第4話「試練と力②」
「───ぜぇっはぁぜぇぜぇおえっ」
山の中を縦横無尽に走る。
────きつい、つらい、くるしい、熱い…汗が滝のように出ては流れていく、心臓が痛くなる、止まれば吐く。そんな気がする。目を閉じてたり開いたりを繰り返したりもする。もうとっくに息継ぎが苦しくなってくる。
二時間前〜
「お前には試験を受けるまでにやり遂げるべき試練を4つ用意する。」いや6つって…と口を挟もうとするが「一つ!!あそこの洞窟を岩を魔術を使わず砕けるようになれ」「手から血が出すぎて出血で死ん──」「2つ!!だせる最大の魔力核を極めて魔力を球体状にしろ!!」えっ!!なにそ──「3つ!!LEVER2以上の捕食者を倒せ」発言しても無視されるだけだと理解した。「そしてよぉつ!!過去問の魔術全教科で70点以上とれ!!」
……………無理じゃねと思う。
「じゃあ今から腕縦伏せ300回やれ」「──えっ!!今から!!」というわけで300回を30回で区切ってから3分休憩してを10回を繰り返ししようとしたが3分休憩が終わってから90回目をしようとすると腕の力が入らなくなったので急遽5分休憩になったとさそれでものろくなったらエラロットに竹刀で叩かれ罵詈雑言を受けながら終わらせ、ランニングをしています。これらは初回サービスで少なくしてるらしい……これで!?
───ピーー
「よし、20km達成!!」やりきった。うぉーと雄叫びを上げ、膝から崩れ落ちる。
「おい何止まってる後、10kmだぞ。」
えっと汗が額に流れながら困惑する。
「え、じゃあその笛は?」「あと半分なのを知らせるため」
───はぁはぁと息がきれる。
驚愕の事実により白目をむき頭から地面に倒れる。
「おい大丈夫か?おい!──お」
気づくとベットの上だった。
……頭が何かで濡れている。ベットから起き上がり見てみると汗でまくらがぐしょりと濡れていた。「それはお前の努力の証だ。」急に声をかけられビクッとする。「ここは山の近くの組織の休憩所だ。ところでもう大丈夫になったか」えぇまあと言葉を返そうとするが、言いとどまるもしそう返したら、「じゃあ休んだときの時間を合わせて30km追加だ!!」なんて言うかもしれない
「えっいやまだ───」「俺が見たところ大丈夫だ体に損傷は一つもないしいけるな!!」
──言おうが言うまいが結果は同じだった…
ハードなランニングに戻る。
走ってる途中に疑問が浮かぶ。
なぜ僕の損傷が一つもないことを気づいたのだろう?手豆ができている可能性もあるのに倒れた時に体を見たのか?全然ありうるが、もしかしたら…
「すみません。エラロットは僕と同じ特殊体質とやらなんですか?」
少しびっくりした顔をしてから静かに
「ああそうだ…俺はな特殊な目を持っているんだ。だが同時にこれは俺の戒めでな」と悲哀に満ちたような顔をする。
その顔を見て、過去になにかったのだと即座に理解する。「余計な詮索すみません…」頭を深々と下げる。「いやいいよ…いいよ本当に」顔は苦笑いをしていた。
課せられたトレーニングで竹刀をものすごい勢いで振り回す。「あの後、ちょっと微妙な雰囲気になっちゃったな」余計なことを言ったと後悔する。「それはそれとして…」腕の限界と手汗で竹刀が吹っ飛ぶ。手の感覚が麻痺してくる。熱さで頭が痛くなり辛くなってくる。
「ここは一旦、休憩もとい息抜きのため脱走だ!!」
息抜きのためだけの本気の逃走が今始まる。
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