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 船に揺られてマドルス大陸の南端の王国メルダリオン王国の港街に着いたルシアス達は情報を集める為に王都へと向かう。

 港街にから都市を転々として馬車で1週間ほどでメルダリオン王国の王都デルガリンへとたどり着くとルシアスは自身達の素性を明かしてメルダリオン国王への謁見を願った。話を聞いた城の衛兵はルシアス達に暫く待つように伝えると王宮内へと入った。

 暫く待つと衛兵から謁見の許しが出た事を伝えてくる、ルシアス達は王宮の中へと招かれ広場まで案内されて少し間待つと毛皮のマントを見つけた威厳のある老王と屈強そうな騎士達がやってくる、ルシアン達は膝間づいて頭を垂れると老王は玉座に座り言った。


 「面を上げよ、ラーナドゥール王国の公爵、異国の王女、そして魔法使い殿」


 ルシアス達が顔を上げるとメルダリオン国王は続けた。


 「私の名はマディウス・バルト・メルダリオン、そなたらの名前を聞こう」


 「私はラーナドゥール王国のアカトス公ルシアス、こちらは親友のルヴェーラと、南方の島国である紫国の王女アヤ・イスルギ殿下です」


 「ふむ、同じシェイダルを国教とするラーナドゥール王国の公爵である貴公らを歓迎するぞ、アカトス公よ」


 「ありがとうございます、マディウス陛下」


 「貴公らがこの呪われた危険なマドルス大陸に来たのは何故だ?アカトス公よ」


 「はい、私達は魔族と呼ばれる者達の後を後を追っています」


 「魔族?魔物やグムハザの司祭達の者の事か?」


 「いいえ、遥か神話の時代、邪神ゾディアを打ち倒して呪われた英雄王や親族や臣下達の成れの果てです」


 「そうか、,、、、その魔族がここに来ているのか?」


 「いいえ陛下、私達は女神アイリス様から受けた使命のために旅をしていたのですがこのアヤ殿下の島国で魔族の公爵と候爵に敗れて女神アイリス様から授かった武具を壊されたために新しいアイリス様の加護を受ける為の素材とこの地にいる邪竜ウィンガルの討伐の為にこの大陸へやってきました。」


 「?!、ウィンガルの討伐だと!」


 「はい」


 「貴公達だけでか??」


 「はい、それが私達に課せられた使命です」


 「アカトス公よ、ウィンガルを討伐することはこのマドルス大陸に住む全ての人々の安全や未来に繋がるであろう、しかし過去この国の勇猛な騎士達や別の大陸の勇者や魔法使いなどが討伐に向かっていたがそのいずれもがウィンガルを討ち倒すことは敵わなっかった。恐らく挑めば貴公らも、、、、、、」


 「そうですね、私達にはもう一つの使命である聖なる武具の素材となる物の探索を先にするつもりです」


 「若き魔法使い殿よ、その素材とは?」


 「神竜アストエルの骨や鱗などです」


 「そうか、、、、神竜アストエルの骨や鱗、牙から作られた武具なら確かにウィンガルの身体を切り裂く事が出来るかもしれんな、、、」

 

 「はい、アストエルの身体がある場所について何か情報があればと思い陛下の元にやってまいりました」


 「、、、、賢者アガタインに聞けば何かわかるかもしれん」


 「賢者アガタイン?」


 「うむ、遥か神話の時代から生き続けるという伝説の魔法使いだ、私が幼い頃一度だけ会ったことがある」


 「その方の所在は?」


 「今も変わらなければこの国の外の西方の集落の一つだ、地図を渡そう」


 「ありがとうございます、陛下、私達はアガタイト様の元へと向かいましょう」


 「分かった、気をつけていくがよい」


 「はい、それでは失礼いたします」


城を出るとアヤが言った。


 「直ぐにアガタイン殿の元へ向かおう」


 「いいえ、アヤ、一度港街に戻りましょう」


 「何故だ?ルヴェーラ?」


 「私達だけでは困難でしょうから、船に居るゴレムを連れていきましょう」


 「そうだな、確かにゴレムが居れば心強いな」


 「分かった、皆、行こう!」

 

 ルヴェーラの提案でルシアス達は一先ずアイアンゴーレムのゴレムの居る港街へと戻って行った。

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