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とある男、死す
初投稿です
馬場 鹿男17歳
工業高校に通う男子高校生である
鹿男は学校をさぼり、繁華街にあるゲームセンターに向かっていた。
繁華街に向かう途中の住宅街で音楽を聴きながら散歩を楽しんでいた。
そして、交差点の曲がり角に差し掛かった時だった。
「お、なんだあれは?」
鹿男が目にしたのはこの世のものとは思えないほど透き通った水色をした猫である。
しかし、次の瞬間にはトラックが交差点を曲がってきて、その猫を撥ねようとする勢いで進んできた。
「危ねぇ!」
鹿男は考えるよりも先に体が動き、猫に向かって体を投げ出していた。
だが、そんなことをすればトラックとぶつかることは目に見えている。
そうして、馬場鹿男の第一の人生は幕を閉じた。