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いつもの仲間と異世界道中!  作者: ミドリムシ
覚悟編
14/70

第十三話 宿と森

直樹達も奥の部屋に入っていった。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「ありがとな!爺さん!」


などと各々が礼を言いベルクの鍛冶屋を後にした。


あれから直樹達は「好きな防具を選んでいい」と言われそれぞれが気に入ったものをベルクに見せに行った。そしてオーケーを貰ったものを購入したのだった。


直樹は基本軽めがいいと思っていたので、魔物の皮で出来た軽鎧、グローブ、グリーブ、ボトムスを選んだ。


良平と宮本が色違いで魔力の伝導率が高いローブとグリーブ、グローブも選んでいた。


佐東はマジで暗殺者?と言えるような黒装束を選び、手甲や足袋も選んでいた。


智哉は安定の重装備だった。鉄や鋼、魔物の素材でできた鎧、グリーブ、ボトムス、グローブ、ヘルムまで選んでいた。


金額はいくらか聞いたところ金貨7枚と言われ即座に払った。


それぞれが"鑑定"を行うと皆"鑑定"Lv3だったのがLv4になっていて詳しい効果まではわからないがステータス値は見ることができていた。


直樹の装備

―――――――――――――――――――――――

火蜥蜴の軽鎧

等級 5等級

耐久 +15

魔防 +5

効果 ????

―――――――――――――――――――――――

―――――――――――――――――――――――

火蜥蜴のグローブ

等級 5等級

筋力 +5

耐久 +5

魔防 +2

効果 ????

―――――――――――――――――――――――

―――――――――――――――――――――――

火蜥蜴のボトムス

等級 5等級

耐久 +10

魔防 +4

効果 ????

―――――――――――――――――――――――

―――――――――――――――――――――――

火蜥蜴のグリーブ

等級 5等級

敏捷 +5

耐久 +5

魔防 +2

効果 ????

―――――――――――――――――――――――

火蜥蜴:ファイアリザード、魔物ランクC


良平と宮本の装備

―――――――――――――――――――――――

土蜘蛛の糸で縫われたローブ

等級 5等級

耐久 +10

魔攻 +7

魔防 +7

効果 ????

―――――――――――――――――――――――

―――――――――――――――――――――――

マジックグリーブ

等級 7等級

耐久 +3

魔防 +4

―――――――――――――――――――――――

―――――――――――――――――――――――

マジックグローブ

等級 7等級

耐久 +4

魔防 +3

―――――――――――――――――――――――

土蜘蛛:アラクネ・魔物ランクC


佐東の装備

―――――――――――――――――――――――

黒装束(上下合わせ)

等級 5等級

敏捷 +7

耐久 +5

魔攻 +3

魔防 +3

効果 ????

―――――――――――――――――――――――

―――――――――――――――――――――――

鋼の手甲

等級 7等級

筋力 +3

耐久 +5

―――――――――――――――――――――――

―――――――――――――――――――――――

鋼糸の足袋

等級 7等級

敏捷 +5

耐久 +3

―――――――――――――――――――――――


智哉の装備

―――――――――――――――――――――――

鉄熊のメイル

等級 5等級

筋力 +7

耐久 +15

効果 ????

―――――――――――――――――――――――

―――――――――――――――――――――――

鉄熊のグローブ

等級 5等級

筋力 +4

耐久 +7

効果 ????

―――――――――――――――――――――――

―――――――――――――――――――――――

鉄熊のボトムス

等級 5等級

筋力 +5

耐久 +10

効果 ????

―――――――――――――――――――――――

―――――――――――――――――――――――

鉄熊のグリーブ

等級 5等級

筋力 +4

耐久 +7

効果 ????

