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神竜アストエルの眠る洞窟にアガタインの魔法で飛んできたルシアス達はアガタインの案内の元その場所へと歩いていた。狭い入り口を通り暫く歩くと広い空間にやって来た、目の前には巨大な金色に輝く竜が横たわっていた。
「あれが神竜アストエルだ」
アガタインがそう言うとルシアス達の頭に声が響いて来る。
「何用かな?人の子よ」
「アガタイン様、これは?」
「若き魔法使いよ、神竜アストエルの声だ」
「神竜は死んだのでは?」
「人の子よ竜に死はない、それは全ての竜族を生んだ私も同じだ、私もまたその身が完全に滅びる時卵から新しく生まれかわる」
「貴方の身体は完全に滅びていないと?」
「我が身体はもう滅んでいるがグムハザにそそのかされた我が息子ウィンガルの呪いによりこの死した身体に魂を縛り続けれている」
「私はルシアス、魔族達を封印する為に女神アイリス様からの神託に従い貴方の骨や鱗を取りに、そして邪竜ウィンガルの討伐にきました」
「ほう?ルシアスとやらよウィンガルを討つと?」
「はい」
「ふむ、そなたは確かにアイリスの加護をうけている者のようだな、ウィンガルを解放してくれるなら喜んでこの古いこの身体を渡そう」
「、、、、解放ですか、、、、?」
「そうだ、ウィンガルはグムハザの呪いを受けて堕ちた、だがウィンガルもまた竜族、その身体が滅びればまた卵から生まれその呪いから逃れることが出来るだろう、そしてそれは私の魂の解放にも繋がる」
「貴方の牙や骨から刀を作ればウィンガルの身体を切り裂くことは可能か?」
「黒髪の女剣士よ、我が牙から武器を作れば確実に切る事が出来るだろう、そしてアイリスの加護を受けし者ルシアスよそなたは我が血を飲むがいい、通常の人間には強烈な害を及ぼすだろうがそなたなら何倍もの力と知恵を得られるだろう」
「貴方の血を飲むためそしてその骨を得るためには貴方の身体を傷つけなければなりません、どうすれば?」
「神話の時代に私はグムハザに組する一人の神と戦った、その時に私は一つの爪を失った、この出口の先の山で先にその金色の爪が落ちているだろうそれをとって来るのだ」
「分かりました」
「ただ、その場所にはその神を祭る者達がいてお前達の邪魔をするかもしれん気をつけていくがいい」
「ルシアスよ、行って来るがいい、ワシはこのアストエル様と相談したいことがある、お前達がアシューリス達を追う時、私も力を貸そう」
「分かりました、ありがとうございます、アガタイン様」
そしてルシアスとアヤとルヴェーラは神竜の爪を求めて洞窟の外へと向かった。




