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 翌日目を覚ましたルシアスは朝早くから神龍の骨などで出来た剣と鎧を身に着けて剣を振った。剣も鎧の重みも全く感じることは無かった、次に頭に刻まれた魔法を回りに被害が及ばないように軽く試してみる。


 (これが神竜の力、、、、)


 「大したものだな、ルシアス」


 「アヤ、見ていたのか」


 「おはようございます、二人とも準備は出来ているようですね、それではウィンガルの元へ向かいましょうか?」

 

 アヤに続き出てきたルヴェーラがそう言った。


 「ああ!頼む!ルヴェーラ」


 ルシアスとアヤの元へ近づくとルヴェーラはテレポートの魔法を使う、すると三人は光に包まれてその場から消える、次の瞬間三人は暗い雲に包まれた丘へと姿を現す、三人はの前には大きな二つの角を生やした黒いオーラを放つ竜がいた。


 「我はウィンガル、貴様らは何者だ?」


 「お前を討ちに来た!」


 「面白い!小さき者達よ我が氷の吐息受けて見るがいい!」

 

 そう言うとウィンガルは口から凍えるようなブレスを吐き出した、ルシアスが魔法の障壁を張ってそれを防ぐとアヤが刀を手にウィンガルの前足に切り込みに走る、それを見たルヴェーラはアヤの刀に切れ味がます府呪魔法を使う。アヤはウィンガの爪を交わしながら大きく跳躍して刀を振るった。


 「イスルギ流剣術奥義、無明剣!!」


 アヤの刀はウィンガルの爪を切り落とした。


 (刃が通じる!)


 そう思ったアヤに怒り狂ったウィンガルは巨大な尻尾をアヤに振るう。素早くアヤの前に出たルシアスはその重い一撃を盾を構えて防ぐ。


 「人間如きが我が一撃を防ぐだと!?、、、貴様は、、、これは?!アストエルの力を感じるぞ!?」


 そう言うとウィンガルは翼を羽ばたかせ空へと飛び上空から氷のブレスを吐く。


 ルシアスが再び魔法の障壁でブレスを防ぐ。


 「空に上がられたら攻撃が出来ない!ルヴェーラ!何か手はあるか?!」


 「ルシアス、暫くそのまま防いでいてください!」


 「分かった!」


 ルシアスがウィンガルのブレスを防ぐ中、ルヴェーラは究極の破壊魔法であるメテオストライクの魔法を使うために全力で集中する。ルシアスがウィンガルの数度のブレスを防いでいると暗雲を切り裂くかの様な赤い光が差した、そして小さな隕石がウィンガルの翼に振り注いだ。


 メテオストライクの魔法がウィンガルの翼を打ち砕くとウィンガルは大地へと倒れた、アヤは倒れたウィンガルの頭に切り掛かる。


 「イスルギ流剣術奥義!斬岩剣!!」

  

 鋭い神竜の骨で出来た刀に必殺剣を振るいアヤはウィンガルの頭を二つに切り裂いた。


 「討ち取ったぞ!」


 アヤがそう言うと暗雲に光が差しこんで倒れたウィンガルの身体を包みウィンガルを覆っていた黒いオーラが消えて行った。そしてウィンガルから一つの卵が産まれた。すると頭から声神竜の声が聞こえてくる。


 「良くやってくれた、ウィンガルは解放され我が魂も解放されるだろう、アイリスの加護と我が血を受けた勇者とその仲間達よ最後に一つ頼みたい」


 「どんな願いでしょう?」


 「我とウィンガルの卵を保護して竜族の元へと届けてくれ」


 「約束します、バルアに運ばせましょう」


 「礼をいうぞ、赤き目の勇者よ、、、、」


 それからアストエルの声は聞こえることは無かった。ルシアスはバルアを呼ぶと、アガタインがルシアス達の元へとやって来た。


 「見事だ、ルシアス、アヤ、ルヴェーラよ、この神竜の卵を持ってアイリスの加護を受けに行くがいい、私もメルダリオン王国の王にウィンガルを討った事を伝えてレイノルズ王国へと向かいお前たちを待とう、準備が整ったらハーディス王の眠る地へと案内しよう」


 「ありがとうございます、アガタイン様」


 そう言うとアガタインはテレポートの魔法で姿を消した。暫く待つと成体になったバルアがやってくる。


 「ルシアスよ、よくやってくれた、またお前に会えて良かった」


 「ああ、バルア!ゾルデルの元へ行こう、俺達の乗せて飛べるか?」


 「無論だ、乗るがいい」


 三人が卵を持ってバルアの背に乗るとバルアはコーレリア諸島へと飛び立った。

 

  


 

 

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