―――――――――――――――――――――――

鉄熊:アイアンベアー、魔物ランクC


直樹達はホクホク顔でテッケイルから勧めて貰った宿に向かっていた。と言ってもギルドへまた戻り、もう少し先に行った所にあるのだが…


そして直樹達が宿に着いた時だった。佐東が何かに気付き周りを見回したのだ。だが佐東は気のせいだと思い気にしなかった。4人もそんな佐東に気付かなかったのだが…


扉を開け中に入った。受付には14歳位の髪をおさげにした少女がいて直樹達を見ると頭を下げた。


「ようこそ冒険者の宿『安らぎの羽』へ!お泊まりですか?お食事ですか?」


「シングル5部屋お泊まりでお願いします」


「シングルが5部屋ですね。1日につき銅貨50枚ですが何日お泊まりの予定ですか?」


「取り敢えず20日分でお願いします」


そう言って直樹は金貨1枚を渡した。少女は金貨で渡されたことに驚きそして紙に計算を始めた。


計算ってこんなに大変なんだなぁなどと直樹達はどうでもいいことを考えていた。


少し待っていると計算が終わり金額を教えてくれた。


「お釣りは銀貨50枚です。そしてこれは各部屋の鍵となります。部屋は3階に上がって右側にある5つの部屋です」


そう言って銀貨10枚の塊を5つ作り、鍵と一緒に渡してくれた。


それに直樹達は「ありがとうございます」といい適当に部屋を決め直樹の部屋に集合した。


ちなみに部屋の並びは階段に近い部屋順で言うと佐東、宮本、直樹、良平、智哉である。


「さて、現在夕方だがどうする?夜間レベリングする?」


その直樹の言葉に佐東・宮本が賛成し、良平・智哉が反対した。二対二で意見が分かれ直樹の判断に委ねられた。


直樹は一頻り悩んでから、4人に告げた。


「夜は危ないって言うけど、良平以外はVRMMOで夜間戦闘の経験があるからなんとかなるだろ。むしろそこでスキルが手に入れば一石二鳥じゃね?」


直樹がそう言うと良平と智哉は「ハァー」と深いため息をついた後、「仕方がないか」と言い直樹達は移動を始めた。


そして直樹達が宿の鍵を一度返そうとロビーに行くとそこにはテッケイルと先程の少女の姿があった。


「おっ!しっかり鍛冶屋に行けたようだな。その装備はあの爺さんに気に入られたってことだな!」


テッケイルが気さくに話かけると、続けて少女が挨拶をした。


「私はテッケイルの娘のアンリです。先程は自己紹介を忘れてしまい申し訳ありませんでした」


丁寧にお辞儀までされ、直樹は畏まりながら返した。


「い、いえ、お気になさらず。えーっと、これから外に出ようと思っているんですけど、門限みたいのってありますか?」


「外にって一体どこに行こうとしているんですか?門限はありませんがあまり遅くならずに帰って来て欲しいです」


「お、おーい。俺もいるよ~?」


「まぁちょっと出ようと思いまして…遅くならないように気を付けます…」


「わかりました。夕飯はいかがしましょう?」


「もう食べれますか?食べれ無いなら外で食べようと思っています」


「はい。準備ができております」


「それではお願いします」


そして直樹達はアンリの案内のもとテーブルに行き夕飯をいただいた。


「ねぇ?俺もいたんだけどな…」


ロビーには悲しい父親がいたとかいないとか…


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


現在18:00頃

夕飯を食べた直樹達は『安らぎの羽』の一番近くにある南門から王都を出た。


「はい!まずはやって来ました王都の外!まだ夕陽があるから明るいね!」


「イェーイ!」「森に行こうぜ!」


「さっさと狩ろう」「もう面倒なんだけど」


と直樹、宮本、佐東はテンションが高いが逆に良平と智哉はテンションが低かった。


「お前らテンション低いなーもうちょっとあげてこうぜ!」


「うるさい!!」


「俺らは嫌々だったんだよ!!」


「そんなこといいから早く魔物見つけて殺《や》ろうぜ」


「森にいこう。きっとスライムに会える!」


佐東はスライムに会いたいのかやたら森を推していた。


「佐東の要望もあるし、俺もスライム見たいから森に行こう!」


また良平と智哉から文句はあったが直樹達は聞こえない振りをして、王城で見た地図を頼りに木がある方へ歩いていった。


森に行くと意気込んでいた直樹と佐東だったが森が遠いので少しずつやる気が削がれていっていた。


森は王都から6kmくらい先にあり着いた頃には薄暗くなっていた。そして直樹達も疲れなどで注意力が散漫しているのにも関わらず森に入って行った。


森の中は暗く良平以外の4人は意識して周りを見ていた。そして佐東を筆頭に4人は例の気持ち悪さを味わっていた。


その気持ち悪さが落ち着くのを待っていると良平が周りを気にし始めた。


直樹達が良平の行動に疑問を抱いていると…


アォォォォン──────と狼のような遠吠えが聞こえ直樹達は武器を構えた。


「索敵系統のスキルがないのが辛いな…佐東が意識して頑張って感覚思い出してくれよ~」


「今やってる!」


「良平は魔法だけの方が安全かな。智哉はタンクな。抜かせんなよ!佐東は遊撃、処理は任せる。宮本は回復と支援頼む。俺は強化魔法使って一気に仕留める。狼みたいのが現れたら行動開始だ!」


「「「「了解!」」」」


「うっ…わかる!わかるぞ!直樹!敵の数は15体だ!一体だけ強そうなのが混じっているからみんな油断はするなよ!」


「「「「おう!」」」」


返事をした数秒後に一匹の狼が姿を現した。


「It's show time!」


そして直樹達と狼の戦いが始まった。



すみません!

忙しくていつもより書けませんでした…

明日の19:00に更新したいと思っています。間に合えばですが…

無理なら土曜日の19:00には更新します。

上手く戦闘シーンが書けないけど戦闘シーンを書きたいので話が延びてしまうかもしれないです。


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