lv9 見切りLv6 無詠唱Lv3 +1up! 暗視Lv6 new!

エクストラスキル

全言語翻訳

称号『異世界人』

―――――――――――――――――――――――

【】の値は装備無しのステータス



最初にも書きましたが遅れてすみませんでした…

あとちょっと切れが悪いなぁと思うかもしれませんが見逃してください。

戦闘シーンを書きたかったのですが上手く書けずちょっと落ち込んでしまいました。

次回の更新は日曜日の19:00です。これはしっかり守ります!

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